東京卍リベンジャーズ212話にて、ついにその姿を現わした瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)。
三天時代の一強であり、佐野真一郎率いる初代黒龍(ブラックドラゴン)の幹部を部下にしていることから、一気にその名前を広めましたね。
作中でもまだまだ謎の多い人物として描かれている瓦城千咒ですが、一体どんな人物なのでしょう。
この記事では、瓦城千咒の現在判明しているプロフィールと共に、その正体や強さとマイキーとの関係を考察していきたいと思います。
この記事はネタバレが含まれるため、まだ本編を読んでいない人はご注意ください。
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東京リベンジャーズの瓦城千咒とは?詳しいプロフィールを紹介
名前 | 瓦城 千咒(かわらぎ せんじゅ) |
本名 | 明司 千壽(あかし せんじゅ) |
声優(CV) | 不明 |
所属 | 梵(ブラフマン)・首領 |
年齢 | 高校1年生 |
性別 | 女 |
身長 | タケミチ(165cm)よりは低い |
体重 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | 雨に濡れること |
東京卍リベンジャーズ212話にて、初登場した瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)。
その全貌は未だ謎に包まれていますが、小柄な体型でありながらマイキーと同格の強さを持つことが明らかになっています。
敵チームと一触即発になりながらも「雨に濡れたくない」とマイペースな性格の持ち主。
部下からも気安く呼び捨てにされているなど、クールな見た目に反して付き合いやすい人物なのかもしれません。
215話では性別が女であることも明かになり、益々その謎が深まりました!
瓦城千咒は梵(ブラフマン)の首領(トップ)
瓦城千咒は三天時代を形作る組織の一つ、梵(ブラフマン)の首領です。
10年前の過去で、三つ巴状態として抗争を繰り広げている組織は以下の通り。
チーム名 | 肩書き | 人物 |
---|---|---|
六波羅単代 (ろくはらたんだい) | 総代 | 寺野 南 (てらの さうす) |
梵 (ブラフマン) | 首領 | 瓦城 千咒 (かわらぎ せんじゅ) |
関東卍會 (かんとうまんじかい) | 総長 | 佐野 万次郎 (さの まんじろう) |
瓦城千咒は佐野万次郎こと、マイキーと肩を並べるチームのトップに君臨しています。
東京の不良を統べる三強の一人として、注目が高まっている瓦城千咒。
瓦城千咒の初登場に関しては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、是非ご覧下さい。
千咒の意味は?名前に隠された秘密
すべてが謎に包まれた人物と山岸が語っていた、梵(ブラフマン)首領の瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)。
そこで瓦城千咒が持つ名前の意味を調べてたところ、「咒」は漢字辞典でこのように記されていました。
「咒」…のろう。のろい。
引用先:漢字辞典ONLINE.
① 憎んでいる人に災いが起るように祈る。また、その言葉。
② まじない。まじなう。病気や邪気を払うために祈る。また、その言葉。
③ いのる。神仏に祈る。
一見不吉な読み方を持つ「咒」ですが、その中身はとても興味深いです。
特に①では「憎んでいる人」と表記されていますが、別の辞書では「悪意を持つ人」と表記されているものもあります。
『悪意を持つ人』と言われて思い浮かぶのは、タケミチ個人に明確な悪意を持っていた稀咲鉄太ですね。
そして稀咲鉄太といえば、死ぬ間際に何か真に迫ることを語ろうとした伏線が注目されています。
また彼が最期に利用していたのが、マイキーに悪意を持って近付いた黒川イザナの存在。
どちらも『悪意を持つ人』であり、タケミチとマイキーはこれを自分たちの力で退けました。
しかし10年後の未来のマイキーの首元には、悪であったイザナを象徴する天竺のタトゥーが彫られています。
タケミチはそんなマイキーを救うためにタイムリープをしましたが、ここでキーマンになってくるのが瓦城千咒でしょう。
- 悪意を持つ人に災いが起るように祈る。また、その言葉。
- まじない。まじなう。病気や邪気を払うために祈る。また、その言葉。
名前の由来からして、瓦城千咒はマイキーを打倒・救う手助けをしてくれる可能性が高いと考えます。
実際に東京卍リベンジャーズ212話では、瓦城千咒率いる梵(ブラフマン)が自分たちのチームにタケミチをスカウトしていました。
