ノエとは漫画「ヴァニタスの手記(カルテ)」で、もう1人の主人公と呼ばれている吸血鬼(ヴァンピール)です。
蒼月の吸血鬼が作り上げた呪われた本「ヴァニタスの書」を探し求めてパリを訪れるのですが、一体どんな目的があるのでしょうか?
ノエの過去や正体に真名など、気になることが山ほどありますね。
さらにドミニクという親し気な女性まで登場し、ノエとの関係にドキドキ!
そこで今回は、漫画「ヴァニタスの書」に登場するノエについて、過去とドミニクの関係や正体に目的と真名まで考察していきたいと思います。
この記事にはネタバレが含まれるため、まだ本編を読んでいない人は、ぜひ下記よりお得に読破してください。
ほかキャンペーン情報
【ヴァニタスの手記】ノエとは?プロフィールを紹介
名前 | ノエ・アルシヴィスト |
声優(cv) | 石川界人 |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 187㎝ |
血液型 | 不明 |
好きなもの | タルトタタン・血 |
種族 | 吸血鬼(ヴァンピール) |
ペット | 飼い猫のムル |
褐色肌に銀髪というイケメン容姿のノエですが、実はアヴェロワーニュの森で生活をしていた田舎者です。
物腰が柔らかい印象があるものの、吸血鬼である故にタルトタタンと同じくらい血が好物。
とくにヴァニタスから放たれる甘い匂いの血液を飲んでみたいと、強い欲望を抱えています。
しかしヴァニタスはノエの吸血を強く拒んでおり、血を吸おうとしたら殺すと脅されているので、我慢する可愛い一面があります。
忠実に言いつけを守っているところが、ワンコみたいですよね。
ノエの性格
紳士的で丁寧な口調のノエですが、自分の感情に対しては素直に行動するタイプの人物です。
興味の対象であれば、つい子供のようにはしゃいで誰にでもなんにでもついて行ってしまい、周囲とはぐれるギャップを持っています。
すぐに迷子になってしまうので、一時的に首輪を付けられていたこともありました。
その変わり者ぶりは、普通の吸血鬼が不吉の象徴とする蒼月を見ても怖がるどころが綺麗に見えると語れるところにも現れています。
少し抜けたところがありますが、ヴァニタスから盾として力を貸してほしいと頼までれるほど、群を抜いた戦闘能力と頑丈な体をしています。
ノエの能力と強さ
ヴァニタスが目をつけるほど、高い戦闘能力を持ったノエ。
一体どんな能力と強さを持っているのか、詳しく紹介していきましょう。
血を介して相手の記憶をのぞく力
ノエは吸血することで、対象の記憶を覗く力を持っています。
生気を奪うときと同じで、相手の身体から吸い取った血液でなければ記憶が視れません。
それ以外の血でも、稀に感情の断片が視れる場合もあります。
初めて血を啜る相手からは強制的に記憶を視せられるのですが、ノエの意思で覗き込む深さや密度を調整することが可能です。
世界式の書き換え
ノエの身体が頑丈なのは、世界式の書き換えで肉体を強化しているからです。
世界式に干渉すれば、ほかにも重力を書き換えて壁や天井からぶら下がることも可能。
しかし天井に立つと気持ち悪くなるため、本人は能力を使うのが苦手だと話していました。
ノエの目的はヴァニタスの書
ノエの目的は、ヴァニタスの書の正体を見極めることです。
恩師である先生に頼まれて、ヴァニタスの書を探し求めて田舎からパリへと出てきました。
しかし先生が求めているのは、ヴァニタスの書が吸血鬼にとって脅威か否かの判断ではありません。
取り巻く人々と物語に触れて、ノエがどのようにヴァニタスの書の存在を定義するのかを知りたがっていました。
ノエは、ヴァニタスという人間が好きではないもの興味があり、結末を見届けるために一緒にいる決意をします。
ヴァニタスが言う”救い”とは、何を示しているのか理解したいノエ。
何を考えているか分からないヴァニタスを理解できたとき、ノエはヴァニタスの書の存在をどう定義するのか注目です。
ノエの正体はアルシヴィスト(血を暴く牙)の末裔
ノエの正体は、紅い瞳を持つ吸血鬼(ヴァンピール)で、アルシヴィスト(血を暴く牙)の生き残りです。
ただのイケメン要素に思えた暗褐色の肌と薄い髪は、アルシヴィストの特徴的な容姿になります。
アルシヴィストとは、血を吸うことで相手の記憶を読み取り、受け継いでいく力を持った一族。
ノエはその能力を使って、呪持ちの吸血鬼だったアメリアの記憶をのぞき、シャルラタンを見ています。
アルシヴィストは、とっくの昔に滅んだと言われるほど珍しい存在で、ノエの両親についても詳しくは明かされていません。
ノエは孤児として、闇市で競売にかけれていた過去があります。
闇市で先生に買われる
