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王様ランキングのミランジョとは?鏡の正体と目的や魔神との約束と母親関係まで徹底解説

漫画「王様ランキング」にて重要なキャラクターであるミランジョ

ボッス王国を崩壊に貶めるいわば黒幕のような立ち位置である人物ですが、その正体は長らく明かされていませんでした。

しかし「王様ランキング」最新刊にてミランジョの過去が発覚!

そこで今回は、王様ランキングのミランジョとは?鏡の正体と目的や魔神との約束と母親関係まで徹底解説します!

目次

王様ランキングのミランジョとは?

王様ランキングに登場するミランジョとは、ボッスの子であり母でありそして師のような存在です。

人形に魂を移しており、過去にはフードを被って行動する姿が見られました。

古くからボッスに仕えているアピスやドルーシは彼女の存在を知っており、特にアピスはミランジョを恩人として慕っています。

ボッスの前妻であるシーナ王妃が亡くなった大戦で、共に死亡したかと思われていましたが思いがけぬ形で生存。

正体を隠してダイダに政治的な助言をしており、その諭しと的確なアドバイスが彼の自信を裏付けていました。

ミランジョの能力

ミランジョは聡明で魔力の高い女性です。

過去には純粋で美しい心を持っていましたが、度重なる悲劇によりその思想はいびつに歪み、ミランジョ自身でさえ醜い存在になったと自覚していました。

魔神との契約によりゆがんだ存在になったミランジョは、持ち前の魔力を駆使して様々な能力を使うことができます。

鏡の魔法

『鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?』で知られる鏡の魔法!