名前の元ネタは千手観音
瓦城 千咒(かわらぎ せんじゅ)の読み方は、千手観音が由来していると考えられます。
ここで、瓦城千咒が首領とする梵(ブラフマン)の意味を見て見ましょう。
梵(ブラフマン)
引用先:goo辞書
インドの正統バラモン教思想における最高の理法。宇宙の統一原理。万有の根本原理。梵 (ぼん) 。
バラモン教とはヒンドゥー教の前身となった宗教です。
ヒンドゥー教体系における神々の一人にもブラフマンは存在しており、三神一体の一人・ブラフマーとしてその名前を残しています。
そして、10年後の未来でマイキーが首領としている梵天には、宗教的にこのような意味があります。
梵天(ぼんてん)は、仏教の天部の一尊。古代インドの神ブラフマーが仏教に取り入れられたもので、十二天に含まれる。梵はbrahmanの漢訳。 ブラフマーは、古代インドにおいて万物実存の根源とされた「ブラフマン」を神格化したものである。ヒンドゥー教では創造神ブラフマーはヴィシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊神)と共に三大神の1人に数えられた。
引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B5%E5%A4%A9
このことから、千咒の梵(ブラフマン)とマイキーの梵天(ぼんてん)には大きな繋がりがあることがあることが分かりますね。
そしてブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァにはサハスラブジャという異名があり、これは「千の手」あるいは「千の手を持つも者」という意味があります。
それこそが千手観音の語源であり、千の掌と千の眼で人びとの願いを見つけて無限の慈悲の手を差しのべる、千手観音菩薩の在り方となっています。
瓦城千咒の「咒」の文字には〝病気や邪気を払うために祈る〟という意味も含められますので、生き様がこの名前に込められているのではないでしょうか。
瓦城千咒の正体は女の子でマイキーの妹!佐野真の隠し子か
初登場時より注目の集まる瓦城千咒ですが、彼の素性は全くの謎に包まれています。
東京卍リベンジャーズ208話にて山岸がタケミチに梵(ブラフマン)のことを説明してくれたときも、「〝最強〟を謳うナゾの愚連隊」として紹介していました。
なかでも瓦城千咒の情報はほとんどないらしく、タケミチの周囲も皆が口を揃えて「ナゾの男」と言っていますね。
しかしこの記事では、瓦城千咒の正体は佐野真の隠し子であり、マイキーの異母兄妹であると考察します。
初登場時より注目の集まる瓦城千咒ですが、彼の素性は全くの謎に包まれています。
東京卍リベンジャーズ208話にて山岸がタケミチに梵(ブラフマン)のことを説明してくれたときも、「〝最強〟を謳うナゾの愚連隊」として紹介していました。
なかでも瓦城千咒の情報はほとんどないらしく、タケミチの周囲も皆が口を揃えて「ナゾの男」と言っていますね。
瓦城千咒は中学生か
千咒の年齢は今のところ明かされていません。
しかし初登場にてタケミチが彼女を「小さい」と言っていた所を見ると、その身長は165cm以下だということが分かります。
また、作中において身長165cmのタケミチよりも低いのはマイキー(162cm)だけです。
ですがマイキーを見慣れているはずのタケミチが「小さい」と言うからには、千咒の身長はそれよりも低いはず。
つまり瓦城千咒の身長は150cm代であり、女の子であることを鑑みても年齢は13~15歳程度だと推察します。
東京リベンジャーズ215話でも制服を着ていましたので、恐らく中学生ではないでしょうか。
それでは次から、千咒とマイキーに血縁関係はあるのか、詳しく考察していきましょう。
明司武臣と三途春千夜の兄妹(※7/28追記)
しかし東京リベンジャーズ215話と216話にて、瓦城千咒は女の子であることが判明!
加えて瓦城千咒とは源氏名であり、本名は明司千壽(あかしせんじゅ)であることも明らかになりました。
瓦城千咒とマイキーは血縁関係にある?その根拠を解説
両親亡き後、真一郎、マイキー、エマの三人を育てたのは祖父である佐野万作です。
黒川イザナはマイキーの異母兄妹かと思われましたが、東京卍リベンジャーズ20巻にて血の繋がりはなかったと判明。
しかしここにきて、瓦城千咒がマイキーと血縁関係にある根拠が多く出てきました。
背格好と顔立ちが似ている
一番の注目は千咒の顔立ちです。
髪型も未来のマイキーと似通っており、表情もどこか佐野家の血を思わせますね。
低身長であるという点も共通しており、違いは目元くらいでしょうか?
笑った顔なんかはマイキーやエマにそっくりです!
