魔族の領域に迷い込んだ渡りの花嫁!それは運命のいたずらだったのか!?
場面は悪魔であるヴァレールが、自らの屋敷でイチカの膣内に指を侵入させているところから始まります。
二人とも全裸な様子は、既にセックスをしているようにも見えますよね。
この祝福の効果が消えるまで一時的な発情は続くとヴァレーヌは話しますが、一体何故イチカはこんな状況に陥ったのか?
ここで場面はイチカが彼氏との結婚式が直前だった頃に移行。
結婚しようと言ってくれた頃はどんなに嬉しかったか···。
でも結婚式が近くなるにつれて、彼氏はイチカに対して塩対応になっていきました。
こうして迎えた結婚式当日。
ウェディングドレスに着替えたイチカには、控え室で式の開催を待っていました。すると突然白い光に包まれて、見知らぬ場所に放り出されてしまったのです。
そこには貴族のようなお偉方と沢山のメイドの姿が。
お偉方は何やら話し始めると、イチカを第四王子の12番目の側妃に任命されてしまいます。
身体を磨き上げられ豪華な部屋に案内されたイチカ。
彼女の首には効果のあるという特別な首飾りが装置されていました。
さっさと準備を整えたメイド達によると、事が済めば殿下より詳しい説明があるようです。
実はこの首飾り···身体と気持ちが緩んで火照ってしまう効果があるのだとか!
しかも首飾りを外そうとすれば恐ろしいことになる。
彼氏の為に選んだドレスで、見知らぬ男に抱かれるなんてイチカには耐えられません。
こんなところからは一刻も早く逃げ出したい!
イチカが焦っている間にも金髪のイケメン王子は、部屋に近付いてきました。
もう少しで王子が部屋に到着するという直前、何故か突然イチカは見知らぬ森に転移。
部屋にイチカの姿がないと知った王子は、酷く残念そうにしています。
メイドによるとイチカは、花酔いの女神の祝福を身につけられているそうですよ。
つまり選ばれし者だということですね。
いずれにせよ当のイチカは、森の奥深くに迷い込みヴァレールという悪魔に出会いました。
彼はこの場所が自らの領域だと言っていましたが、その影響のせいか抵抗する気も起きません。
恐らく普段は人の立ち入ることの出来ないような特別な領域。
ウェディングドレス姿で勝手に侵入し、花酔いの首飾りを着けているイチカにヴァレールは興味津々。
早速顎を手で持ち上げ、イチカの舌に自らの舌を絡ませました。
既にヴァレールは露になったイチカの胸を舐め始め、秘部へと指を挿入。
もうイチカは何故こんな身体になったのか分からず、子供のように泣き出してしまいます。
「ドレスの祝福が明後日の方向に行ってんな···。」
とイチカを憐れんだヴァレールは、彼女の頭をポンポンと軽く叩いてやりました。
ヴァレールによると境界を越えこの世界に呼ばれた人間は、その影響で世界に基づく基盤がないそうです。
そして世界との繋がりを求めていないからなのか、繰り返し行われる意図せぬ転移。
だから転移する者は”渡り人”と呼ばれています。
渡り人と世界を結ぶ行為は、世界の存在と身体を繋げることにもなると説明するヴァレール。
それは精液や精気の交換でもいいと話し、イチカの上に覆い被さりました。
花酔いの首飾りには込められた祝福と、イチカが”魔無し”であることが今のイチカの身体の変化に繋がっています。
普通なら一晩で切れる効果ですが、魔無しであるイチカは祝福が解けるまで毎晩発情を繰り返す。
そう説明されている間にも膣内に指を挿入されたまま、ヴァレールにこれまでにない快感を引き出されるイチカ。
もう彼の指はイチカの膣内の最奥に挿入され、一番敏感な部分を刺激されている状態。
よく見るとイチカの腹部には怪しげな模様が浮かんでいました。
腹部をトントンと外から刺激すると、熱がそこへ集まり遂に昇天。
最後に溢れ出た精液を一時的に口に含んだヴァレールは、そのままイチカの口内に注入。
今日はここまで···そう言われてこの日の行為は終了しました。
翌日。
ヴァレールは状況が呑み込めていないイチカの為に、もう少し詳しく説明することにしました。