王様ランキングの世界では、世界で一番強い人間を突き止める能力をミランジョは使っています。

使用条件は相手に呪文を唱えてもらうことですが、王様ランキングという概念のある世界では便利な能力ですね。

魔女の魅了

ミランジョは魔物や魔獣を操る魔女の『魅了』を使用することができます。

理性のない生き物ほど操りやすいらしく、彼女はこの力で多くの暗躍をしてきました。

王様ランキングの鏡の正体はミランジョ

結論からお伝えすると、王様ランキングに登場する魔法の鏡の正体はミランジョという女性です。

元々は人間であったミランジョですが、瀕死の重傷を負い、魔神との契約によって魂だけを鏡に封じ込められました。

鏡に映っているのはミランジョの魂そのもので、時折人形などにそれを移すことができます。

ミランジョの目的はボッスの復活!長年の夢を叶える

ミランジョの目的はボッスの長年の夢を叶えることです。

しかしアピス曰く『ミランジョの目的はボッスの憂いをなくし、二人でまた旅に出ること』とも。

どちらにせよボッスと一緒にいたいという願いは同じであり、このために鏡(ミランジョ)は様々な計画を立ててきました。

ボッスの長年の夢とは『世界一強い男を目指す』ことです。

ボッスは王様ランキング7位とはいえ、強さだけなら1位と言われた人物。

そのためミランジョは、ボッスをこの国に縛り付けているのは家族の存在だと思っていました。

彼の夢を叶えるために国を無くすには、家族をも始末してしまおうと考えたのです。

ミランジョの暗躍を解説

ここからは、ミランジョがボッスのために行ったことを解説します。

ボッジの力を奪う

より強い力を求めていたボッスのために、ミランジョは彼を魔神の元へ案内します。

力が欲しいと言うボッスに、魔神は「生まれてくる子どもの力を奪い、その力を与えることができる」と言いました。

その子どもが「王様ランキング」の登場人物であるボッジであり、結果としてボッスとミランジョは彼の力を奪ったことになります。

ダイダの体を使ったボッス復活

魔神との契約で『寿命』を見返りとして捧げたボッスは短命となりました。

それが受け入れられなかったミランジョはボッスに新たな子を作るよう提案。

彼女が厳選した妻との間に出来た子、それが第二王子・ダイダになります。

ミランジョはダイダを神に選ばれた子とはやし立て、信用を得たのちにボッス復活の機会を伺っていました。

ボッスの死後、アピスにその死体で作った秘薬をダイダに飲ませ、ミランジョは彼を暗闇の世界に突き落とします。

ボッス自身はそれを強く望んでいたわけではありませんでしたが、ミランジョのためにと息子の体を奪う形で復活したのでした。

ヒリング殺害計画

ボッジの暗殺とダイダの乗っ取りを経て、ミランジョの邪魔者は王妃であるヒリングだけになります。

ボッスの憂いを無くすために、ミランジョはヒリングの暗殺を計画。

魔女の『魅了』で従えた魔物たちを、彼女の元へと放つのでした。

母親シーナ王妃の殺害

ミランジョは過去にボッジの母親であるシーナをも殺害しています。

ボッスの留守を狙って敵国の刺客を招き入れたミランジョ。

巨人族の女は子どもを一人しか産めないという制約があったため、ボッスの死後を憂いたミランジョは彼女を邪魔に思うようになったのでした。

ミランジョの過去がかわいそう!母親を殺され虐待される

ミランジョは魔法立国ホウマで育ちました。

ホウマ国は神だけが使えた魔法を人間にも使えるようにし、過去には神々と戦争を起こしたことがあります。

当時は神々が人間の国を支配し、奴隷にしていた時代でした。

神々との戦争が悪化してきたホウマ国は、隣国のギャクザと手を結ぶことになります。

それがミランジョの悲運の始まりでした。

ミランジョの母親

ミランジョの父親は、ボッスが事故により殺してしまいます。

同じく重症だったボッスを治療してくれたのがミランジョの母親であり、ボッスは彼女に深い恩義を感じていました。

その優しさを美点とする一方で心配もしていたボッス。

ミランジョの母親は戦争の激化後、ギャクザ国に渡り生活を始めます。

ギャクザ国の人々に魔法を教えていたミランジョの母親ですが、その優しさを利用され、最終的にホウマを裏切った彼らに殺されてしまうのです。

ミランジョは顔の皮膚を剥がされ手を切断

母親と同じくギャクザに渡っていたミランジョも、ギョクザ国の人々の手にかかります。

ミランジョは顔の皮膚を剥がされ、抵抗できないように両手を切断されました。

そのまま街の広間に鎖でつながれ、まるで見世物のように扱われていたのです。

その状態だったミランジョを救ったのがボッスです。

彼は怒りで街の人間を惨殺したあと、その死体でミランジョの顔と手を治しました。

しかしその辛い経験が、ミランジョの心を歪ませていったのです。

ミランジョと魔神の約束とは?1回目の裏切りはいつ

ミランジョの悲運は過去だけではありません。

彼女は自分の運命を、魔神にも左右されています。

1度目の裏切り

ミランジョは幼いころ、魔神の子どもと知り合いました。

見た目が同じ年頃だったことで仲良くなった二人ですが、魔神の子どもは『人の願いを叶えるたびに醜い怪物になっていく』ことを酷く嘆きます。

友人の辛そうな姿に、幼いミランジョは『私は大丈夫。お願いなんてしないから』と告げます。

しかし時が経ち、ミランジョはボッスの願いを叶えるべくその魔神の子どもを頼りました。

十数年ぶりに再会した魔神の子どもはすっかり大きくなっており、彼の言った通り醜い怪物になってしまっています。

ミランジョは当時の友人の姿を思い出して涙。

お願いなんてしないと約束したにも関わらず、彼に頼る以外の術を見出せませんでした。

2度目の裏切り

2度目の裏切りはミランジョがシーナ王妃を殺害した直後です。

自身も瀕死の重傷を負ったミランジョは、現れた魔神に『まだ死ねない』と懇願。

お願いしないという約束を2度も破ったミランジョに、魔神は『本当に死んだとき、お前の魂は喰らう』という契約をします。

しかしそのおかげで鏡に魂を移し、生きながらえたミランジョ。

結果として、彼女は普通の死を迎えることができなくなってしまったのです。

生と死の境目の世界

漫画「王様ランキング」10巻で、ミランジョの思念は生と死の境目の世界へと飛びました。

死に掛けているカゲを助けることにより、ありがとうと感謝され心が軽くなるミランジョ。

しかしミランジョが死後の世界へ行けないのが分かったのもこの時で、だからこそ彼女はボッスへの執着を露わにします。

元々ミランジョは、他人の幸せの上に自分の幸せがあると教えられた心優しい少女でした。

しかしもう自分のためにしか歩けない。

ボッス様と一緒に幸せになると、彼女は後に引けなくなっているのでした。 

まとめ

王様ランキングの鏡の正体はミランジョであり、その目的はボッスの長年の夢を叶え彼と一緒に旅をすることです。

過去に母親を失うなどつらい体験をし、しかしボッスに救ってもらってから彼との時間を大切に思うようになったミランジョ。

ですが悲運な境遇を裏付けるかのように、彼女には数々の試験が襲い掛かります。

自分を犠牲にしながらボッスのために暗躍するミランジョは不憫ですが、中には決して褒められないことも……。

魔神との約束を破ることに始まり、ボッジの母親とヒリングの暗殺など黒幕に近しい立場となっています。

その全てがボッスと自らの幸せのためですが、周囲を貶めてきた彼女は本当に幸せになれるのでしょうか?

ミランジョの気になる最後は是非、原作漫画にてお楽しみください!

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