マイキーの父親である佐野真がいつ事故死したのかは不明ですが、妻亡き後に黒川カレンとエマを作ったのは確かです。
エマが生まれた直後に亡くなったという可能性もありますが、それでも当時は一緒に暮らしていたイザナが佐野真の存在を回想しないのは不自然ですよね。
つまり佐野真は、黒川カレンとの間に子どもを成していながら再婚はしていなかったということでしょう。
彼がいつ頃死亡したのかは分かりませんが、他の女性との間に子どもがいても不思議ではなく、それが瓦城千咒である可能性が高いです。
初代黒龍の幹部を連れている
梵(ブラフマン)の首領として君臨している瓦城千咒ですが、彼女の仲間は初代黒龍(ブラックドラゴン)であることが判明しました。
黒龍(ブラックドラゴン)はマイキーの兄である佐野真一郎が作ったチームです。
現在の梵(ブラフマン)幹部は以下の通り
- 荒師 慶三(あらし けいぞう)
- 今牛若狭(いまうし わかさ)
- 明司武臣(あかし たけおみ)
この3名は初代黒龍(ブラックドラゴン)の創設メンバーであり、佐野真一郎の側近たるメンバーでした。
そんな彼等が佐野真一郎以外の人間を自分たちのトップに据えている。
その事実が、千咒と佐野家の関係を否定しきれません。
名前に数字が入っている
瓦城千咒の名前にも、佐野家の特徴を感じますね。
- 真〝一〟郎
- 〝万〟次郎
- 〝千〟咒
このように、数字を表す漢字が入っていることから血縁関係を示唆しているのかもしれません。
ちなみに東京卍リベンジャーズで〝千〟の名前が入ったキャラクターは他にもいます。
- 松野 千冬
- 三途 春千夜
しかしこの2名は、数字を意味する千(せん)の読み名ではありません。
作者である和久井先生がそこまで意図して描いているとしたら、さすがとしか言いようがありませんね。
千咒が偽名である可能性
一方で、瓦城千咒(せんじゅ)という名前が偽名である可能性もあります。
何故なら千咒の性別は女の子であり、またセーラー服を着ていたことから真面目に学校へ通っていることが予想されます。
三天時代に名を馳せるチームのトップに君臨している瓦城千咒です。
その名前は一定数の一般人にも広まっていることが予想され、そんな状態で学校に通い、また性別を隠すのは難しいですよね。
つまり瓦城千咒とは偽名であり、本名は別にあると考えます。
- 真〝一〟郎
- 〝万〟次郎
- 〝千〟咒 → ???(百が入る?)
この記事で本名に『百』の数字が入るのではないかと予想!
『ももか』なんて名前だったら可愛いですね。
マイキーが闇落ちする原因である可能性
タケミチがタイムリープする前の10年後の未来にて、マイキーは闇堕ちしてしまっています。
関東事変で全てを解決したにも関わらず、闇堕ちの未来を回避できなかったマイキー。
その原因が瓦城千咒である可能性は高いです。
三天時代の結末が10年後の梵天か
10年前の過去では、3つのチームによる〝三天時代〟へと突入しています。
それにより、未来の梵天は三天時代の天下(トップ)をとったと意味している線が濃厚となりました。
ここで梵天のメンバーと、三天時代のチーム分けを比べてみましょう。
メンバー | 10年前 | 10年後 |
---|---|---|
佐野 万次郎 | 関東卍會 | 首領 |
明司 武臣 | 梵 | 梵天相談役 |
三途 春千夜 | 関東卍會 (元天竺) | 梵天No.2 |
鶴蝶 | 六波羅単代(元天竺) | 梵天No.3 |
灰谷 蘭 | 六波羅単代(元天竺) | 梵天幹部 |
灰谷 竜胆 | 六波羅単代(元天竺) | 梵天幹部 |
望月 莞爾 | 六波羅単代(元天竺) | 梵天幹部 |
九井 一 | 関東卍會 (元天竺) | 梵天幹部 |
このように、六波羅単代、梵(ブラフマン)、関東卍會の3チームが入り交じったメンバー構成となっています。
マイキーは関東卍會で〝総長〟という肩書きを背負っていましたが、梵天では〝首領〟と表記されています。
千咒が梵(ブラフマン)で背負っていた肩書きが〝首領〟ですが、これは偶然でしょうか?
また、梵天というチーム名は、恐らく梵(ブラフマン)と天竺に由来したものでしょう。
マイキーどうして自らがトップのチーム名を、千咒が従えた梵(ブラフマン)と黒川イザナが従えた天竺から取ったのでしょうか?
