漫画「東京卍リベンジャーズ」でココイヌと表記されるイヌピー(乾青宗)とココ(丸井一)の関係が気になっている人は多いのではないでしょうか。
イヌピーとココは原作の中でキスまでした仲であり、現在は決別しているもののその関係は公式です。
男同士である二人がキスをした理由と関係とは?
また、登場時から二人でひとつと仲の良かった彼等が決別に至った経緯を徹底解説!
今回は、漫画「東京卍リベンジャーズ」のココイヌこと、イヌピー(乾青宗)とココ(丸井一)のキスをした関係と決別した理由について紹介していきたいと思います。
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東京リベンジャーズのイヌココとは?
『イヌココ』とはイヌピー(乾青宗)とココ(九井一)の幼馴染コンビを表現した単語です。
小学校から家族ぐるみの付き合いをしており、何をするにも絶対に行動を共にするイヌピーとココ。
ココは周囲から「あいつはイヌピーにしか従わない」と言われており、実際に「オレはオマエについていく」とチームを移動したイヌピーに付いていきました。
対するイヌピーもココのことを非常に大事に想っており、「ココの為なら死ねる」とタケミチに本音を漏らすほどです。
その絆の深さから、最近では二人をカップリングとして扱うファンも急増。
ココイヌを筆頭に、実際にファンが感じたココとイヌピーのbl要素を次から紹介していきたいと思います。
イヌピーとココがキスしたのは何巻何話?
イヌピーとココがキスをしたのは漫画「東京卍リベンジャーズ」18巻第157話”Money monger”です。
黒川イザナ率いる天竺にココを奪われたイヌピーが、彼を連れ戻しに行ったところで過去回想が突入。
元々絆の強い二人でしたが、この展開にはファンも驚愕しましたね。
イヌココの表紙が伏線だったか
イヌココが表紙になったのは漫画「東京卍リベンジャーズ」14巻です。
隣り合って正面を向く二人の他に、カバー裏では見つめ合うイヌココが描かれていました。
この頃からただならぬ関係があるのではと思われていたイヌピーとココ。
そうして過去への伏線が回収されたのが、漫画「東京卍リベンジャーズ」18巻だったんですね。
イヌピーとココの関係は幼馴染
イヌピーとココは小学校からの幼馴染です。
詳しい年齢は明記されていませんが、ランドセルを背負って登下校する二人の姿が描かれていました。
当時から家族ぐるみの付き合いがあったイヌピーとココ。
その絆は、一体どのようにして深まっていったのでしょうか?
次から、イヌピーとココがキスするに至った経緯を紹介します。
イヌピーとココがキスした理由を徹底解説
イヌピーとココがキスをするほどの関係に至った理由は、二人が小学校の頃に遡ります。
今でこそ二人でつるんでいるイヌピーとココですが、昔はここにイヌピー(乾青宗)の姉である赤音(あかね)がいました。
赤音はイヌピーとココの5歳年上の中学生です。
イヌピーとは姉弟で顔がそっくりであり、三人はよく登下校を共にしていました。
ココの好きな人は乾青宗の姉あかね(赤音)
5歳年上のイヌピーの姉、乾赤音(あかね)のことがココはずっと好きでした。
登下校でも彼女の荷物を持とうとしたり、図書館への誘いにもココはいつだって付いていきます。
ある日、いつものように図書館へ二人で行き、途中で居眠りをしてしまった赤音(あかね)
ココはそんな彼女にキスをしようとしますが、赤音の目が覚めたことでそれは未遂に終わります。
チューは好きな人とだよと赤音に言われたココは、勢い余って「オレ、赤音さんのこと好きだ」と告白。
自分は5歳も年上だと言う彼女でしたが、ココは真剣にそんなの関係ないと言うのでした。
イヌピーの姉とココの約束
赤音に図書館で告白した日の夜、ココは改めて彼女に告白します。
赤音さん!
引用:「東京卍リベンジャーズ」18巻158話
オレ…一生好きだから!
大人になったら結婚してください!!
ココは赤音に『一生守る』という約束をします。
そんなココに、赤音は大人になるまで待ってるねと笑顔。
想いが伝え合えたと思われた二人ですが、その後彼等を悲劇が襲います。
赤音が死亡
その日の夜、イヌピーと赤音の家が火事になります。
ココは燃える家の中に赤音を探しに行きますが、助け出したのはイヌピー(乾青宗)の方でした。
姉弟で顔がそっくりだったため、ココはイヌピーと赤音を間違えてしまったのです。
結果、赤音は全身火傷の末に死亡してしまいました。
ココは赤音に〝一生守る〟と約束したことを思い出します。
約束を果たせなかったことを後悔し、またそれを永遠に懺悔していくようになったのでした。
ココがイヌピーに図書館でキス
赤音が死んで数年後、ココはあの日の彼女のように、図書館で居眠りをするイヌピー(乾青宗)を見つけます。
顔のそっくりな姉弟。
赤音には失敗してしまったキスを、ココはイヌピーにします。
その直後に赤音の名前を呼んで泣き崩れるココ。
彼の中には、何年経っても赤音の存在が残っていました。
イヌピーに赤音を重ね続けるココ
それからというもの、ココはイヌピーに赤音を重ね続けてきました。
イヌピー以外に付き従わず、イヌピー以外を守らず、いつだって彼の傍に居続けたココ。
その全ては赤音への感情に起因します。
赤音には果たせなかった〝一生守る〟という約束を、ココはイヌピーで果たそうとしていました。
キスも約束も、ココはイヌピーを通して赤音を見続けていたのです。
イヌピーとココのキスは公式
このような経緯から、イヌピーとココは原作にてキスをしました。
この時にイヌピーが起きていた描写はありませんが、もしかしたら彼は気付いていたのかもしれませんね。
