【前回のあらすじ】
優羽を忘れようと、連絡も取らず仕事に没頭していた司。
けれど白川の言葉をきっかけに、金曜に訪れるという優羽をひと目見ようと、PUZZLEを訪れる事になります。
優羽に告白しましょうと言う白川に、優羽は男性恐怖症だから無理だと告げた司は…?
遠回り~それでも好きになっていいですか?~ 17話のネタバレはこちら
遠回り~それでも好きになっていいですか?~ 18話ネタバレ
離れた席から優羽を見つめる司は、複雑な気持ちを抱いています。
ほんといい笑顔するようになったよな、俺とのメールなんて春子の生活の中で些細な事だったんだろうな…。
何カ月もメールをやり取りしていない、その優羽が笑顔で居る事、それが司にとっては無性に寂しいのです。
自宅に戻って、ひとりベッドの上でまた会いたいと優羽を求めてしまう司。
もう何もかも告白したい、いや、怖がられたくない…そんな思考が気づくといつも司の中でループしています。
好きになるってこういう事なんだな…と、初めての想いに苦しむ司。
ふと、メールをしてみようと思い立ちパソコンを起動します。
するとそこには例の夢を見てしまって寝れないと言うものや、返信が無いのは承知と書かれたもの。
夜遅くに非常識なメールすみませんでした、私司さんに甘えてましたね。
依存しすぎて居ました、こんなんだから愛想尽かされて当然ですね、という優羽のメッセージが入っていたのです。
司は、自分がいつでも連絡してと言ったのに…最悪だ、と自己嫌悪に陥ります。
春子とちゃんと話がしたい、言い訳になるけど返信しなかった理由を話して俺の事も知ってほしい…。
その一心から、司は決死の想いで優羽に数か月ぶりのメールを送ります。
連絡の通知に、司さん…っ!と思わず慌ててパソコンに駆け寄る優羽。
そこには父の死、母の事、女性不信であること、司のすべてが書かれています。
引いたかな…こんなに待たせたんだから返事ももう来なかったりして、と送った後で司は不安を覚えます。
そこに届く、優羽からのメッセージ。
お父さんの事お悔やみ申し上げます。そんな大変な事があったのに自分の事ばかりですみませんでした。
正直なんて言っていいのか言葉が見つかりません。
でも過去は変えられないけど今の自分とこれからの自分はどうとでも変えられる事を司さんから教わりました。
私も今男性恐怖症から少しでも脱却できるように努力してます。
自己否定せず、お母さんの事、女性不信の事とゆっくり向き合っていけばいいと思います。
私は今の司さん好きですよ、と締めくくられたメッセージに司は思わず感動してしまいます。
…ちびっこのくせに、言う事結構大人なんだな…と感じながら、すぐに返事を打つ司。
ありがと、ぶっちゃけた事でちょっと心軽くなったよ。これが音信不通になってた理由。
春子は大丈夫?怖い夢また見たりしてない?と、送ると、この前のメール以来見てないという優羽。
その時は返信しなくてごめん、と司が言うと、優羽も謝り、その事にきりがないから謝るのはなしにしようと言います。
司は酒を飲みながら、連絡とれなくなった時、どう思った?もしかして…泣いたりした?と尋ねます。
何か急に意地悪ですね、はい、ちょっと涙出ました、と言う優羽。
意地悪か…たしかにな、今日見た春子が何ともない雰囲気だったのが引っかかってたのかな、俺、と自覚する司。
そう思いつつも、ちょっとは気にしててくれたんだな…と、優羽の言葉に救われます。
一方優羽も、司が自分の事を話してくれたことに、喜んでしまいます。
けれどそれは喜べる内容ではないのに不謹慎だと戒めつつ、改めて司と近づきたいと思う自分に気付きます。
おこがましいけど、支えたいなんて…初めて思った…と自分の中の新しい感情を知る優羽。
後日、優羽と瑞希はいつものPUZZLEでお茶に来ています。
ねえ優羽、東條があんたの事好きみたいだから付き合っちゃえば?と言う瑞希の言葉に驚く優羽。
さすがに優羽でもわかるでしょ?気に入られてる事くらい、と言う瑞希。
私うそつけないから言っちゃうけど協力してって頼まれたんだよね、と言われて優羽も焦ってしまいます。
東條いいと思うけど?と言う瑞希に優羽は一瞬躊躇いつつ、でも私…と切り出します。
続きが言えずに居る優羽に、司さん?と瑞希が聞くと、顔を赤らめる優羽。
また連絡とり合うようになったとは言ってたけどやっぱり好きなんだ、と言われ、うん、と優羽は認めます。
優羽の事なんてどう思ってるか解んないんだよ?と言う瑞希、優羽はうん…と答えます。
これからもメールだけする関係のままかもしれないんだよ?と言われても、…うん、と言う優羽。
…会おうとも言って来ない人だよ…!?と、瑞希は心配そうに、その言葉を口にします。
けれど優羽の意志は固く、…うん、それでも顔も見た事無くても司さんが好き、と言う優羽。
その日、離れた場所のテーブルに白川と二人で司も訪れていますが、その声は届きません。
あれから数週間、司は毎週のようにPUZZLEを訪れ、白川もそれに付き合ってくれていました。
白川さん、別に一緒に来てくれなくても…という司に、私今までも毎週来てたしと返す白川。
気が向かない時は来ませんし、と言われて司もならいいけど、と安堵します。
それに司さんほどのイケメンが金曜の夜に一人でこんなかわいい店に居ると怪しまれますよ、と言う白川。
苦笑い気味に、どーもと司は返しますが、ありがたいけどこのままだと…とひとつの懸念を抱きます。
司、白川さんと付き合ってるってマジ?と険しい顔で尋ねに来た、大倉。
その言葉に…やっぱ噂になったか、と思いつつ、お前には関係ないじゃん振った相手なんて、と司は返します。
白川に冷たくしているバツだと、あえて大倉を焚き付け、思惑通りぐうの音も出ず悔しい表情の大倉。
…っていうか親友の彼女くらい把握しておきたいし、っていうか司忘れられない子がいるって言ってたじゃん…!
その様子を見て、動揺しすぎだろ、と思いつつ司はまた意地悪な顔で大倉を挑発します。
まぁ忘れるために他の子と付き合うのも手だしな、前に大倉も俺なら諦めて次の子探すって言っただろ?
そう司が言うと、は!?お前白川さんの事利用してんの!?と大倉が激怒します。
…やば、やりすぎたか、と思った司はあんないい子利用しねえよ、つーか付き合ってないしと返します。
じゃあ別に二人でメシ行かなくてもいいじゃん!と怒る大倉。
お前だってよく彼女じゃない子とメシ行ってるじゃん何が悪いんだよ、と言って司はその場を後にします。
無自覚な大倉にはこのくらい灸を据えといた方が良いだろ、そう思っただけなのに。
後日PUZZLEには、困った表情の司、気まずそうな白川。
そして、険しい表情の大倉が不服そうに同じ卓に座り、三人の間には重い空気が流れています。
…灸、据え過ぎたか?と司は後悔するのでした。
遠回り~それでも好きになっていいですか?~18話感想
司、白川のサポートのはずがとんでもないことになりましたね!(笑)
すっかり関係を勘違いしている大倉の誤解は上手く解けるのでしょうか?
白川にとっては一度振られた相手ですし、可哀想な同席になってますが…。
進展があることを祈りたいですね!
]]>
コメント