
おちたらおわりを全巻無料で読む方法はあるの?






おちたらおわりの最新刊の発売はいつ?
おちたらおわりの漫画を全巻無料で読む方法を徹底調査しました。
調査の結果、おちたらおわりをオトクに読めるサイトはコミック.jpとなりました。
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【おちたらおわり 作品基本情報】
作品名 | おちたらおわり |
作者 | すえのぶけいこ |
巻数 | 単行本7巻まで 分冊版32巻まで |
掲載誌 | BE・LOVE |
あらすじ | 念願かなって、新築のタワーマンションに引っ越してきた主婦の明日海(あすみ)。 娘の杏(あん)を通して、4人のママ友ができるが…? 憧れのタワマンを舞台に繰り広げられる ママ友同士の過酷な人間模様を 「ライフ」のすえのぶけいこが強い筆致で描く!! |
公式サイト | – |
おちたらおわりの最新刊の発売予定日
おちたらおわりの最新刊8巻の発売予定日は2022年10月13日です。
次回の配信をお楽しみに。
おちたらおわりを全巻配信している電子書籍ストア
ストア名 | 配信状況/特徴 |
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残念ながら、おちたらおわりのマンガを全巻無料で一気に読む方法はありませんでした……。
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おちたらおわりを全巻配信しているアプリ一覧表
おちたらおわりを漫画アプリで読めるか調べた結果、以下のアプリで全巻配信していると分かりました!
- ピッコマ
- LINEマンガ
その他の配信状況は以下の一覧にてご確認ください。
また、アプリ内で全巻配信中でも全巻無料ではないのでご注意ください。
アプリ | 1巻~最新刊配信状況 |
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ピッコマ | 〇 |
LINEマンガ | 〇 |
サンデーうぇぶり | × |
ゼブラック | × |
少年ジャンプ+ | × |
おちたらおわりの見どころ・感想・レビュー
いじめをテーマにした衝撃作「ライフ」で一躍人気作家となった、すえのぶけいこ先生の最新作!
今作ではタワーマンションを舞台にママ友達の澱んだ人間関係を描いています。
本記事ではそんな「おちたらおわり」の登場人物や見どころを紹介します!
・おちたらおわりってどんな話?
憧れだったタワーマンションに一家で越して来た月島明日海。
過去にイジメられた経験があり、その主犯だった真宮孔美子と奇しくもタワーマンションの住人同士として再会してしまう。
大きな不安を抱えながらも、我が子の為に新たな環境で頑張ろうとする明日海。
しかし色濃い住人と、その中でも強い権力と絶大なカリスマ性をを持つ孔美子に翻弄されてしまうのだった。
・タワーマンションの住人たち
・月島明日海
結婚5年目、在宅イラストレーターをしながら愛娘の杏を育てる。
イジメに遭った過去により、顔色を窺ってしまうようになった。
孔美子に関わりたくないと委縮する態度を見せるも、逃げたくないと立ち向かう強さも持つ。
夫の航平とは良好な関係を築くものの、明日海の言葉に対し楽観的な所にはやや苦痛を感じている。
・真宮孔美子
明日美とは中学の同級生。
現在はタワーマンションの最上階に住み、イメージコンサルタントとして雑誌に載るほど有名。
人の気持ちを読むのがうまく、人心掌握が得意。
かつて、ずっと友達でいると約束した明日海に対して激しく執着している。
ママ友達を言葉巧みに誘導しては明日海を追いつめる駒として使い捨てている。
一人娘の陽美紀が居るが、実は血がつながっておらず、後妻であり陽美紀を愛してはいない。
欲しいものを得るために様々な権力のある男と寝ており、夫との間に子どもが出来ないようにして居る。
・丸山 朋代
ややふくよかな体型で、タワマン住人たちの中で目立つ存在では無いものの、慕われる事の多い人物。
誰にでも優しく、穏やかで明日海にも初めから優しく接してくれた。
自身が長年アトピーで悩んだ事から、一人娘の芽依にも自然派の衣食を与える事を好む。
杏のアレルギー体質についても理解を示した。
DV気質の夫に排卵日をチェックされ、夜な夜な妊娠の為に犯されており、愛情は冷え切っている。
偶然出会った航平が初恋の人に似て居た事から、航平に好意を寄せ始め、暴走。
明日海になり替わろうと家に潜りこんだりするも失敗する。
しかしそれらすべてが、孔美子に唆されて行った事だった。
・楠 紗都
ママ友達の中では42歳と最年長の為、蓮・岳の男子二人と長女を持つ三児の母。
出産前までライターとして出版社に勤務して居た事に誇りを持ち、鼻にかけるフシがある。
夫はライター時代に知り合ったモデルの楠英治。
年下でイケメン、かつ有名な旦那を手に入れた事で周囲に対し少々自慢げな態度を取る。
自分では気付いていないが、デリカシーや無遠慮な振る舞いに周囲にはやや煙たがられるところもある。
のちに夫とママ友の心菜が不倫関係となった事により、事態は急転する。
・桜庭 心菜
ママ友内では最年少の双子の玲央と理央の母。
明日海の事は否定的な目で見ており、自身は孔美子に取り入ろうとしていた。
孔美子の持ち物を盗む程手癖が悪く、紗都の夫と安易に不倫関係になるところからも、後先を考えない性格がうかがえる。
夫とは財産目当てに結婚したため愛情は無く、共に布団に入る事も毛嫌う程。
しかし似た者同士と言うべきか、夫もまた、心菜が推しの2次元キャラにそっくりだったことで恋に落ちていた。
玲央と理央もDNA鑑定の結果夫の子供ではないことが判明。
紗都の夫との不倫が周知の事実になってからは、嫌いだった夫に軟禁され、無理やり抱かれる事が続いた。
・見どころって?
・登場人物の顔の変化
ライフの時にもありましたが、すえのぶけいこ先生は時折見せる超劇画タッチの狂った表情がお上手。
特に美人で通っている孔美子が明日海に向けてニタリと笑う様なんて非常にぞっとします。
朋代が航平に好意を寄せ、少しずつおかしくなっていく恍惚の表情も、とても過激に描かれていました。
・ストーリー展開がジェットコースター
「おちたらおわり」は平穏な時間がほぼありません!
ひとつ問題が終ると、その裏で孔美子が次の問題を準備しているのです。
次から次に起きる問題に、どうなってしまうんだろう?と目が離せなくなってしまいます。
・子供たちが可愛い
孔美子は非常に怖い(笑)のですが、娘の陽美紀は天使のような可愛さ。
明日海の所の杏も、見ているこちらまで「この子の為に頑張って!」と思ってしまうような愛らしさを孕んでいます。
勿論他の家の子供達もそれは同様。
親は皆破天荒だったり、何かしら問題を抱えているのですが、子供達は関係ないと言うのを感じさせられます。
あくまで大人達の戦いに子どもが巻き込まれて行く不条理やそれに立ち向かう姿こそ、この漫画の魅力ともいえるでしょう。
是非皆さんも、お得な方法を利用して「おちたらおわり」を読んでみて下さいね!
おちたらおわりは違法海賊版サイトで読めるか
おちたらおわりのコミックは違法サイト・漫画海賊版サイトで読めるのでしょうか。






「読める・読めない」というのを違法サイトで調べること自体、ウイルス感染リスクが高い非常に危険な行為です…!
まず、違法サイトで読むと間違いなく自身と出版社に不利益がもたらされます。
なぜかというと、違法サイトで読んで満足してしまうと単行本の売り上げにならず、漫画家の収入にならないからです。




例えば毎週ジャンプの人気少年漫画のネタバレを見ているとします。
すると最新話の内容が分かるので、単行本を購入しなくなりますよね。
こうなってしまうと、漫画は連載そのものが追い込まれることになっていくのです。
また、ウイルスに実際感染する人もおり、スマホやPCが故障するとそれこそ数万やそれ以上のお金がかかってしまいます。




数百円のマンガを無料で読むために、数万円も機器の修理費を払っていては大損ですよね。
おちたらおわりの1巻から最新刊までのあらすじ
おちたらおわりのあらすじを最新刊まで一気にご紹介します。
ネタバレを含む内容もありますので閲覧にはご注意ください!
おちたらおわり1巻あらすじ
念願かなって、新築のタワーマンションに引っ越してきた主婦の明日海(あすみ)。
娘の杏(あん)を通して、4人のママ友ができるが…?
憧れのタワマンを舞台に繰り広げられる
ママ友同士の過酷な人間模様を
「ライフ」のすえのぶけいこが強い筆致で描く!!
おちたらおわり2巻あらすじ
念願かなって、新築のタワーマンションに引っ越してきた主婦の明日海(あすみ)。
中学時代のいじめの首謀者である孔美子とママ友として再会するも、明日海をいじめたことを覚えていなかった。怒りのままにママ友たちの前で過去のいじめを暴露し、孤立してしまう。
そんな中友達の誕生日パーティーで、食物アレルギー持ちの杏がケーキを食べてしまい、大騒動になり――!