関東事変にて、イヌピーはココに「オレは〝赤音〟じゃねぇ〝青宗〟だ!!」と叫んでいます。
恐らくイヌピーは、ココに自分と赤音を重ねられていると知っていたのでしょう。
ココにとって赤音の存在がどれほどのものか知っていたからこそ、イヌピーは今までそれを許していたのではないでしょうか。
イヌピーとココの未来は?関係の変化に注目
ここからは、イヌピーとココの未来について紹介します。
イヌピーとココは未来でも一緒にいるシーンが多く描かれています。
二人でひとつの関係は12年後でも健在ですが、しかしタケミチが過去を変えたことによって少しずつ変わっていきました。
イヌピーとココの未来が変化する経緯
イヌピーとココの未来は三回変わっています。
まずは、初登場を果たした血のハロウィン後の現代から見ていきましょう。
血のハロウィン後
血のハロウィン後の現代では、イヌピーとココは東京卍會の幹部になっていました。
姿が描かれたのは一瞬であり、当時のタケミチは彼等が何者か分かっていません。
ココは表のIT企業を運営する者として、東卍の活動資金を工面していたようです。
聖夜決戦後
聖夜決戦後の未来では、同じくイヌピーとココは東京卍會の幹部として動いています。
この頃の東京卍會は黒川イザナが牛耳っており、内情を嗅ぎ回っているタケミチを襲撃する形で登場。
ここでも二人は東京卍會の資金源となっており、二人で行動を共にする姿が描かれています。
関東事変後
関東事変後の未来では、イヌピーとココは別々の道を歩んでいました。
関東事変が終わった直後に東卍が解散したことにより、イヌピーは堅気の道へと戻っています。
彼はその後、ドラケンと共にバイク屋を営むことになり、12年後の未来でも彼と一緒に働いていました。
一方、ココはマイキー率いる巨大犯罪組織・梵天の幹部として活動しています。
イヌピーとは完全に袂を分かつ形となっており、連絡を取り合っているような様子も見られません。
次からは、どうしてイヌピーとココが決別するに至ったかを紹介したいと思います。
イヌピーとココが決別する理由!敵対するのはなぜ?
東京卍會vs天竺の抗争、関東事変にてイヌピーとココは敵同士になります。
当初は一緒に東卍に所属していた二人ですが、イヌピーを命を人質に取られたココが、彼を守る形で天竺に移籍。
イヌピーはそんなココを天竺から取り返そうと、二人は関東事変で激突することになります。
イヌピーの敵はココ
ココを取り戻したい一心で抗争に参加したイヌピーでしたが、事態はそう簡単に行きません。
彼は天竺のメンバーとしてイヌピーの前に立ちはだかり、二人は敵同士として対峙することになります。
ココを東卍に戻したいイヌピーと、イヌピーを天竺に引き入れたいココ。
二人のお互いを思う心はぶつかり合い、最終的には過去を持ちだしての殴り合いになるのです。
お互いを守りたかったイヌピーとココ
イヌピーにとって、ココは天竺に無理矢理奪われた存在です。
「ココの為なら死ねる」と豪語して彼を助けに向かったイヌピーは、いつだって彼のことを想っていました。
また、ココは無理矢理に天竺へ入れられたものの、今回の抗争に東卍が勝てる見込みはないと判断してイヌピーを引き抜こうとします。
イヌピーの判断にいつも従ってきたココですが、彼は「今日ばかりはオレに任せろ」とイヌピーを説得。
抗争に負けて痛い目を見る前に、ココは彼なりにイヌピーの身を守ろうとしていたのでした。
イヌピーとココは決別
しかし二人は決別します。
お互いを思い合う気持ちは本物でしたが、彼等には苦しい過去がありました。
二人の間には常に〝赤音(あかね)〟が付き纏います。
赤音(あかね)のいない事実を未だ受け入れられないココと、赤音(あかね)の代わりにされていることを許しているイヌピー。
お互いがこれから未来を歩いて行くためには、もう一緒に居られないということが分かっていました。
イヌココの別れ!お互いの幸せを願う
関東事変後、イヌピーとココは一度だけ対面し言葉を交わします。
ココは赤音(あかね)がいない事実を受け入れ、果たせなかった約束にこだわることを止めました。
オレはオレの道をゆく
引用:「東京卍リベンジャーズ」20巻187話
もうオマエを支えてやれねぇから、道間違えんなよ!
イヌピーもまた、そんな彼を自分の元に縛り付けることをしません。
本当はお互い離れることを寂しく思っていましたが、お互いの幸せを望むならこれが一番いい。
今までありがとな
引用:「東京卍リベンジャーズ」20巻187話
…バーカ、こっちこそだ
引用:「東京卍リベンジャーズ」20巻187話
それが二人の最後の会話となったのです。
まとめ
以上が、イヌピー(乾青宗)とココ(九井一)がキスした関係と決別までの経緯になります。
イヌピーには赤音(あかね)という5歳年上の姉がおり、そんな彼女に片思いしていたココ。
〝一生守る〟と赤音に約束していたココですが、不幸な事故により彼女は死亡してしまいます。
それからココは、赤音と顔がうり二つのイヌピーを通して彼女の面影を見るようになりました。
彼女には果たせなかった約束をイヌピーで果たそうとし、またイヌピーも傷付いたココの良いようにさせていたのです。
そんな共依存の関係にあったイヌピーとココですが、黒龍(ブラックドラゴン)や東卍など様々な出会いを経て決別。
過去を清算し、お互いの幸せ願った別れは涙なしでは見られませんね。
それ以降会う描写のない二人ですが、いつか彼等が再開し、昔のように笑い合う未来を期待しています!
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