『呪術廻戦』にて女性人気の高いキャラクター、「ナナミン」こと七海建人。
呪術高専を卒業後、サラリーマンとして一般企業に就職していた過去を持つなど一風変わった彼ですが、作中でのキャラクター人気はTwitterのトレンドに乗るほどです!
五条悟と同じく、女性の心をがっちりと掴んでいる彼ですが、一体どのような所が人気なのでしょう?
今回は、脱サラ呪術師と名高い七海建人についてその魅力を紹介していきます!
>>呪術廻戦の漫画全巻無料で読める方法やアプリはある?安い電子書籍の最安値クーポンをまとめて紹介
>>呪術廻戦アニメ無料動画見逃し配信を公式サイトで1話~全話フル視聴する方法まとめ
七海建人とはどんな人物?プロフィールを紹介
名前 | 七海 建人(ななみ けんと) |
愛称 | ナナミン |
身長 | 184cmくらい |
等級 | 一級呪術師 |
一人称 | 「私」 |
好きな食べ物 | パン(割とグルメ) |
イメージソング | ・ゆらゆら帝国『ゆらゆら帝国で考え中』 ・フジファブリック『サボテンレコード』 |
ストレス | 五条悟 |
CV | 津田健次郎 |
非呪術師の家系出身で、母方の祖父がデンマーク人のクォーター。
サラリーマンのようなスーツと、独特な形をした眼鏡に、七三分けがトレードマークの一級呪術師。
呪術高専卒業後は一般企業で4年勤めたこともある元サラリーマンです。
高専教師ではないという理由で、虎杖からは「ナナミン」という愛称で親しまれていました。
冷静沈着で物事を俯瞰的に見ることができ、常に真顔で表情をあまり崩しません。
誰にでも丁寧に話しますが、基本的には無愛想。
しかし実力は確かなもので、一つ上の先輩である五条悟からは絶大な信頼を寄せられています。
一方で、七海は五条に対し、信用・信頼はしているが尊敬していないとばっさり切る一面も……。
真面目でクールなところが、人気の秘密の一つですね!
作中随一の好人物
真面目でクールな七海ですが、その内心では情が厚く、自身が認めた相手には相応の敬意を示す懐の大きさがあります。
責任感が非常に強く、仲間を殺した相手には激怒する熱い一面も!
冷たい印象に反して、実際には身内に甘く人の良い人物であることが分かってきます。
そっけない態度とは裏腹に生徒達への愛情は深く、当初は虎杖のことも認めないと言いながらも、彼の人間性を認め高く評価しています。
呪詛師に仲間の悪口を言われた際にはボコボコに仕返すなど、ファンからは「いい人」「頼りになる大人」と高評価!
作者である芥見下々先生からは、女性ファンに対して「五条ではなく、ナナミンにしろ」とまで言われています(笑)
五条悟からの信頼が厚い
七海建人は、基本的にワンマンプレイである五条からの信頼も一際明るいキャラクターです。
それを証明するのが、死んだとされた虎杖に、五条が真っ先に会わせたのが七海健人だったからです。
五条は虎杖を成長させるための任務に七海をあてがい、それらが終了した後には「オマエに頼んで正解だったよ」と声を掛けていました。
自他共に厳しい七海自身も、五条のことは「信用もしているし、信頼もしている」と本人の目の前ではっきりと言っています。
高専時代の先輩後輩の関係であり、また七海が呪術師に戻る際にも真っ先に連絡を取ったのは五条です。
お互いの信頼関係がはっきり表れていたシーンですが、「ですが尊敬はしていません」と言い切ったところにも七海健人の性格が出ているなと思いました!七海建人が呪術師を辞めた理由
七海健人は、呪術高専の卒業生でありながら珍しい経歴を持っています。
それが、サラリーマンとして一般企業に勤めていたというもの。
七海は高専卒業後、呪術師を辞めて一般人として生きることを望んでいました。
真面目で責任感の強い七海建人が呪術師を辞めた理由とは?
そこには、彼の様々な過去が関係しています。
仲の良い同級生・灰原雄の死
七海建人の唯一の同級生である、灰原雄。
彼は呪術師にしては珍しく素直な性格で、常に周囲に対し明るく振る舞っていました。
当時先輩だった夏油傑を慕っている一面もあり、愛想のない七海とは対照的な性格だったからこそ、七海は彼に対して思うことがあったのかもしれません。
しかし、灰原は七海と向かった任務で、呪霊退治に失敗し命を落とします。
目の前で唯一の同級生を失った悲しみ。
他人のために命を投げ出す覚悟を、時として仲間に強要しなければならない現実を正しく突き付けられたのでしょう。
そしてこの同級生の死が、直接の原因ではないものの、慕っていた先輩である夏油傑の離反を招くことになります。
このことから、七海は「呪術師はクソ」だという結論に至ったのでした。
呪術師としての自分の価値
呪術高専を卒業したあと、七海健人は証券会社で働き始めます。
業務成績に振り回される日々。慣れない新人の教育や、無責任な上司の対応。
そんなものに毎日精神的な疲弊を覚えていた彼ですが、ある日、常連として通うパン屋の女性に低級呪霊が取り憑いているのを発見します。
一度は無視した七海ですが、数日後に体調不良を訴える女性。
彼女の姿に、七海建人の真面目な部分が顔出します。
七海はその場で呪霊を祓いました。そして女性は、七海が何をしたのかは分からなかったものの、彼のおかげで体調が治ったと深く感謝します。
それがきっかけになり、七海は自分が「やりがい」や「誰かに必要とされること」を望んでいたのだと気付きました。
そして、彼はもう一度呪術師の道を歩くことにしたのです。
七海建人の強さと術式・十劃呪法(とおかくじゅほう)
七海建人の呪術師としての等級は一級です。
特級の下に位置する階級ですが、一級呪術師もそれほど多くいるわけではありません。
一級呪術師になれるのは選ばれた呪術師だけであり、呪術界を4年離れていた彼がこの地位にいることが、彼の強さを示していると思われます。
七海建人の戦闘スタイルは武器を使った近接戦です。
武器は大鉈。普段は呪符を巻いており、領域展開は習得していませんが、黒閃の連続発生記録を持つ強さを秘めています。
体術もかなりのもので、腕利きの呪詛師程度なら肉弾戦で勝利でき、釘崎野薔薇に「レベルが違う」言わしめたほど。
そしてそれを可能にしているのが、七海の術式と、彼自身に課せられた縛りなのです。
十劃呪法「瓦落瓦落(がらがら)」
七海建人の術式は、どんな相手や物体に対しても、対象の長さを線分したとき7:3の比率の点に強制的な弱点を作り出すというものです。
全長だけでなく、頭部や腕などを部分的に指定することも可能。
弱点を的確に攻撃することができれば、かなりの威力を発揮することができます。
その中でも十劃呪法「瓦落瓦落」とは、建物をクリティカルヒットによって倒壊させ、破壊した対象に呪力を篭める拡張術式です。
どんな呪霊に対しても高威力な攻撃のできる技ですが、即座に避難しないと自分が巻き込まれるリスクもある大技中の大技!