第5話
杏が真っ赤な顔をして寝ているそばで、明日海が心配そうに付き添っていました。
誕生日パーティで思わず、ケーキを口にしてしまった杏の体に発疹が出てしまい、病院では点滴をして経過観察になりました。
かゆみで目が覚めた杏に、どうしてあんな事したの?と明日海は尋ねますが杏は答えません。
次の日、杏も食べれる大きなケーキを作ろうと材料を揃え、無事に大きないちごケーキが出来ました。
大きな口で食べた杏はおいしいと言い、明日海と二人で笑顔になりました。
杏はそんな明日海を見て、ママが笑っていると言い、ケーキ食べたかったのは食べれたらママが笑ってくれるかなと思ったと打ち明けました。
自分の事を見ていた杏に感動しながら、杏を抱き締めます。
屋上庭園で遊ばせながら、まだ妊娠していたときに親がニコニコしていたら子供も家の中を安心な場所だと思えるようになると話していたことを思い出し、いつから笑えて居なかったんだろうと思いました。
自分の家は心穏やかでいられる場所ではなかったから杏の前では笑顔でいようと思っていたのに…と考えていました。
明日海と杏がシャボン玉で遊んでいると、男性が写真を撮りました。
趣味で写真を撮っていて笑顔が素敵だったから、ついシャッターを押してしまったと伝えましたが、明日海は警戒心丸出しで対応していました。
杏がみたい、と言いますが今度渡すから待っててねと言い、去っていきました。
これから、杏も自分も笑顔で居るためにはどうしたらいいのか考えていると、杏が陽美妃ちゃんに会いたいと明日海に言いました。
ごめんねしたいと言う杏に、ママと一緒に会いに行こうと促します。
孔美子のLIMEに玲央理央ちゃんの誕生日パーティの出来事が紗都さんから入っており、明日海が孔美子のLIMEアカウント教えてと言われたと入ってきました。
杏が、手紙を持って陽美紀ちゃんに謝っていました。
ごめんね、と言う杏を見ながら、孔美子は明日海にあんなふうに大人も仲直りできればいいのにねと呟きました。
そんな孔美子の言葉に、仲直りはお互いに理解しようとする気持ちがないと難しいと明日海は孔美子に伝えます。
孔美子にここで出会ったことはただの偶然で、運命ではないと言い、過去のことばかり考えていられなくてと孔美子に笑いかけます。
あなたのことを一生許すつもりはない、わたしはここで幸せになりますと宣言した明日海は杏を連れて帰っていきました。
その様子を沙都さんが部屋から見ていて、不思議に感じていました。
陽美妃ちゃんが、孔美子に杏からもらった手紙を見せますが反応がなかったので不思議に思います。
良かったわね、と陽美妃ちゃんに伝えエレベーターに乗った孔美子はすごい表情になっていました。
幼稚園に送りながら、ぎこちない挨拶を感じながらも杏の笑顔を守るために強くなりたいと思いました。
朋代さんと挨拶しながら話していると、すごい車が止まったことに心菜さんが気付きます。
すると、そこから陽美妃ちゃんと孔美子さんが出てきて、自然の森に転園することになったと皆に伝えます。
そして、明日海の前に立ち今日からママ友として仲良くしましょうと声を掛けたのでした…
第6話
楠さんの家では沙都さんが興奮気味に夫の英治さんに陽美妃ちゃんが転園してきた話をしていました。
上の空で聞いている英治さんの携帯を取り上げても、全く聞く耳もちません。
マカロンを見て、お姉ちゃんが美味しいやつだと興奮していると蓮くんが帰ってきて、沙都さんがマカロンを勧めますがため息をついて部屋へ入ってしまいます。
桜庭さんの家では心菜さんが孔美子さんの黒塗りの高級車について電話で話していました。
パパ活しているときにもあんなの見たことなかったしーと言っていると、ピンクのパジャマってどこかしらとお義母さんが話しかけます。
ドアから少し顔を出して、二段目の引き出しですと言い部屋の鍵を閉めて会話を続けます。
可愛い双子の孫を産んでくれてありがとうっていろいろやってくれていると語っていると、玲央が歯磨きはパパはやだと拒否をします。
マニキュアを塗りながら、パパだけ写っていない写真を見ながら、全然満たされないと電話で愚痴りました。
丸山さんの家では芽依ちゃんがお絵描きした絵をお母さんに見せて、マカロンを見つけこれ何?と尋ねます。
朋代さんは裏の食品の表示を見て、ゴミ箱に入れ、笑顔でゴミよと芽依ちゃんに伝え、そろそろ寝ましょうか、今日はどんなお話が聞きたい?と尋ねます。
すると夫の泰弘さんが帰ってきて、朋代さんの編み物を見て、毎日毎日毛の塊と戯れて楽しそうだなと呟き、朋代さんは真っ青になります。
月島家では杏ちゃんが、毎日陽美妃ちゃんに会えるんだとはしゃいでいたのでなだめながら明日海は寝かしつけます。
すると一緒に寝てしまっていた明日海は弁当の下ごしらえして、アレルギーノート書いて、それから仕事…と考えていると仕事のメールが来てため息を付きながら、パソコンに向かいました。
好きな時間に好きな絵を書けるわけじゃないと考えながら、言いたいこと言ったけどまさか転園してくるなんて…と寝落ちしながら夢なら覚めてほしいと願っていました。
次の日、間宮家では陽美妃ちゃんがきちっと畳んでいると、孔美子さんが自然の森の制服のほうが似合っていると褒めます。
でもどうして幼稚園変わったの?と尋ねる陽美妃ちゃんに、孔美子さんはスモックが嫌だったのよね、と陽美妃ちゃんに言うとはい、お母様と返事をしました。
そして5月、初めての保護者会総会で園長先生から挨拶がありました。
子供は親を見て育つので、写真動画撮影は一切禁止しますと心菜さんが注意されふてくされていると、ここおはそういう園なのよと静かに朋代さんがたしなめます。
役員決めの時間になると皆どんよりし始めて、配布プリントを見るとたくさん役員がありました。
すると、会計に沙都さんが立候補して朋代さんがバザー委員に立候補します。
ハンドメイドが好きだと言う朋代さんに感心していると、隣のお母さんが一人っ子なら早めにしておいた方がいいですよとアドバイスしてくれました。
なかなか言い出せずにいると、クラス代表に明日海の名前が呼ばれ戸惑っていると、孔美子さんがクラス委員に立候補すると言い出します。
すると沙都さんからサロンがあるのに、と言われると明日海さんが困ってたもんだからつい…と言い雰囲気が変わります。
心菜さんが一緒にイベント委員をやろうと誘い、沙都さんがイラストレーターだから広報に向いていると言い出し、広報委員に決まりました。
ごめんね、と謝る沙都さんに笑顔で返しながら、荷物と杏を抱えてるとオートロックを開くための自宅の鍵が見つからずに手こずっているとこの前の写真を撮ってくれた男性が開けてくれました。
そして、荷物を持ってくれている間、鍵を探してエレベーターに乗ると同じ階だと判明します。
そして、写真をもらうと1904号室の桐ヶ谷カイだと名乗り、おやすみなさいと言い別れました。
ちょっと癒やされたと思い、写真を見ると本当にいい顔していると喜んでいました。
心菜さんが、孔美子さんからパーソナル診断を受けていて、いまの心菜さんにぴったりだから自分の魅力をよくわかっているのねと褒められます。
心菜さんが大喜びし、お茶をしていると似たような服になってしまうからクミちゃんみたいな服が着てみたいと言い出し、部屋を見てくると言って気になるコスメを試してみてと言って席を外しました。
さすがに50階には入れてもらえないかと言いながら、コスメをチェックし始め限定色だと言いながら試し始めます。
そのうちの何点かをポーチに入れ、ちょっとくらいいーよね!と独り言を言っているとその部屋には隠しカメラが仕掛けられていました…
第7話
自然の森PTA父母の会が活動開始になり、心菜さんがイベント委員で親子遠足の田植えについて文句を言ったら、他のママさんに睨まれてしまいます。
なかなか体験できないわよと、皆に語りかけるように言い、心菜さんには親も楽しめるようなイベントにすればいいのよと筆談で伝えます。
今日のリップの色かわいいわね、と筆談で書かれた瞬間ポーチから盗んだことを思い出しましたが、ちょっと変えてみたと言ってごまかしました。
バザー委員では朋代さんがみんなと和気あいあいとオーガニックカフェが復活する話をして盛り上がっていました。
沙都さんが本部役員と広報のパイプ役としてやってきたと挨拶し、案内文を見ながらわかりづらいと言い出します。
絵はかわいいと褒めてくれましたが、文章を勝手に訂正して明日海に文もよくなったら鬼に金棒よと言って案内文を返しました。
家に帰って、当日は写真係お願いと言われたのでデジカメを探しながら明日海はもやもやしていました。