雪の日に一人で泣いているところを発見されたノエは、人間のおじいさんとおばあさんに育てられました。
しかしおじいさんは病気で亡くなり、ある日おばあさんも眠ったまま起きなくなってしまいます。
その後、人攫いに捕まったノエは、闇市で売られていたところを先生に見つけられて買い取ってもらいました。
おかげでノエは、異世界魔王サド家の娘であるドミニク・ド・サドやルイと友達になります。
闇市で売られるほど過酷な人生を送っているノエですが、毎日ご飯が食べれて吸血鬼の世界に連れてきてもらえたし、旅行みたいで楽しかったとポジティブ。
しかしドミとルイに出会ったことで、ノエはトラウマを植え付けられることになるのです。
ノエの過去のトラウマは、漫画2巻9話で明かされています。
ノエの過去!トラウマを解説
初めての友達ができたノエは、ドミやルイと毎日を楽しく過ごしました。
ある日、血を吸うだけで相手の記憶が読めると知られたノエは、面白半分にドミやルイの過去を垣間見ます。
幼さ故に深い記憶まで潜ることはできませんでしたが、暗闇の中で1人うずくまっているルイの姿を視て、ノエは涙をこぼしていました。
ルイはドミの兄にあたる貴族ですが、病のために祖父である先生のもとで隔離され、サド家の中では死んだことにされています。
しかし真実は残酷で、ルイは病気ではなく「呪持ち」になっていたと判明。
ルイを保護している先生は、呪持ちが自由に望むまま行動することで、導き出される過程と結果を観察したかったのです。
呪持ちはいずれ、処刑人(ブロ―)に首を落とされる運命にあります。
死を身近に感じていたルイは、いつしかノエの手で殺されたいと願うようになっていました。
ルイの死亡!呪持ちになった友達
ある日、村で仲良くしていたミナが呪持ちとなって処刑されそうになります。
ノエとドミは、ミナを救おうとして秘密基地に匿いました。
ところがミナは豹変して、次々にノエの友達を殺していきます。
ノエとドミの危険を察し、秘密基地へと急いで駆け出したルイは、そこで真名を汚されてしまいました。
闇落ちしたルイは、ノエに襲い掛かったミナの首を切り落として助けますが、反対に自分が周囲を襲い始めてしまいます。
元に戻れなくなってしまったルイは、殺してほしいと懇願しますが、できるはずもないノエ。
そんな窮地に駆け付け、ノエの目の前でルイの首を跳ね飛ばしたのは、恩師である先生でした。
以降、自分の無力さ故にルイを失ってしまったと、トラウマを抱えるようになったノエ。
壮絶なノエの過去は、見ていて胸が苦しくなるばかりです。
しかし過去があったからこそ、ドミニクとノエは切っても切り離せない関係になったのではないでしょうか?
のちに紹介するドミニクとの恋愛関係を深く理解するためにも、ノエの過去は必見です。
ノエとドミニクの恋愛関係はある?
ルイの死という悲しい過去を迎えたノエとドミニクの関係は、幼馴染です。
しかしドミニクは、ノエの婚約者と言って初登場しており、愛しき友(モン・シェリー)と呼んでいます。
2人の気になる恋愛関係について、詳しく調査していきましょう。
ドミニクはノエが好き?舞踏会のいちゃいちゃダンス
仮面舞踏会に参加したノエとドミニクは、ヴァニタスから”いちゃいちゃしている”と言われていました。
ノエについて、強くて格好良くて優しくて可愛いと一気にまくしたてられるほどですから、ドミが好意を抱いているのは確実と言えます。
しかし相手は、恋愛関係に疎いノエ。
ノエがドミニクを好きなのかについては、怪しいところです。
というのもノエは、ドミに対して「大切な友人」とはっきり言い切っています。
誤解を招く発言は彼女の迷惑になるのでやめるようヴァニタスへ忠告するノエは、まったく恋愛関係に気付いていないと考えていいでしょう。
ヴァニタスは、吸血鬼の友人の定義はよくわからないと首をかしげていました。
ノエとドミニクの吸血シーン
ドミニクに対してノエは大切な友人だと発言していましたが、吸血行為をしています。
伝承にある吸血鬼(ヴァンピール)とは違い、吸血行為を取らなくても死ぬことはありませんが、嗜好品に近いものとして好んでいるノエ。
そんなノエに吸血行為を一種のコミュニケーションと教えたのは、ルイです。
ルイは、血を吸いたい相手がいるならきちんと口説き落としてからにしろと話していました。
その言葉通りにノエがドミを口説いたのかわかりませんが、これまでに何度も吸血行為をしていると分かっています。
ノエがドミの血を求めるのは、単においしいからだけでなく、初めてではないために記憶をのぞかなくて済む安心感もあるのでしょう。
つまり幼馴染の関係だからこそ、ノエはドミニクに心を許しているのではないでしょうか?