対真人戦では敵をかなりのところまで追い込み、事実上七海の必殺技でもあります。
呪力を制限した〝時間による縛り〟
七海は自分に「時間」による「縛り」を課しており、普段は呪力を制限していますが、彼の定めた時間を超えて戦うと、呪力が上昇する特性を持ちます。
七海はそれを「時間外労働」と例えていましたが、サラリーマン時代を経験した彼らしい例えですね。
右の拳で建物を破壊したり、並みの攻撃が一切聞かなくなるほどの耐久力を得ることができます。
十劃呪法「瓦落瓦落」はこの「時間外労働中」でしか使えない技なので、七海の奥の手の一つとも言えます!
七海建人のかっこいい名言集
七海建人には、思わず頷きたくなるほどの名言がたくさんあります!
これも、読者の心を掴んでいる理由の一つですね。
今回は、その一部を紹介したいと思います。
労働はクソ
一般企業で働き気付いたことは、労働はクソということです
引用:呪術廻戦 3巻
全くもってその通り!!!!!!!!!!!
全力で頷きたくなる名言が、彼の初登場によって生み出されます。
呪術師も一般企業も勤めたからこそ言える七海建人の言葉。
奥が深いですね。
小さな絶望の積み重ねが人を大人にする
枕元の抜け毛が増えていたり
お気に入りの総菜パンがコンビニから姿を消したり
そういう小さな絶望の積み重ねが、人を大人にするのです
引用:呪術廻戦 3巻
身に染みる言葉です。
いかに七海が日頃苦労しているかが窺えますね。
しかしそう在ってでも呪術師として生きる――それが七海の魅力だと考えます。
死なない程度にしてくださいよ
死なない程度にして下さいよ
今日、君がいなければ私が死んでいたように、君を必要とする人がこれから大勢現れる
虎杖くんはもう、呪術師なんですから
引用:呪術廻戦 4巻
出会った当初、宿儺の器だった虎杖を七海は呪術師として認めていませんでした。
あくまで信用と信頼のある五条が言い出したことだったから従っていたに過ぎない七海でしたが、虎杖と過ごし、彼の人間性に触れたことから自分の考えを変えた瞬間です。
そしてそれを虎杖に告げることができる。
正しく大人。これぞ真の大人だと思える名言でした。
七海建人は死亡が確定している
これまで七海建人の魅力を伝えてきましたが、彼は「呪術廻戦」14巻にて死亡が確定しています。
特級呪霊「陀艮」との戦闘終了後、すぐに同じく特級呪霊「漏瑚」によって上半身を焼かれてしまいました。
しかし七海は屈強な呪術師です。
上半身を爛れさせ、片眼を失いながらも武器を持って歩き出しました。
そして、一人で数多くの呪霊と戦い葬ります。
最後に出会ったのは真人でした。気が付いたときには彼に触れられており、絶命の淵に立っていたのは一目瞭然です。
最期に思い出したのは級友・灰原雄
七海は最期、級友を思い出して「自分は何がしたかったのだろうか」と問い掛けます。
呪術師が嫌になって逃げたくせに、やり甲斐なんて曖昧なものを求めて出戻った自分。
ふと眼前には、灰原が立っていました。
彼はあらぬ方向を指差しています。
そこに居たのは駆けつけた虎杖悠仁でした。
七海は、灰原の言いたいことが分かっていました。
だがそれを虎杖に言ってはいけない、言えば彼にとっての〝呪い〟になると自分を律します。
恐らくこの言葉は、灰原が最期のときに七海に言った言葉だったのでしょう。
七海にとって〝呪い〟になってしまった言葉。
死ぬことに悔いなんてなかったはずなのに、七海は同じ言葉を口にしてしまいます。
「虎杖君。後は頼みます」
そう言って、七海は真人の無為転変にて身体をバラバラにされてしまいました。
呪術廻戦を全巻半額以下で読む方法
まとめ
今回はナナミンこと七海建人の魅力を紹介させてもらいましたが、いかがでしたでしょうか?
過去、経歴、強さ、どれが欠けても七海健人というキャラクターは完成せず、それぞれに彼の持ち味があります。
既に最期が決まっているキャラクターでもありますが、その散り際まで彼の人となりが詰められた最高の呪術師。
自分のため、仲間のため、弱き人たちのために最期まで戦った七海建人というキャラクターの魅力!
それらが伝わったなら幸いに思います。
コメント