航にデジカメを見せると壊れていると言われ、いっそのこと買おうかと呟きます。
航にこの前、撮ってもらった写真を見せてカメラのことをきいてみようと言いました。
2階のジム&スパでエイジさんが走っていると、心菜が話しかけました。
沙都からお名前聞いてますと言われ、大体このくらいの時間に来ると聞いた心菜さんはぺろっと舌を出しました。
ウエイトトレーニングをしながら、エイジさんにアドバイスをされますがなかなか出来ない心菜さんは手伝ってと駄々をこねます。
意味ないと笑うエイジさんに、ちょっと待って暑くなってきたから脱ぐと言って上着を脱ぐとスポーツブラ一枚になり、思わずエイジさんはドキッとします。
エイジさんの手にそっと触れてもっかい♡と心菜さんが言うと、ごくっとエイジさんはつばを飲み込みました。
自宅に帰ったら、旦那さんがシチューをつくって待っていましたが、いらないと言って部屋へ戻り、双子と一緒に眠りました。
すると旦那さんが一緒に寝ていい?と寝室に入ってきましたが、体調悪いからと言って追い出して鍵を閉めてしまいました。
強力除菌のスプレーを旦那さんが居た方に心菜さんは吹きかけました。
沙都さんと孔美子さんは一緒にショッピングして、沙都さんは満足そうに古い服捨てちゃおっかなーと言いました。
そして、帰り道でここで明日海さんとなにか話していませんでしたか?と尋ねました。
孔美子さんがしばらく立ってたから気になってと言い、明日海さんは無神経で攻撃的みたいなことがあるから孔美子さんが嫌なことをいわれてないか気になってとペラペラ喋りだしました。
すると孔美子さんは見てたのね、と言い振り返った沙都さんのメガネを掴んで引き下げました…
第8話
驚く沙都さんのアイシャドウを孔美子さんは手でなぞり、このシャドウは沙都さんに合っていないから、似合う色選ばないともったいないわよとにっこりと笑いました。
ドキドキしながら、沙都さんがメガネを掛けていた時、明日海は自宅で親子遠足、浮かない、コーデで検索して悩んでいました。
一番の問題はお昼ごはんで、ぼっちだけは避けたいと考えていましたが、沙都さんは苦手で、心菜さんはパーティの後から気まずいまんまだから朋代さん一緒にいてくれないかなぁと悩んでいました。
いじめに遭ってからストレスでお腹を壊すようになってしまった明日海は薬を飲みながら、痛みがあの頃の記憶を呼び起こしていました。
ふと、カメラのことを思い出し桐ヶ谷さんの家のドアのインターホンを押しました。
使ってないデジカメがあるから持っていっていいと言う桐ヶ谷さんに押し切られる感じで防水のカメラを明日海に渡します。
そして、遠足かぁ…僕にはそういう記憶がないから子どもがいるともういっかいイベントを楽しめるんだねと言われ、明日海は心が軽くなりました。
帰ってきたら、杏がリュックと水筒を持ってソファではしゃいでいました。
はしゃぐ杏を見ながら、また友達作りで悩むのかと心配していたけど楽しいことをもういっかい杏と一緒に塗り替えていこうと明日海は思いました。
そして、お弁当も作って準備万端で二人で出発しました。
はしゃぐ杏に、いったん先生の所へ行きなさいと行って送り出し、心菜さん、沙都さん、そして孔美子さんがやってきました。
そして、注意事項のあと心菜さんが安全確認も兼ねて班行動するので4人組の班を作ってくださいと言いました。
焦っている杏をよそに、どんどん班が出来ていき、沙都さんと目が合いますがそらしてしまいます。
そして他の班に入れてもらおうとしますが、入れない明日海に孔美子さんが声を掛け、沙都さんと心菜さんが暗い顔をして明日海を見ていました。
4人並んでバスに座り、孔美子さんが明日海に陽美妃が杏ちゃんとお弁当食べるの楽しみにしていたと声をかけますが、明日海は黙って拳を握りしめていました。
第9話
みんなが親子遠足で田植えを楽しむ中、明日海はトイレで班行動は憂鬱だけど今日一日を乗り切ろうと考えていました。
そして心菜さんと紗都さんがお互いのお弁当を見せ合いしながら、心の中でけなし合いをした後、心菜さんは紗都さんに旦那さんのエイジさんにお弁当を作るのか尋ねると外食好きだと笑顔で返しました。
そして陽美妃ちゃんのお弁当がすごいので行ってくると言う杏に、食べていいのは自分の弁当だけだからと念を押します。
杏ちゃんアレルギーのことわかってるでしょうと孔美子さんが言い、杏のお弁当に入っている鳥さんのおかずを褒めると、杏が孔美子さんにひとつあげました。
その様子を見ていた陽美妃ちゃんがママにくっつくと、ヤキモチ?と孔美子さんは微笑みました。
そして明日海に一緒に食べようと誘いますが、明日海は暗い顔で断り、杏のはじめての遠足なのにおなか壊して一人で弁当食べて何やってるんだろうと考えていました。
そして賑やかそうな朋代さんのグループを見て、同じ委員になっておけば良かったと思いながら、自分と違ってなんでも器用にできちゃうんだろうな…とうつむいてしまいました。
すると紗都さんからお昼の風景も撮らないとと言われ、カメラを持って明日海は写真を撮りに行き、杏はいい匂いがすると言って孔美子さんにすりすりとしていました。
おさんぽの時間になり杏と二人で花を見つけますが、男の子たちが釣りをしていると言われ、先生もいるし大丈夫と思い、写真を撮りに行きました。
孔美子が杏に大きな白い花がたくさん咲いている場所があるからいっしょに行こうと誘います。
らびしゃんの歌を無邪気に歌う杏と手をつないで林の中の池の方へ進み、杏を岩の上に登らせて花畑を見せました。
杏にここに来たことは二人だけの秘密だと言い、お守りを杏に渡すと、杏は無邪気にひみちゅと呟いてポケットにお守りを入れました。
池の方でかえるさんがいたと言い、池のふちで眺める杏を見ながら本当にかわいくて明日海にそっくりだと呟き、いじわるしたくなっちゃうわと言いました。
杏の水筒が落ちているのを見つけた明日海は陽美妃ちゃんに杏の居場所を尋ねますが、そこには居ませんでした。
明日海の背筋が凍り、紗都さんが杏を見ていないか皆に声を掛けてくれ、心菜が皆を集合させました。
杏以外は全員いることが判明したため、大人だけで杏を探すことになりました。
見晴らしがいいから、みんな一緒だから油断していたと思い、好奇心が旺盛だからなにか見つけて追いかけたりしたのかも…と考えながら足を滑らせたりしていないかと不安になります。
無事でいて、と願いながら杏の名前を叫ぶ明日海に朋代さんが田んぼの方には居ないみたいと聞いて、明日海は泣きそうになります。
すると、紗都さん、心菜さん、孔美子さんがやってきて沼の方じゃないかと思うと言い出しました。
すると木の上に登っている杏をみつけ、沼に入って木登りをして杏を助けてくれました。
皆が驚く中、孔美子さんは子どもは高いところが好きだからもしかしたらと思って…と言いました。
かえるさんたくさんみたくて登ったのと無邪気に笑う杏でしたが、まじめな明日海の顔を見てごめんなさいと謝りました。
良かった…と杏を抱きしめ、先生が念のため怪我がないか確認しますと杏を連れて行きました。
孔美子にありがとうございましたと明日海が頭を下げると、孔美子はちゃんと見てないと、宝物なんでしょう?と言いました。
その言葉を聞いてゆっくりと頭を上げた明日海に壊れちゃうわよと不敵に微笑みました。
その表情を見た明日海は孔美子を掴み、杏を連れ出してあんな危険な場所に置き去りにするなんてと叫びました。
明日海の手を掴み返し、田んぼの方へトンッと突き飛ばし、ここで会ったのは偶然じゃないとしたらどう思う?と言いました。
明日海は昔、水をかけられたりしていじめられていたことを思い出しました。
田んぼに落ちた明日海はぞっとしました。
孔美子とは友達で、些細な事で仲がこじれたけど、つないだ手があたたかくて孔美子は自分を助けてくれるんだって思っていました。
…この女、全部覚えていて忘れたフリをしていると明日海は悟りました。
孔美子の表情を見て、昔の記憶が蘇ります。
嘘をついていないのなら服を脱いで洗礼の儀式をしましょうと言われた明日海が裸になっていました。
そして孔美子は明日海に、明日海ちゃんだけ幸せになんかしてあげないと言いました。
おちたらおわり3巻あらすじ
あこがれのタワーマンションで、中学時代のいじめの首謀者である孔美子と再会してしまった明日海。
ママ友たちの前でそのことを暴露するも、孤立状態に…。
孔美子は親子遠足で明日海の娘を故意に危険な目に遭わせ、明日海を追い詰める。
本性を露わにした孔美子に、明日海は――!?