五柱の神々とあまたの精霊達が創造したのがこの世界。
だから世界には神々や精霊の力が満ちているようです。
稀に神々の力に異常が生じることがあり、その際に異界から贄を呼ぶことになっています。
でもイチカを呼んだ召還主は、恐らく彼女を贄として召還したわけではない。
魔族や竜族でも異界の要素を求めて召還を行うことはあるそうですよ。
さてイチカがここに渡る前にいたのは、そこそこの大国だと分かっていました。
しかし召還主が誰か思い出せないイチカ。
ヴァレールはすぐに思い出せなくてもいいと、ここへの滞在を許してくれました。
どうしてこんなに親切なのかというと、”渡り人”は存在そのものが祝福だから。
異界の花は稀有な力を与えてくれ、弱ければ弱いほど強い魔力を持っている。
特に魔無しの渡り人の魔力は強い。
“魔無しの花嫁”とも呼ばれ、十分な価値があるとヴァレールは明かしました。
そして魔無しとのセックスは凄まじい快楽をもたらす。
肝心のイチカですが、どういうわけが魔力の影響もありヴァレールの虜。
試してみないか?と言われ、イチカはそのまま提案を受け入れることに。
しばらくは1日1回だけのキスから始め、少しずつイチカの体内に魔力を注入。
因みに魔無しとは言葉通り、全く魔力を宿していない人間のことを指すそうです。
そしてヴァレールとイチカの奇妙な関係が始まりました。
毎日同じようにキスをして魔力を注ぐ行為。
身体にだいぶ馴染んだことを確認すると、ヴァレールは”イチカにブチ込む準備は出来ていると一言。
なんて節操のない言い方なんでしょう。
言葉は悪いがイケメンで優しいのが憎めないところです。
何はともあれいよいよ今夜が契約!
豪華なジャグジーで行為の前に身体を清めるイチカ。
そこに現れたのは角が生えた可愛らしい美少年。
くりっとしているキラキラな瞳で見つめてきた彼は、イチカをこの世界に呼んだのは自分だと告白。
彼の名前は竜人ニーノ。
元々ニーノはイチカを自分の家に呼び、一緒に生活するつもりでした。
でも知らないうちにこの領域に引っ張られ、今やイチカは悪魔と仲良く生活。
ニーノとしては嫉妬しちゃいますが、まだ最後までしていないなら間に合うと、触手のように長い尻尾でイチカを持ち上げました。
ヴァレールに助けを求めても、防音の結果が張ってあるので聞こえません。
そもそもニーノがイチカに興味を持ったのは、異界を覗いた際に好みだと感じたのが理由。
だからニーノはイチカにこれだけ執着しているんですね。
既に脚だけでなく膣の花びらまで広げられ丸見え状態。
膣内にはどんどん舌が侵入してきます。
因みにイチカを呼んだ張本人だけあり、腹部の印をコントロールして彼女をその気にさせるのも可能。
印(呪い)のお陰で、胸を触られるだけで凄まじい快感!
舌と指を巧みに使い胸の突起をいじめられたイチカ。
更に両胸を重ね合わせ、思いっきり吸い付きました。
さてそろそろ頃合いとばかりに、小さな身体に不釣り合いな巨大な男性器を、社会の窓から出現させたニーノ。
これでイチカの秘部やお尻をグリグリと刺激。
でもそんな思惑はヴァレールが登場したことでご破算に!
流石魔族、ニーノからイチカを奪還し、彼女を寝室のベッドに寝かしました。
後回しにすればどんどんニーノのような者が出現し、横から奪おうと目論んでくる。
ヴァレールはイチカを他に渡す気はありません。
彼女に裸で覆い被さりその大きな胸揉み始めました。
更には胸の突起を舌で舐め、秘部の湿り具合を指でチェック。
癪だがニーノとの行為でイチカの膣内は受け入れ準備OK。
男性器を奥まで挿入し、きつきつの膣内でそれを動かします。
柔らかく締め付けのいい膣内は、ヴァレールの男性器を夢中にさせました。
自然と腰の動きは激しくなり、イチカの身体中がビクンビクンと痙攣。
膣内に魔力をたっぷりと注ぎ込むまで、行為をやめられないそうですよ。
「お前がここに居たいと願ってくれるなら俺は俺の全てでそれを叶うてやる。」
と断言するヴァレールは、既にイチカを深く愛していました。
イチカだってヴァレールと出来れば一緒にいたい!