ノエはドミニクの気持ちに気付いていない?
ノエは、ドミニクの気持ちにまったく気付いている様子がありません。
ルイが死んでからトラウマを抱えていたのは、ノエだけではなくドミニクも同じです。
ドミニクがルイからの贈り物を手渡した後、ノエは高熱を出して倒れていました。
熱にうなされたノエは咄嗟に傍にいたドミニクをルイと見間違えて、死んだのは夢だったのかと勢いよく抱きしめます。
ルイが死んでから、実は双子だったと知ったドミニクのショックは計り知れません。
ドミニクは、自分が変わりに死ねばよかったのにと願うようになりました。
僕と私呼びを使い分けている様子からしても、ノエの隣にいるのがルイだったらよかったのにと願うドミニクの心境が現れています。
昔は女の子らしいドレスを着ていたドミニクですが、腰に剣を指して騎士のような姿をし、モテるのは女性ばかり。
恋心と後悔を胸にノエと接しているうちに、隙だらけの心をミハイルに狙われてしまいました。
ノエを連れてくるように指示されているドミニクですが、言うことを聞かないため誘き出しに利用されてしまいます。
もうすぐきっと、王子様が迎えに来てくれると語っていたミハイル。
ノエは、ドミニクのナイトになれるのでしょうか?
今後、ノエとドミニクが恋人関係に発展するのか注目です。
ノエとネーニアの関係を紹介
過去の因縁から、ノエとネーニアは明らかに敵対関係です。
ネーニアは真名を奪うために言葉巧みに願いを口にさせようとしていますが、ノエは友達のルイを呪持ちにした恨みを抱えています。
強い吸血鬼だけは、願いを叶えると引き換えに真名を教えてもらっているネーニア。
ネーニアはノエの真名に何度も触れようとしていますが、いまだに干渉できていません。
なぜネーニアが真名を奪うのかについては、こちらの記事で詳しく考察していますので、ぜひ参考にしてください。
ノエの真名を考察
吸血鬼の真名に干渉できるヴァニタスは、初対面時にノエの名前を聞いて、方舟の子と呼びました。
ノアの方舟といえば、旧約聖書で神の怒りから絶滅の危機を逃れたと言い伝えがあります。
ヴァニタスの書の世界では、混沌(バベル)によって人間界に天変地異が起こったあと、星碧石(アストルマイト)や吸血鬼(ヴァンピール)が誕生しました。
しかし人間界での吸血鬼(ヴァンピール)は、忘れられた存在です。
人間との戦争に負けて滅んだともいわれており、吸血鬼絡みの事件はもみ消されるのが常。
つまりノエは、人間との戦争で負けたとされる吸血鬼を救う存在になるのではないでしょうか?
ノエの真名は、人間と吸血鬼の橋渡しや救世主などの意味を持っているのではないかと考えます。
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まとめ
今回は、漫画「ヴァニタスの書」に登場するノエについて、過去とドミニクの関係や正体に目的と真名まで考察してみました!
呪持ちになってしまった大切な友人を失っただけでなく、孤児で闇市に売られていたなど、壮絶な過去を持っていたノエ。
同じ過去を背負っているドミニクとは幼馴染関係ですが、痛みを分かち合いながら恋愛関係へ発展するのか気になるところです。
ノエの正体は、紅い瞳を持つ吸血鬼(ヴァンピール)で、アルシヴィスト(血を暴く牙)の生き残りと判明しています。
ただのイケメン要素に思えた暗褐色の肌と薄い髪は、アルシヴィスト(血を暴く牙)の特徴的な容姿です。
ノエの目的は、ヴァニタスの書の正体を見極めることですが、ヴァニタスと一緒に行動しているのは、興味と結末を見届けるため。
吸血鬼の真名に干渉できるヴァニタスは、初対面時にノエの名前を聞いて、方舟の子と呼んでいました。
安直にノアの方舟から連想して、ノエの真名は人間と吸血鬼の橋渡しや救世主などの意味を持っているのではないかと考えます。
ノアについて重要な物語は、漫画2巻に集中していました。
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