第10話
明日海は洗濯機を回しながら呆然として今日の孔美子の事を思い出していました。
洗濯物が終わり、干そうと体操服を取り出すとお守りが落ちて、中に何か入っていると思い開けてみました。
すると中には航平と杏と明日海が3人で写っている写真が入っており、杏と航平の顔だけ塗りつぶされていました。
思わず叫んでしまった明日海のことを孔美子が双眼鏡で覗いて楽しそうに微笑みました。
航平が帰ってきますが、仕事でくたくたで話を聞かずにベッドに横たわってしまい、明日海は話しかけますが、航平は疲れていて動きません。
きかなくてもいいからぎゅってして…と言いながら、航平の指を握り何でもいいからぬくもりが欲しいと明日海は思い、いつからこんな仲良しで友達みたいな関係になったんだろうと思い、大事なところがつながれていないと感じていました。
3人での買い物帰り、2人は楽しそうにしていますが明日海は頭が混乱していました。
もし、自分の幸せを壊すために意思を持ってここに現れたんだとしたら、逃げられない、孔美子からは永遠にと考え込んでいると、明日海さんと声を掛けられました。
思わず叫んだ明日海に朋代さんは驚きますが、考え事をしてたので…と言って航平に朋代さんを紹介します。
すると、明日海はおなかを押さえトイレに行くと言って自宅へ戻る明日海を朋代さんは心配しますが、航平がいつものことなんでと朋代さんに伝えました。
朋代さんが航平の顔を見て、知り合いに似て…と話していると杏がめいちゃんと遊びたいと言い出し、フォレストタワーのキッズスペースに誘いました。
朋代さんに明日海は幼稚園で心配症で考えすぎなところがあるから幼稚園でうまくやっていますかと尋ね、朋代さんが気を遣っていると話し、孔美子さんの名前を出すと航平が知らなかったので話をそらしました。
優しい旦那さんが居ていいなと言い、普通だと笑う航平を見ながらあんな人がパパだったらよかったのにねと言い、いいな普通ってと朋代さんは呟きました。
トイレから出た明日海はカメラを早く返してしまいたいと思い、桐ケ谷さんの家に行ってメモリーカードを抜いていたので、思い出おすそわけしてもらろうと思ったのにと言う桐ケ谷さんにたのしかったですと言い、帰ろうとしたら呼び止められました。
何かあった?本当に楽しかった?と言われ、つい泣いてしまった明日海にあったかいお茶を淹れるよと桐ケ谷さんは優しく言いました。
お茶を飲んで落ち着いた明日海はいっぱいいっぱいになって、前に進もうとしているのにうまくいかなくてくやしくて…と言う明日海に、桐ケ谷さんは無理にと言わないけど僕でよければきくよと言ってくれました。
因果応報ってないのかなと呟き、悪いことをした人にはなにか帰ってくるもんだと思っていて、自分が苦しんだ分それ以上苦しんで当然だって思っていて、なのにあいつは幸せそうで地位も名誉も手に入れて、くやしかったと呟きました。
いじめをした奴がのうのうと生きて、やられた側が我慢して、転校させられたけど、また会うんじゃないか自分の過去が周りにバレるんじゃないかとビクビクしながら暮らしていて、いじめから逃げたことを後悔していたと言いました。
ここから逃げないって決めたのに、あの女はわたしの幸せを壊すと言われても、壊してやりたいのはこっちだよ、大人だから母親だからってかんたんに割り切れるもんじゃない!!と叫んで明日海は頭を抱えました。
叫んだあと、ごめんなさいと言いながら泣く明日海に、つらかったね明日海と優しく桐ケ谷さんは声を掛けました。
君がいま人を憎んだり、人に対して臆病になったりうまくいかないと悩んでいることは全部君にかけられた呪いのせいだ、君のせいじゃないと言われ、明日海は顔を上げました。
僕も昔、悲しいことがあって何十年も前のことで記憶なんかほとんどないけど、僕の心に空いた穴は塞がることはないと言い、よくがんばって生きてきたねと明日海に言い、手を握って君は悪くないよと真っすぐ目を見て桐ケ谷さんは明日海に伝えました。
その言葉を聞いた明日海は大粒の涙をこぼしてただ、泣き続けました。
航平から外で遊んでいると連絡があり、向かっている途中でいじめられたのは自分のせいで自分が悪いからだと思っていたと振り返りました。
そして杏が気付いて明日海の所へかけより、ずっとだれにも言えなかったけどだれかに言ってほしかったと思っていました。
君は悪くないと言う言葉が明日海の心に響きました。
心菜さんとエイジさんがジムでキスをしており、心菜の胸を触りますがここじゃ誰かきちゃうと心菜が止めます。
その頃紗都さんは岳くんが牛乳をこぼして片付けており、その舌のゲストルームではエイジさんと心菜さんがベッドの上で抱き合っていました。
すぐ上に紗都さんが居るという心菜の言葉にも、もう止まらないと言い、さらに強く心菜の中にエイジさんが入っていきました。
ああっ、いいっ、きもちぃ、最高っ、人のモノってサイコーと心菜は呟きました…
第11話
杏の病院で数値が上がっていないので安心してくださいと先生が言い、次はそうめんで試してみましょうと提案し、細かくノートに記録をとってまた2週間後にと言いました。
そして自宅に帰り、そうめんを切りながらこの前の事を思い出し、あんなに感情を押さえつけていたなんて…と感じていました。
どうしてだれにも言えなかったことを桐ケ谷さんには話せたんだろうと思いながら、ここを売って引っ越したり転園も考えたけど現実は厳しいことを明日海はわかっていました。
通院もしやすいし、やっと診察に時間をかけてくれる先生にも出会えたから、孔美子がいることを除けば今の環境がベストだと考えていました。
孔美子のことは距離をもって接する、杏に危険が及ばないようにだけ絶対に気をつける、航ちゃんにもちゃんと話すと言い聞かせ、出かけました。
エイジさんが雑誌の取材で、頼れる奥さんに甘えちゃってと話し、家族がイチバンと記者に語りました。
エイジさんは心菜の所に会いに行っており、家族がイチバンなんでしょう?と言う心菜に構わず激しく動いていきます。
甘い喘ぎ声を出しながら、心菜はこのあとママたちとランチ会なんだからと叫び、タクシーを捕まえて乗り込みます。
SNSで玲央理央の遠足の写真にいいねが来ていることを喜び、裏アカで彼氏アピもしておこうと更新しました。
そしてランチ会に着いた心菜さんは紗都さんに遅れたことを詫び、髪が濡れていることを指摘されると青山のピラティスに通っていると自慢気に言いました。
そこに孔美子さんも現れ、急に参加したいといってごめんなさいと言い、明日海と目が合いますが、明日海も笑顔で返して孔美子のペースにはまらないようにしました。
皆がエイジさんのインタビューを見たと騒ぐと、子どもたちも大きいんだから表でしゃべりすぎないでって言っていると前置きして、ぶっちゃげイイよね夜もと言い出しました。
驚いて何言い出すのと心菜さんが突っ込むと、紗都さんはスキンシップは大事だと言い、女として求められなくなったら終わりじゃないと言う言葉が明日海に突き刺さります。
へぇーと言いながら何も知らずにラブラブアピールしていると心菜が思っていると、孔美子にも話を振り、雅純さんは今も昔も優しいと言いました。
紗都さんが心菜さんの旦那さんはすっごい普通だよねと言い出し、あっくんはウワキとか絶対しないし、エイジさんとかモテすぎちゃって大変じゃんと言い返します。
英治くんけっこう私の事好きなんだからと喋る紗都さんに、心菜はあんたの英治くんあたしのカラダしゃぶり尽くしてたんですけどと下を向いて笑いました。
孔美子さんから、明日海さんの所はスキンシップしてる?と尋ねられ、まあ普通にと答えました。
じっと孔美子は明日海を見つめますが、朋代さんの手がカタカタ震えていることに明日海は気付きました。
すると紗都さんが二人目はどうするのと尋ね、二人いるようなもんだからと言う心菜さんに三人目と言い、朋代さんと明日海さんも早い方がいいわよと言い出しました。
孔美子さんが授かりものだからと言いますが、杏ちゃんも赤ちゃん欲しいって言い出すかもよと紗都さんが言いました。
朋代さんがお手洗いに席を立った瞬間、明日海は杏のアレルギーが治るまではひとりでいいと思っていると言い、ひとりでも二人でも三人でもそれ以上でも子どもがいてもいなくてもみんなそれぞれでいいんじゃないですかとはっきり明日海は言いました。
それを聞いた朋代さんは、ランチ会が終わったあとに明日海にかっこよかったと伝えました。
ランチ食べながらあんな話…と二人で納得し、明日海はセックスレスだと朋代さんに話し、朋代さんは航平さんあんなに優しそうなのに…と言いながらご主人を思い浮かべながら何か言いかけますが、別の提案をしました。
園長先生のお話会に行かないかと誘い、ためになるお話がきけると言い、目を輝かせながら明日海さんともっと話したいと言ってくれました。
そして親子で飲めるハーブティーを明日海に渡し、アレルギーにいいらしいからと言って杏ちゃんと飲んでみてと言いました。
遠足の時に嫉妬して朋代さんに気にしてほしいと感じていた自分を思い出し、思わず泣いてお礼を言いました。
二人で楽しそうな話をしていると、後ろから孔美子が朋代さんをじっと見つめていました。
夜、楠家では紗都さんが英治さんのお尻を触り、岳が起きちゃうと言いますが、気になるならお風呂でする?と言い、布団の中に潜ってもぞもぞし出しました。
携帯ゲームを諦め、英治さんはイベント走りたいと目をつぶりました。
丸山家では朋代さんが髪を乾かしていると旦那さんが洗面所に乱入し、今日は排卵日だろお前はいつになったら妊娠するんだと冷たい目で言いました。
そして怯える朋代さんに構わず、次は男だと言って覆いかぶさり、嫌がる朋代さんの口を塞いでしまいました。
間宮家ではご主人が孔美子に、私はまだ諦めていないんだ…陽美妃はかわいいが私と孔美子の血を継いだ子どもが欲しいと言って抱きました。
孔美子はご主人が眠りについたのを確認すると低用量ピルを飲み、下着姿でステーキ肉を頬張りました。
いらないわ、子どもなんか、わたしがほしいものはひとつだけと絵画を見ながら呟きました。
第12話
