【前回のあらすじ】
実家に帰省すると、父が死んだと話す母が自分と父を混同している事に気付く司。
行き場のない思いを抱えて、声を抱えて来た女性と適当に一夜を共にしてしまいます。
自己嫌悪の中で、優羽に連絡を送らないまま、季節は春を迎えようとしていて…?
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遠回り~それでも好きになっていいですか?~ 17話ネタバレ
いつものようにPUZZLEで会う瑞希と優羽。
まだ返って来ないの?メール…と言う瑞希の問いに、優羽は年末に実家帰るって連絡くれたっきり…と返します。
見るからに落ち込んでいる様子の優羽に、何と言っていいかわからない瑞希。
優羽、寂しい?と尋ねると、優羽は…寂しい、と答えます。
司さんと話がしたい?と言うと、したい、と答え、どうしてるのか気になる?と言うと、気になると言う優羽。
瑞希はそれらの答えを踏まえて、ねえ優羽、司さんの事好きでしょ、と言います。
へ?好きだよ勿論、とジェンガをいじりながら何でもなさそうな優羽に、異性としてって意味!と怒る瑞希。
恋してるって事、とまで言われて優羽は予想外の言葉に慌て、驚いてジェンガも倒してしまいます。
そんなのっわかんないよ…と、言葉に詰まる優羽。
優羽にとって司は自分を助けてくれたけど、メールだけで顔も知らない相手のまま、好きかどうかなんて自信が持てません。
…まあ初恋だろうしまだピンと来ないのかもね、と言う瑞希。
返信が来れば気持ちに気付くかもしれないけどもう半年近く音沙汰ないってことは望みは薄いか…と続けます。
その言葉に、悲しそうな表情を浮かべる優羽。
一方司は白川に今夜ちょっと良いですか?と声を掛けられ、PUZZLEに誘われます。
は!?何いきなり、と司に言われても、残業されたとしてもお待ちしておりますので、と言う白川。
司が大倉の事だろうけど期待するような目で見て来るなよ…と見る目線の先には白川の背後でこちらをみている受付嬢達。
わかったよ、と仕方なく司は了承します。
その後、偶然社内で会った大倉が、なんか久しぶりじゃん!と司に声をかけます。
噂は聞いてるよ~一大プロジェクトでメンバーを牽引してるんでしょ!?と無邪気な様子。
別にやれることをやってるだけだよ、とドライに返す司に、また冷徹になってない!?と言う大倉。
…それで、今夜こそ酒付き合える?と大倉が尋ねると、こいつもか、俺を巻き込むなよと思う司。
けれどそれらは話さず、残念、今日は白川さんとデート、と返します。
その解答に、は!?まじで!?と尋常ではないほど反応を示す大倉に、だからまた今度なと言う司。
絶句する大倉を横目で見て、司は余裕のある表情を浮かべて見せます。
司の背中を見送り、あー…もう、あの女わけわかんねえ、と本性をあらわにする大倉。
白川との待ち合わせの時間、司はPUZZLEに訪れますがそこに優羽はいません。
その状況に、いない…か、よかった、と少し安堵します。
正直人の相談なんて受けてる余裕ないんだけどな、でもまあ気が紛れるからいいかと考える司。
場所が違ったらもっとよかったと思いつつ、白川の待つ席におまたせ、と座ります。
あの帰省の一件から、司は優羽に連絡をせず、仕事も忙しくなり、優羽を忘れるには丁度良くなっていました。
おもむろに、それで?大倉がどうしたの?と司が切り出すと、大倉さんの話してないじゃないですか!と言う白川。
けれど話進めると、告白して振られたものの、前みたいに喋りたいのに大倉がよそよそしい、と白川は話します。
この前なんか少しぶつかっただけなのに凄い剣幕で払われるし、と落ち込む白川。
司は小学生かよあいつは、と白川の態度に反して冷静に状況を見ています。
やっぱり諦めるしかないんですかね…?と、弱気な白川に、白川さん前に言ってくれたよね、と司は話します。
自分を騙すのは無理だから、好きなままでいいって、無理して諦めなくてもいいんじゃない?
その言葉に、確かに言いましたけど辛くて…と立ち直りきれない白川。
そりゃ好きな奴にそんな態度取られたら辛いよな…と司も思わず同情します。
でも、大倉は多分白川さんの事が好きだと、司は確信に近い予想をしていました。
複雑に絡み合う状況を、どうしたもんか…と悩む司。
けれど白川は、ところで、司さんの恋バナの事ですが、とまさかの方向から切り込んできます。
は!?俺!?と驚く司に、あの子毎週金曜日にここ来てますよ、と言う白川。
一瞬その言葉に心が揺れるものの、いや、俺はもう…と司は興味がない、と言いたげに返します。
白川はそれを気にも留めず、ここを気に入って頻繁に来るうちにリサーチできちゃったみたいだと話します。
とりあえずあさっての金曜日ここに来ましょ!私のリサーチ力が嘘じゃないって証明したいので!と言う白川。
けれどその言葉に容易に乗る気になれない司は、白川に一つの疑念をぶつけます。
…なんでそんなに応援しようとすんの?俺に大倉との仲を取り持ってほしいの?
けれど白川は、司の方をまっすぐ見て、そんな下心で言ってるんじゃないです、と返します。
今年に入ってからずっと元気ないし、辛い片思い何だろうなって勝手に自分と重ねちゃってるんですと言う白川。
迷惑ならもう無理言わないので、と言う言葉に、うん、迷惑とだけ返す司。
目も見ずそういう司の素振りに、わかりました出しゃばってすみません、と白川は素直に謝ります。
けれど司が、だから、責任とってあさって付き合ってもらうよ、と言うと白川は嬉しそうにはい!と答えます。
司としては、このままメールもせず、会いそうな場所にも行かなければ自然と優羽を忘れられると思っていました。
もう忘れたかった、けれど無理で、今回は白川の押しに負けたということにしよう、と決めます。
…かっこ悪いよな、俺、と言う司に、司さんはいつでもかっこいいです!とフォローする白川。
そんな白川の反応に大倉はホント良い子を振ったよ…と司は考えています。
後日、本当に金曜日に訪れた優羽を見て、ホントに来た…と思ってしまう司。
声掛けないんですか?何なら今日告白しちゃいましょうよ、と言う白川にそれは無理だよと言う司。
あの子、男性恐怖症だから、と言うと何でそんなこと知ってるんですかと驚く白川。
やべ…と思いつつ、前話してたの聞こえて、と誤魔化します。
…そうなんですね、そっか、想いを伝えられないなんて切ないですね、と言われ、思わず司は黙ってしまうのでした。
遠回り~それでも好きになっていいですか?~17話感想
数か月間連絡してなかった事がどう作用するのか…心配ですね。
優羽の方には東條も居たはずなのですが、どうなったのでしょう?
この間に進展してない事を願います…!
それにしても大倉、そろそろ自分の気持ちに気付いてほしいよ…と思う筆者でした。
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