ただ自分に利用価値があるのかイチカは疑問。
結局彼女はどうしたらいいか分からず、結論を先送りしてしまいました。
さていずれにせよヴァレールはイチカを抱いたわけですが、後からニーノが猛抗議。
でもヴァレールは召還に失敗したのは元々ニーノだと指摘します。
それにもう結び付いたという事実は変わりません。
1ヶ月もお預けだったのは魔無しだったから。
そうヴァレールは思っていましたが、実は花酔いの祝福を受ければ身体に負担がかからないことを明かすニーノ。
つまり知らずに1ヶ月もの間おあずけを食らったわけですね。
そしてニーノはイチカが記憶を失っていることにも触れます。
記憶を削った犯人はニーノで、名前を失ったイチカでは正式な儀式は出来ないと、またまた衝撃の事実を明かしました!
つまり記憶を戻さなければニーノにもまだチャンスはある。
ニーノは顔を真っ赤に染めながら、嬉しそうにイチカの眠る部屋へ駆けていきました。
おねーさん(イチカ)の寝顔を、可愛いと言いながら眺めるニーノ。
流石に眠姦は今のところ興味無し。
後から部屋に入ってきたヴァレールは、消られた記憶について問い詰めるもそれは大切な切り札。
おねーさんを自分のものにする為の切り札なので、教えてくれませんでした。
因みにニーノは6百歳を過ぎているので、とてもイチカをおねーさんなんて呼べる年ではありませんが···。
見た目良ければ全て良し。
美少年の身体を最大限に活かして、昼間はおねーさんのふかふかな胸を堪能。
夜はそれはもう物凄いことをするつもりです。
これにはヴァレールも”お前気持ち悪い”と一言。
でもニーノは彼にどう思われても、イチカに意識してもらえればいいのです。
だからといってヴァレールは、ニーノにイチカを渡すつもりはありません。
この1ヶ月の間、身体を傷つけないようにして魔力を注ぎどれだけ我慢してきたか···。
いじらしくも役に立ちたい身の回りの世話をしたり、自分の食い扶持で稼ごうと刺繍やレース編みまでしていました。
それにおっぱい大きいから?
とニーノが突っ込むとヴァレールは全力否定。
でも恥ずかしがっているところを見ると図星ですね!
因みに花酔い首飾りの祝福が叶ったことで、阻害されていた探知機能が復活。
だからイチカと相性のいい人間が血眼になって探している。
そう言い残し、ニーノはその場を後にしました。
悪い奴ではないが精神年齢が幼くいつも手を焼いています。
たまに助言的なことも言うニーノとは奇妙な腐れ縁。
正直なところニーノにも、前に転成する予定だった場所の人物にもイチカを渡したくはない。
“俺の傍に居ろ”とグイグイ来るヴァレール。
健全なお付き合いからならいいですよとイチカ。
こうして今日も再びヴァレールとイチカは繋がりました。
渡りの花嫁は呪いを受ける 魔族は花嫁を手離したくないの感想
異世界に転成する前のヒロインは、結婚相手から塩対応されていましたが···。
ストーリー後の登場人物設定を見ると、ヒロインを普通に愛していたことが分かります。
尊敬する職場の先輩(素人童貞)にアドバイスをもらい、それが間違った方向に向かってしまったそうです。
でもモラハラ男子になったことは事実。
彼が正しくヒロインを愛し続ければ、ひょっとすると異世界転成も防げたのではないでしょうか?
愛のパワーは転成呪文には負けないという感じで(笑)
いずれにせよヒロインが花嫁として契約を結んだ相手は、悪い男性じゃなさそうで良かったですね!
最初に転成した場所にいた王子や、本来の召還主ニーノは得体の知れない部分がありますが···。
でも本気でイチカを愛することにしたヴァレールは、意地でも渡さないでしょう。
かなり細かく考えられたストーリーには、自然とスラスラと読めてしまいましたよ。
願わくばイチカを狙う人物達との駆け引きが描かれた続編や、ニーノや王子の花嫁になった場合の別バージョンがあればいいなと思いました!
ヴァレールは最初イチカを利用しようとしたものの、その後は優しく愛してくれる良い男。
彼女も優しい人に出会えて良かったのではないでしょうか?
]]>
コメント