朋代さんが野菜をフロントで受け取っていると、宅配便を出しに来た航平と一緒になり、思わず顔が赤くなります。
たくさんの野菜を見てすごいと言う航平に、ナチュリーという生協ですと言う朋代さんに、明日海は料理が得意じゃないのでレトルトの時とかも多いと話します。
忙しいならナチュリー使った方がいいですよと熱弁する朋代さんに航平は圧倒されますが、朋代さんは夢中になったことを謝り、カタログをお持ちしますと伝えました。
じゃあまた、と言う航平におやすみなさい、と朋代さんは言い携帯を構えました。
園長のお話会に行って、皆に挨拶すると鷹谷先生に招待状いただいたの?と尋ねられますが、朋代さんに誘われたと伝えます。
園長働いているママ嫌いだもんとヒソヒソと話し、部屋へはいると孔美子が園長と談笑しており、他のママさんたちが転園するとき寄付金を積んだらしいと話しました。
そんな孔美子をじっと見つめる明日海に朋代さんが話しかけ、お話会が始まりました。
子育てには悩みがつきものです…とお話会が始まり、今日は心の窓を少しあけて爽やかな風を吹かせましょうと言って皆が懺悔の話を始めました。
息子が学校へ行きたくないと泣いている、兄弟げんかがひどいママさんの話と続きますが、孔美子が懺悔したいことがあると言って、大切な友達を傷付けてしまったと泣き、生まれ変わりたいと思っていますと泣く孔美子の肩を優しく園長が抱きました。
そんな孔美子を苦々しく明日海は見つめながら、被害者ぶって…と考えていると朋代さんがわたし母親失格なんですと立ち上がりました。
いつも主人を怒らせてしまう、ダメでできない妻だからと言い、最近気になる人が初恋の人に似ていて、結婚して子供もいるのに母親失格ですと泣きじゃくりました。
そんな朋代さんの肩にそっと手を当て、園長は心の揺らぎは誰にでもあることだからそれに気付いただけで十分だと優しく語り掛けます。
そして主人も子供も愛していると言う朋代さんの言葉に伝わっていると言い、皆に向かって子どもは愛されれば愛されるほど輝きますと語り掛け、皆立派で素敵なお母さんよと伝えると皆涙を流しながら聞いていました。
お話会が終わった後、明日海は朋代さんをお茶に誘いますが、また今度と言って断りました。
そして明日海は孔美子の肩を掴み、汚い女大人になっても変わらないのねと睨みつけ、私がなにもしないと思って舐めないでと言い捨て去っていきました。
孔美子は子どものトイレに入ると、盛大に笑い出し鞄から口紅を取り出します。
はぁはぁ言いながら、そうこなくっちゃ、明日海ちゃん、明日海ちゃんとうっとりしたように口紅を唇に強く押し付けます。
その時、朋代さんからカラー診断のカウンセリングを受けたいとメールが入りました。
孔美子のサロンでお茶を飲んで落ち着いた朋代さんはちょっと気分を変えたくてと言い、鷹谷先生は素晴らしい方ねと言う孔美子の言葉に興奮したようにまた語り出してしまいました。
落ち込む朋代さんの頬に触れ、孔美子は朋代さんに恋をしているのねと語り掛け、理性があっても人の心は鎖で繋いでおけないもの、朋代さんを応援していると伝えました。
パーソナルカラーについての話を聞き、カラー表を写真に撮っていい?と言う朋代さんのお願いを快諾し、アルバムをこっそり見ると航平の写真があるのを孔美子は確認しました。
そして、朋代さんに明日海が鷹谷先生との個人面談でアレルギーっていうといろんなものをすすめてくるママ友がいて困っているってと言っていたと言い、笑顔で子供のためなら何でもしてあげたいっていうのが親心だと思うけどねと笑顔で言いました。
楠家では紗都さんがレシートを見てため息をついており、カードの請求を見て見慣れない店を見つけ、英治くんが仕事で使ったのかしら…と思い、メモをポケットにしまいました。
そしてジムでエイジさんの家に行きたいと心菜が言い出し、一緒に家へ入ります。
あまりの狭さに心菜が驚き、広さも値段もうちの半分以下だわと思いながら、買い物のブランドの袋を見つけ、エラソーに先輩ママぶってるけどただのミエッぱりおばさんねと心菜は心の中で呟きました。
ベッドに心菜を寝せ、心菜が奥さんだったら子どもの目を盗んでヤリまくっているというエイジに心菜は奥さんの悪口を言っちゃダメなんだぞと言いました。
そしてゴムを付けようとするエイジの手を掴み、ナマのエイジが欲しいと跨りました。
そして二人で愉しんでいる中、孔美子がすべての階のカードキーをコートの内側から取り出し、別れ際にキスをしている二人の姿をペン型のビデオで撮影しました。
月島家では杏が野菜をぽいぽいしながら、食べたくないとイヤイヤ言いながら体をばたつかせていました。
ため息をつき、そんな子には作ってあげないからねと言っていると心菜さんからLIMEが届き珍しいと思いながら開きました。
すると、今日もすごくよかった、すきすき大好きとどんどん入ってきて驚いていると、カラダの相性もサイコーだね、エイジさんと入った瞬間、全部のメッセージが取り消されました。
それと同時にLIME電話がかかってきて、ごめんアスミン、間違えてメッセ送っちゃったと心菜さんが悪びれもなく言います。
あすみんと呼ばれ戸惑っている明日海に、エイジさんと付き合っているから言っていいコトと悪いコトくらいわかるよね、杏ちゃんがいじめられたりしたらイヤでしょう?と伝え、じゃーねーアスミン♡と言って電話が切れました。
驚いた明日海は電話を落とし、呆然としていました…
第13話
英治と子供二人が並んで寝ている所に紗都さんがやってきて、英治のスマホのフェイスロックを解除します。
ごみ箱を漁りながら、メールもLIMEもあやしくはなかったから自分の考えすぎかと思っていました。
英治くんが浮気なんてと思いながら避妊具も減っていないことを確認すると、ベッドの傍でキラッと光るものを見つけました。
拾ってスワロフスキーだと分かった瞬間、心菜の顔が浮かび、心菜のSNSのチェックを始めました。
幼稚園で杏を見送った後、昨日の心菜の電話を思い出していると紗都さんから声を掛けられます。
ベイタワーのジムに最近英治くんが行ってて、心菜さんもたまに利用してるみたいなんだけど使ったことある?と尋ねられます。
私はまだ…と明日海が答えると、朋代さんにも尋ねている紗都さんを見て探りだと感じます。
なにアスミンという心菜さんに、不倫なんて何考えてんのと言い、止めたほうがいいと忠告する明日海に、アスミンこわ~いと言い出します。
不倫を犯罪みたいに騒ぐなんて、羨ましいんだと言う心菜に紗都さんは気付いているよと明日海は忠告します。
しかし、欲しいものは全部手に入れるし自分が持ってないものを持ってるヤツがむかつくと言って、明日海に彼氏くらい作りなよと言って心菜はスキップしながら去っていきました。
スワロが一個取れていると言いながら3人目を絶賛子づくり中だと電話している心菜の電話をご主人が聴診器で盗み聞きしていました。
部屋に戻って心菜の写真や心菜がプリントされた抱き枕を抱いて、僕ココちゃんと一回しかしたことないと言って泣き出しました。
明日海と杏が二人で出かけようとしていると途中で朋代さんに会い、挨拶をしますが不敵に微笑まれてしまいます。
航平が一人でいるときに、ナチュリーのカタログとおかずを持ってきて部屋に上がり込みます。
朋代さんがおかずを冷蔵庫に入れるときに、中身をチェックして化学調味料が入っていることに気付き、家の中のほこりもハウスダストが気にならないのかしらと思っていました。
ふとパソコンを見ると、ハーブティーが封を切らずにおいてあるのを見て明日海が飲んでいないとショックを受けます。
航平に明日海と結婚しなかったらと思いますかと尋ね、わたしもあるんですよと微笑みました。
朋代さんがきたことを聞いた明日海はたくさんもらったおかずを見て驚きますが、お礼のLIMEをしますがその内容を見て怪訝そうに朋代さんは見つめました。
お手伝いの望愛ちゃんが帰ったあと、星組の写真を壁に貼り付けて心菜に向けて矢を放ちました。
紗都さんが言い出しっぺで、心菜さんちと一泊二日で遊びに行くことになりました。
みんなはしゃぎまくって、バーベキューをすることになり英治くんはさりげなく紗都さんを気遣います。
そんな英治を見ながら疑いたくないのにと紗都さんは見つめますが、双子ちゃんたちが野菜を見て発音良く英語で言い出しました。
そしてアメリカのユアチューバー動画でネイティブな発音を覚えてと言い、紗都さんに岳くんを英会話教室へ行かせるために仕事復帰をするなんて尊敬しますと伝えました。
なんで…と呟きながら、英治くんにしか話していないことを知ってんのよと心菜を睨みつけました。
そして心菜のご主人に自由奔放な奥さんをきちんと見張っててと紗都さんが言うと、ご主人は無表情にココちゃんがなにか悪いことしてるって言いたいんですか?と尋ねました。
その日の夜、おしっこと岳くんが紗都さんを起こすと、パパが居ないことに気付きます。
心菜の携帯が震え、そっとテントを出ていくとご主人が目を開けました。
岳君と二人でトイレから戻っていると走り去る心菜さんを見つけ、紗都さんは岳くんを栞ちゃんに任せて心菜さんを追いかけます。
トレーラーを英治の為に借りたと悪びれもなく言う心菜に、今日は無理だと言って帰ろうとしますが、そんなこと言いながらもうこんなになってんじゃんと言いました。
そしてドキドキすると言う心菜をベッドへ押し倒します。
トレーラーを見て回りながら、一つだけ明らかに揺れているものを発見した紗都さんは真っ青になっていました。
嘘だよねと震えながら進み、プロポーズされた時に浮気したら許さないと言ったことを思い出していました。
締まりすぎ…心菜…と英治さんが揺れ、心菜がエイジ、出してぇと訴えます。
揺れているトレーラーに登り、カーテンの隙間から紗都さんは中をそっと覗きました…
おちたらおわり4巻あらすじ
あこがれのタワーマンションで、中学時代のいじめの首謀者である孔美子と再会してしまった明日海。
明日海の娘を危険な目に遭わせ、本性を露わにする孔美子だが、夫やママ友にも相談できず苦しむ。
一方、加速する心菜と紗都の夫・英治のタワマン不倫は、とうとう紗都にバレてしまい――!?