瓦城千咒と黒川イザナ。それは両名とも、マイキーの家族となるべき人物であったことに他なりません。
瓦城千咒の死がマイキー闇堕ちの原因
黒川イザナは結果としてマイキーの血縁ではありませんでしたが、佐野真一郎は彼を本気で弟として扱っていました。
そしてそれは、マイキーが真実を知ってもそうであったと思います。
最終的には黒川イザナ死亡という悲しい結末に終わってしまいましたが、10年後の未来でマイキーはイザナのピアスの柄を刺青に。
加えて千咒が率いたチーム名と肩書きを背負っているところを見ると、マイキーに対し瓦城千咒が何かしらの影響を与えたことは明かです。
恐らく瓦城千咒はマイキーの異母兄妹であり、マイキーはそれを知らずに殺害。
のちに真実を知ったマイキーが絶望の末、闇堕ちしたのではないでしょうか?
梵(ブラフマン)幹部であった明司が梵天の相談役に付いている所を見ると、家族を失ったマイキーを見捨てておけなかったのかもしれません。
瓦城千咒の強さは?蹴り技が得意か
瓦城千咒は佐野万次郎と同格と言われるほどの強さを秘めています。
初登場時に見せたのは軽い身のこなしと重たい蹴り!
小柄でありながら、一回り以上も大柄な寺野サウスをよろめかせています。
こういった点も佐野家の血を窺わせるところですね。
身体の使い方や得意技が蹴りであるところを見るとマイキーと似ていると言わざるを得ません。
無比の瓦城千咒
マイキーが〝無敵のマイキー〟と呼ばれていたように、千咒は〝無比の瓦城千咒〟と呼ばれています。
他に敵がいないとされる無敵。
他に比べるものがないとされる無比。
その意味はどちらの同じものであり、ここでもマイキーとの対比が描かれています。
瓦城千咒の目的はマイキーの阻止か
東京卍リベンジャーズ211話にて、梵(ブラフマン)は花垣武道(タケミチ)をスカウトしにきました。
六波羅単代がドラケンをスカウトにしに来たのとは違い、タケミチに戦闘能力的な強さはありません。
むしろ不良の中では弱い方に分類されますが、梵(ブラフマン)はどうしてタケミチを仲間に引き入れたいのでしょうか?
その理由は、東京リベンジャーズ215話にて明かされました。
梵(ブラフマン)は関東卍會と激突するに辺り、なるべくモメずに手を打ちたいという思惑がある様子。
そのために、マイキーが心から信頼しているタケミチを欲しがっているのです。
その思いが特に強いのは梵(ブラフマン)No.2の明司武臣であり、千咒と二人で佐野万次郎(マイキー)が悪い大人にならないために動いているのでした。
マイキーの兄でもある佐野真一郎に絶大な信頼と尊敬を向けていた初代黒龍(ブラックドラゴン)。
彼等は、真一郎の弟であるマイキーが道を踏み外そうとしているのを見過ごせないということですね。
幼い頃に両親を失い、兄も悲運な死を遂げ、関東事変では妹であるエマをも失ったマイキーです。
そんな彼の前に現われるのが兄を支えたメンバーと異母兄妹の瓦城千咒と考えれば、彼等の目的もおのずと理解できます。
瓦城千咒の死の回避がマイキーを救う
マイキーを救うためにタイムリープしてきたタケミチですが、彼はその目的のために東卍のメンバーを巻き込むことを躊躇っています。
過去の東卍メンバーは、相棒であった松野千冬を含め全員が不良から足を洗っていました。
10年後の未来でも、それぞれが自分の夢を叶えるなど幸せな生活を送っています。
現状一人で戦わなければならないタケミチですが、彼はマイキーを救うためのミッションをまだ把握できていません。
しかしマイキーの闇堕ちを阻止する術が瓦城千咒の死の回避であるならば、今後二人が行動を共にすることがキーになってくるでしょう。
瓦城千咒のまとめ
三天時代の一角、梵(ブラフマン)の首領として登場した瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)。
彼女の正体は佐野真の隠し子であり、マイキーの異母兄妹である可能性が高いです。
そう考えられる根拠は以下の通り。
- 佐野真一郎が率いた初代黒龍(ブラックドラゴン)の創設メンバーを従えている
- マイキーと背格好や顔立ちが似ている
- 得意なのは蹴り技
- マイキー闇堕ちの原因が瓦城千咒の死である可能性
- 10年後の梵天は梵(ブラフマン)に起因している
このことから、瓦城千咒はマイキーと血縁関係にあり、またタケミチと協力して未来を変えていく可能性が高いと推察します。
最終章に入って益々の盛り上がりを見せる「東京卍リベンジャーズ」
その重要人物として新しく登場してきた瓦城千咒から目が離せませんね!
以上、「瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)とは?正体や強さとマイキーとの関係を考察」でした!
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