14話
紗都はキャンピングカーの外から英治と心菜が車の中で行為に及んでいる姿を目撃してしまいます。
なんとかテントに戻り、起き出した子供たちに笑顔を見せますが、パパは?と聞かれ泣き崩れてしまいます。
後日、マンションに帰宅した紗都と栄治。ご機嫌で鼻歌混じりの英治に
「この前のキャンプ 夜どこ行ってたの?心菜さんといた?」そう鋭く尋ねる紗都。
一瞬固まる英治ですが、トイレだよとごまかします。
しかし紗都の質問は止まりません。1時間近く戻ってこなかったよね?私トレーラー見に行ったの。と・・・。
バーベキューでお腹を壊して・・・などと理由をつけてごまかそうとする英治ですが
一部始終をばっちり目撃してしまった紗都からは、もはや言い逃れすることは出来ません。
紗都の肩を揉んでいた英治の手が止まり、次第に顔面蒼白となり冷や汗が流れます・・・。
違う人だよねとくり返し念を押す紗都に、英治は、「・・・オレです。」と小さく答えるのでした。
それを聞いた途端、紗都は掴んだティッシュ箱で英治を殴り付けます!!
「馬鹿なの?子どもたちもいるキャンプで 岳と栞が寝てるときアンタ何してた!?
よく知れっと今までいいパパブレたよね」とキレる紗都。
しかし英治はティッシュ箱で殴られた頬を押さえるのみで、何も言い返す事ができません。
さらに、そんないい加減だから蓮が未だに心を開かないのだとも罵倒します。
それを別室で聞いていたと蓮は思わず、クソ野郎と呟き耳にイヤホンをします・・・。
さらに紗都は先日家の中で見つけたスワロを突き付け、心菜を家の中に入れたのかとなじります。
これにも「しっ・・・!知らない知らない!ほんとにそれは・・・」とごまかそうとする英治。
しかし、紗都が凄まじい剣幕で睨みつけると、ついに心菜が押しかけてきた事。
そして体調悪いから横にならせて少しだけ・・・と言葉を濁しながら告白します。
それを聞いた紗都は泣きながら、英治に掴みかかろうとしながら
幸せにすると言ったのは嘘だったのかと尋ねるのでした・・・。
紗都の本気の泣き顔にハッとした英治は紗都を抱きしめ謝ります。
そして自らの弱さを認めた上で「オレが好きなのは紗都さんだけだ」と優しく紗都にキスをするのでした。
そしてそのまま紗都はソファーに押し倒されます。心の中では英治とへの嫌悪感でいっぱいなはずなのに
全部を埋めてほしいと思ってしまう矛盾。甘やかされると抗えない自分自身にも悔しくて
ただただ嗚咽を漏らして泣く事しか出来ません・・・。
少し落ち着いた紗都はソファーで英治に抱かれながら、
もう二度と心菜に会わないで欲しいとLINEをブロックするように言い渡します。
英治は「紗都さんに全部話た 2度と連絡しない」と心菜に送り、言われた通りブロックするのでした。
紗都はトイレ掃除をしながら、初めてのランチ会での心菜のミーハーな言動を思い返しむかむかしていました。
心菜は会うたびに、こんな若くてイケメンな旦那が家にいるなんて・・・!と羨ましがっていましたが
今思えばそれは英治狙いで自分をコケにしていたのではと思えてきて腹が立ちます。
ああいう女は絶対にSNSのアカウントを持っているはずだ!と思い立った紗都は、
怜央・理央のフォトスタグラムのフォロワーなどを徹底的に探し始めます。
そして・・・!遂に心菜のアカウントを割り出しました。
しかしなんとそこには「エッチな彼氏が仕事中に会いにきてくれた」と、
胸の谷間を強調する写真と共に、「顔見るだけじゃおわらなかったけど」「愛されてる実感やばい」など
既にこの頃から体の関係があったことを示唆する内容があったのです・・・!
しかもその服はママ友ランチ会の日に、紗都が英治にプレゼントしたシャツを裸に着ているというものでした。
自慢とも取れるこの内容・・・しかも、文章を縦読みすると「エイジ」になり
心菜に対してブチギレて般若となった紗都は、彼女の夫が働いている市議会議員の選挙事務所に殴りこみに行きます・・・!
すごい勢いで事務所の扉を開け紗都。心菜の夫は、その様子に唖然としています。
しかしすぐに心菜の夫に掴みかかって不倫を暴露、
事務所に飾られている子育て支援のスローガンフラッグに対しても、
人の家庭をめちゃくちゃにしておいて!と、掴みかかります。
そんな物音を聞いて、市議会員のさくらば本人も出てきました。
既に事務所の女性社員は、まさか・・・不倫・・・?と声を潜めヒソヒソ話をしていますが
紗都はおかまいなしに自分のアバズレ嫁をなんとかしろと暴言を連発します。
しかし、市議会議員は顔色ひとつ変えることなく証拠はあるのかね?と逆に問いかけるのでした。
それを聞いて、何も言い返せなくなってしまった紗都。
事務所をつまみ出されて泣き崩れます。
しかしちょうどそこへ高級車をから孔美子が出てきました。
紗都を自宅へ招き入れ孔美子は紗都の話を親身になって聞き同情を示します。
紗都は子供たちもいるし英治と離婚する気はないとしながらも、
心菜だけはどうしても許せないと憤慨します!
証拠さえあれば・・・!そう悔しさをにじませ紗都。
すると孔美子は「証拠ならあるわ」と、心菜の日常を盗撮した映像をスクリーンに映し出すのでした。
その映像には英治と心菜のキスシーンや、家の行き来をする様子、心菜がコスメを万引きする様子も
バッチリ捉えられています。思わず言葉を失う紗都ですが、
そんな紗都の身体に後ろから手を回した孔美子は、
「この子人のものを盗るのが好きみたい」と、仄暗い瞳で悪魔の囁きをするのでした。
第15話
おかずを大量にもらった明日海は食べ物にこだわりのある朋代さんにお返しをどうしたらいいのか悩みます。
花屋さんの前を通った時に、お花にしようと思いつきました。
朋代さんの家のチャイムを鳴らしながら、すごい量だと驚きつつ何で自分が居ないときに来たんだろうと疑問を持ちました。
慌てた様子の朋代さんに尋ねると、病院へ行くために芽依ちゃんを預けないといけないけどお義母さんに頼めないと言いました。
ウチで預かると明日海は言い、幼稚園へ迎えに行くと伝えました。
悩んだ朋代さんはお菓子を欲しがる時はこれをあげてと明日海にお菓子を渡しました。
はしゃぎながら部屋に入り、ラビンちゃんのぬいぐるみを見つけますが、杏ちゃんって赤ちゃんなんだねとそっぽを向きます。
杏はラビンちゃんの面白さを訴えますが、明日海がどんなテレビが好きか尋ねると分かんないと答えました。
かあかがテレビダメだって言うから、よそのおうちではみていいからヒビキちゃんのママのサロンでは見たと話してくれました。
久しぶりだから何を見ようかなとはしゃぐ芽依ちゃんにテレビとか観たいのかなと考えますが、育児方針はそれぞれで違うしなと悩みます。
おかーさんからお菓子だと言って出すと、手で払ってめいもこっちがいいと言って杏のお菓子を食べだしました。
芽依ちゃんはアレルギーないから杏のお菓子で大丈夫だと考えていると、芽依ちゃんが杏にママにアイス食べたいって言って来てと頼みます。
アイス食べたいと言った杏にお菓子を食べてからにしようと言うと、芽依ちゃんが勝手に冷凍庫を開けてアイスを取り出します。
明日海は勝手に冷蔵庫を開けないように叱り、欲しかったらおばちゃんに言ってと伝えてアイスを渡しました。
喜んで食べる二人を見ながら、芽依ちゃんって大人しいタイプだと思っていたけど意外とませているというか…と考えていると朋代さんが帰ってきました。
病院混んでてと言う朋代さんに、泣きながら杏ちゃんのお母さんに怒られたって訴えました。
さっきまでフツーに遊んでいたのにと戸惑う明日海でしたが、芽依ちゃんが冷蔵庫を開けちゃってと説明するとそれだけで?と言われてしまいます。
アイスを食べようとしたからと言う明日海に、手作りの以外あげたことないのにと責められ、つい明日海は謝ってしまいます。
芽依のこと叱らないようにしていると言い、子どものすることだからと言い残して、みてくれてありがとうと言って帰って行きました。
朋代さんの態度に違和感を感じた明日海は、なんかしちゃったかな…と悩みました。
キャナルタワーで防災訓練があり、心菜がオンラインで友達と飲み会をしていました。
子供は旦那と防災訓練に行っていると言い、彼氏とはどうなったのか尋ねるとばれちゃったと悪びれもなく言いました。
園ママにうざい奴がいると明日海の名前を挙げ、絶対そいつのせいだと言いきっていました。
防災グッズの申し込みに明日海が行っているすきに、陽美妃ちゃんと一緒に居る孔美子から航平が声をかけられます。
明日海さんの中学のときの同級生でと伝えると、知らない航平に明日海ちゃん可愛かったですよ昔からと微笑みました。
はしご車のゴンドラ体験をしたい人手を挙げてと言って一緒に挙げている孔美子さんに、航平は子どもだけですよと突っ込みます。
明日海がすっごい並んでたと戻ってきて、孔美子がいることを杏から聞くと、間宮さん良い人だな、仲良くしとけよと言われてしまいます。
だまされないで、良い人なんかじゃないからという明日海に、そんなこと言ってるから周りと上手くいかないんじゃないのと言われてしまいます。
地元福岡なのに東京で会えるなんてすごいよと言われ、明日海はトイレに行ってくるとその場を離れました。
ちゃんと話さないといけないけど、自分のことを受け入れてくれるか分からないから怖いと明日海は感じていました。
航ちゃんは明るくて友達も多くて、自分と真逆のタイプだから惹かれたと感じていると桐ケ谷さんから名前を呼ばれました。
その頃、朋代さんは旦那さんから朝ごはんの苦情を言われており、芽依ちゃんがはやくと後ろで駄々をこねます。
静かにしてと言っても騒ぐ芽依ちゃんを見て、ろくにしつけもできない無能だなと言ってさっさと連れて行けと言いました。
あれからどう?と尋ねる桐ケ谷さんに、お礼を言う明日海でしたが明日海の来ていたシャツをじっと見つめます。
”LOVE THE LIFE You live”
なんかついてます?という明日海の頭をぽんぽんと優しくなでて良かったと桐ケ谷さんは伝えました。
やめてください、子どもじゃないんだからという明日海を物陰から朋代さんが見ていました。
汚らわしい、あんなに素敵な旦那さんが居るのに自由に仕事をしてわたしにないものたくさんもっているくせにと呟きました。
陰でわたしのこと馬鹿にしてるんだ、あの男ともわたしのこと笑っている、明日海さんのためを思って優しくしてあげたのに…とじっと睨みつけます。
そして芽依ちゃんが不思議に思いますが、朋代さんは母親失格だと明日海の後姿に言いました。
そして明日海の家の郵便受けに花束が乱暴に突っ込まれていました…
第16話
郵便受けに入っていた花束を見つけた明日海は、朋代さんがやったことだと気付きます。
明確な悪意を感じ取った明日海は呆然としますが、アラームが鳴り七夕祭りの準備の時間を確認するために携帯を開きます。
ほし組のグループチャットがないことに気付き、心菜さんが明日海を退会させていることに気付きました。
星組では朋代さんが明日海の夫婦事情の事をばらしており、桐ケ谷さんと浮気していると噂になっていました。
そこに明日海が入ってくると静まり返り、心菜さんに今日の時間を知らなかったことを伝えます。
すると心菜さんはエイジのことをチクったのは明日海の仕業だと小声で言い、マンションで同じ階の男とベタベタしていると噂になっていたと告げられました。
否定しようとする明日海に、さっさと作業お願いしますと言われ、席へ着きました。
笹がこれでいいか尋ねる紗都さんに心菜さんは意外と器用なんですね、お家の中はあんなだったのにと笑顔で言いました。、
表情が変わった紗都さんに切った枝の部分をツルツルにしないと子供がけがをすると言い、あたしと紗都さん肌が違うって言ってましたよと耳打ちしました。
わかったと言って作り直す紗都さんを心菜さんは見下ろしていました。
丸山家では服は買う前に許可を取るきまりだとご主人が朋代さんを責めており、たまには自由に服を買いたいと言い返しました。
すると朋代さんを引きずってベランダへ出し、カギを閉めました。
恭弘さん開けてと朋代さんは懇願し、雨が降り出しました。
芽依ちゃんに恭弘さんはお母さんは馬鹿だからあんな目にあっているから、かしこく育つんだよと言いました。
開けてと頼む母親を無視して、別の部屋へ行く芽依ちゃんを悲しそうに眺めながら、朋代さんはどこで間違ったんだろうと呟きました。
咳をしながら料理をしようとしていると、キャベツにナメクジがついているのを見つけ、コップの中で塩をかけて溶かしました。
その様子を見ながら、わたしだってやれる、やってやるわと呟きました。
ラウンジで航平が携帯を見ている所に、ワンピースを着てやってきた朋代さんに航平は戸惑います。
話があると呼び出していた航平に、言おうかどうか迷っていたんですと航平に耳打ちをしました。
ほんよんで、とせがむ杏に我に返って明日海は本を読みながら考えていました。
芽依ちゃんを怒ったから?心菜さんに余計なこと言ったから?と悩んでいても埒があかないから航ちゃんに話そうと決心しました。
すると、航ちゃんから俺に何隠してんの?と尋ねられました。
そして中学校の時にいじめられていた時のリーダーが間宮孔美子で、一生会いたくないって思っていたのに、自分の前に現れたことを伝えました。
夫婦なのに信頼してなかったということだと思い、本当にごめんと謝りました。
そんなことかぁ~とホッとした航平の態度に不信感を明日海は抱き、丸山さんが明日海が自分に隠し事をしていると打ち明けられたと話しました。
バツイチだとか浮気とか隠し子とかそんなんかと、言った航平に私にとっては深刻だと伝えました。
嫌なら付き合わなきゃいいし転園とか提案すると、明日海があいつはたぶんついてくると言いました。
明日海のストーカーなの?と言われ、明日海ちゃんだけ幸せになんかしてあげないと言われたからわたしたちの家族を壊しに来てるのかもしれないと興奮して言いました。
考えすぎ、被害妄想と言って笑う航平に、明日海はわたし面白い事なにひとつ言ってないけどと冷たく言いました。
いっつもヘラヘラしないで、マジメに聞いてよと怒る明日海に、航平はふざけてないと言いました。
俺にどうしてほしいのと尋ね、間宮さんと関わらなければ満足?それとも復讐する?と尋ねました。
足でスリッパを手繰り寄せながら話す航平を見て、ただ話をきいて受け止めて欲しいだけなのにそれさえも叶わないと思いました。
航ちゃんに期待した私がバカだったと言い、なんの歪みもなく幸せな家庭で育ったあなたには分からないと言ったら、航平は杏のラビンの家を蹴り飛ばしました。
音で起きた杏がらびしゃのおうちと言って大泣きし始めました。
それに我に返った明日海は崩れた家を見つめながら、杏を抱きしめて昔の事を思い出していました。
皿が飛び交い、うずくまり謝る事しかできなかった自分を思い出していました。
この人となら大丈夫だと思い、太陽みたいな航ちゃんとならあったかい家庭を築いていけると信じていたと思っていました。
父がいつ暴れ出すか、物音にビクビクしていたあんな家には絶対にならないって信じていたのに、杏をなだめながら謝りました。
航ちゃんもこんなことするんだ、わかりあえないし対等でもないのならもう無理かもしれないと思いました。
そして幼稚園で七夕の歌を歌いながら孔美子が願いことを下げていました。
お祭りが成功しますように
第17話
幼稚園へ向かう途中、明日海は朋代さんに声を掛けます。
夫に隠し事をしてると言ったこと、あの花のことを伝え、自分が何かしたなら言って欲しいと伝えます。
朋代さんと仲良くしたいと言う明日海の言葉を遮り、仲良くしてあげただけでちょっと浮いてて不憫だったからと言いました。
最初から明日海の事を雑だと感じており、食べることと着るものを考えて選んでいない気がしてと言います。
杏ちゃんに添加物与えているのも、子どもを旦那に押しつけて若い男とイチャついているなんて母親としてあり得ないと冷たく言い放ちました。
ナチュリー、お高いでしょう?と微笑み、自分の所はオレント生命のシニアコンサルタントだから余裕だけどと言って立ち去りました。
お泊り保育の様子を見てもらいますと園長先生が言い、画面に子供たちが映し出されます。
気付かない場所にお星形のカメラを設置したから自然な子供たちの姿が見られると言い、孔美子に後を任せて園長先生は立ち去りました。
皆、子供たちの姿を見ながらわいわい言い、明日海も杏の笑顔を見て安心します。
他のママから玲央理央の甚平を褒められた心菜さんが説明しようとすると、エイジとのキスシーンが映し出されました。
そして紗都さんの旦那のモデルのエイジだと気付いた保護者たちが、心菜さんたちの映像を見て騒ぎ出します。
心菜さんが明日海にいつの間に撮っていたのと食って掛かっていると、紗都さんがあの人夫と不倫していたんですと言い出しました。
皆がどよめき、アンタかと心菜さんはやることが汚いと言います。
そして二人は言い合いを始め、人の旦那を寝取って開き直るなんてと言う紗都さんに、色気ないくせにと心菜さんは言い返します。
グランピングでトレーラーまで借りて人の旦那とセックスすることが女磨きかと言い、心菜さんの頭を掴んで罵り始めます。
紗都さんが頭突きをし、心菜さんがビンタで応戦し二人で喧嘩を始め、明日海が必死に止めます。
態度次第では許してやろうと思ったけど。地獄に落ちなと紗都さんが言うと、心菜さんの旦那さんが画面に映し出されました。
愛するココちゃんの馴れ初めを聞いてほしいと言い、合コンで出会ったことを語り出しました。
出会ったときに、最推し二次元アイドルにそっくりだったと熱弁し、心菜さんはキモ…と呟きます。
ココちゃんとのデート、結婚式、初めての夜を迎え理央、玲央という二人の天使が僕たちの愛の結晶として生まれてきてくれました。
理想の嫁と出会い、可愛すぎる双子が生まれ世界一の幸せ者だと思っていました…と言った後、旦那さんは泣き出します。
僕は父親じゃなかったと絞り出すように言い、DNA鑑定の結果僕は玲央理央の父親じゃありませんでしたと泣き出しました。
それを聞いていた皆は托卵!?と騒ぎ出し、心菜さんは映像を消そうとしますが消せず、紗都さんは満足そうに微笑みます。
ココちゃんはこんな自分を受け入れてくれた女神だから、これからもずっとそばにいますと篤さんは言いきります。
不倫も托卵も許されないけど甘やかした自分が悪いと言い、玲央理央と本当の家族になるまで見守っていてくださいと篤さんは泣きながら訴えました。
保護者の皆は健気な篤さんの姿に応援の声をかけますが、心菜さんが怒り、何勝手にDNA鑑定とかしてんだらぁ~と方言丸出しになりました。
金と地位に決まってるもんだで、どえりゃー田舎から出てきてやっといいスペックを手に入れたのにと言いながら笹で画面を打ち付けます。
そして泣きながら見るなーと叫び、つけまつげも取れてしまい、泣きながら走って去っていきました。
静まり返った後、保護者たちも、明日海も何が起きたのか分からずに呆然とします。
雨が降り出したのをきっかけに、皆で片づけを始めます。
雷の稲光に照らされる孔美子がリモコンを持っているのを明日海は見つけます。
そしておーちたおちた♪だーれがおちた♪と楽しそうに歌い出しました。
明日海は背筋がゾワッとして、黒幕はこの女だと理解しました。
そして園長先生と園児が歌っているのに合わせ、おーほしさーまキーラキラ♪
そーらーかーらみーてーるー♪と歌い続けました…
第18話
歌を歌い終わった孔美子はゆっくりと明日海を指さし、次はあなたよと言ったところで驚いて目を覚ましました。
朝、航平を見送るときに帰ってくる時間を尋ねますが、遅くなるしメシも食ってくると言って出て行きました。
あれから航ちゃんとまともに話せていないと気にしながら、杏の壊されたおもちゃを眺めていました。
週刊誌にエイジさんの記事が出され、幼稚園の保護者達はエグイと言って噂を始めました。
週刊誌にネタを売ったのは心菜さんらしいと言い、あの人下品だと思っていたんだよねとうわさ話に花を咲かせます。
フォトスタだけじゃなく裏アカウントも特定されて炎上しており、匂わせ女痛いと言い合います。
撮影禁止なのに園の写真をアップしていたから園長も激怒しており、退園させられればいいのにとざわざわと噂していました。
その光景を見ながら明日海はこの間まで仲良くしていたのに…と見ていると、元気な声で挨拶をして玲央理央ちゃんを抱いたパパが登園してきました。
思わず、皆が道を開け、堂々とパパは登園し、保護者は玲央理央ちゃんと遊んじゃだめだと念を押します。
皆が遊んでいる中、玲央理央ちゃんは二人だけでうずくまっており、先生たちが心配していると杏がいっしょにあそぼと声を掛けました。
涙ぐんだ理央ちゃんは杏の手を引き、三人で楽しく遊び始めました。
その光景を見ていた先生は杏を褒め、明日海は罪のない子供たちまで巻き込まれていくことに心を痛めていました。
なにを企んでいるのか分からない孔美子のことを考えると悪寒がしますが、杏のことだけは守りたいと強く思いました。
そして紗都さんが登園し、心配する保護者たちに英治くんと話し合ってお互いの気持ちを確かめ合ったと言いました。
仕事減っちゃって大打撃だけど、父親として生まれ変わってくれると言ってくれたから二人で前を向いて乗り越えていくと決めたと語りました。
私も働こうと思っていると言い、夫婦なら支え合わなくちゃという言葉に、保護者たちは同情してみなちやほやし始めました。
紗都さんは桜庭事務所から出てきて、500万を確認し、孔美子のアドバイス通りに動いたらトントン拍子だと大喜びしました。
慰謝料ふんだくるよりおいしいと喜び、高級ブランドショップで買い物を楽しみました。
桜庭事務所では父親は離婚は認めん、不倫も托卵も事実無根だと篤さんに伝えます。
黒だろうがグレーだろうが私が白と言ったら白で、楠紗都には手切れ金を渡しておいたと言いました。
馬鹿嫁はお前が見張っておけと言い、これ以上私に迷惑をかけるなと言われ、篤さんは生き生きとはいと返事をしました。
部屋に閉じ込められた心菜さんはいつまでここから出られないのと呆然としていました。
鍵を開ける音がして、怯える心菜さんに子供を幼稚園に送ったことを報告し、今日は失われた二人の時間を取り戻そうと篤さんは抱きつきました。
朋代さんは孔美子さんと一緒にアーユルヴェーダのサロンにやってきていました。
オイルマッサージで体の毒素を浄化するのよねと喜ぶ朋代さんに、心も体もデトックスしちゃいましょうと言いました。
マッサージを受けながら、孔美子さんの肌を褒める朋代さんに、綺麗よと声を掛けます。
バカで無能で母親失格と言われると言い、行いが悪いからという朋代さんに一生懸命頑張っているじゃないと声をかけました。
家を買ってくれてお金をくれる同居人のようで、婚活パーティーで出会って、子どもが出来てもお金に困らなさそうな人を探していたと言いました。
母親がうるさかったから、ハイスペックな人を捕まえて黙らせたかったと言いました。
恭弘さんと別れたい?と言われ、無理だという朋代さんにあなたは幸せになるべき人間なのよと言いました。
頭にオイルをかけられながら、リラックスしながら私たちは何にでもなれると朋代さんに語り掛けました。
二人で花風呂に入りながら、気になる人は航平さんよねと言われ、朋代さんは頷きます。
自分でもどうかしていると思っていると言い、罰が当たるわと言って心菜さんだって身を滅ぼしたのにと言いました。
不倫じゃなくしちゃえばいいじゃないと孔美子さんは言いました。
そして朋代さんにネズミを捕まえろって言われたらどうすると唇を触れながら尋ね、罠を仕掛けると朋代さんは答えます。
そして胸を触り、弱らせてから捕まえるのと言い、感じている朋代さんにたっぷり弱らせてからねと言いました。
帰ってきた杏はおうちがなおっていると大喜びし、まままほーつかいだと叫びました。
そして人形を並べながら、あん、まま、ぱぱ、あたらしいあかちゃんと言いながらみんなでいっしょなのと笑いました。
そんな杏を見て、明日海は心から杏を見てそうだねと感じていました。
横になって、孔美子は朋代さんに航平さんのことを詳しく調べている所なのと言いました。
人材系の会社にお勤めなんですってと言い、壊しちゃいましょ思いっきりと笑顔で言いました…
おちたらおわり5巻あらすじ
あこがれのタワーマンションで、中学時代のいじめの首謀者である孔美子と再会してしまった明日海。
明日海の娘を危険な目に遭わせ、本性を露わにする孔美子だが、夫やママ友にも相談できず苦しむ。
唯一心を許せるママ友だった朋代とも、隣人の青年・桐ヶ谷カイと偶然会っているところを見られて不倫と勘違いされ、関係が悪化。
嫌悪感を募らせる朋代に孔美子が急接近し、明日海夫婦に危機が迫る――!
第19話
花壇に水をやっていると、原明日海さんと呼ばれて振り向きます。
バスの中で見つけたと白いハンカチを差し出す孔美子に、明日海はおばあちゃんにもらった大切なものだとお礼を言います。
その言葉に泣き出した孔美子の涙を明日海はそっと拭いました。
二人で笑い合った学生の頃を思い出しながら、孔美子は白いハンカチをそっと箱にしまいました。
望愛ちゃんどう?という言葉に、会社のセキュリティ環境に侵入出来ましたと報告をします。
孔美子は望愛の頬を撫で、押して…?後でご褒美上げると言い、望愛はボタンを力強く押しました。
会社では航平が部下から、デカい契約取ってきてすごいですねと褒められていました。
すると上司たちから呼び出されて、航平のパソコンから顧客名簿が流出していると知らされました。
早く帰ってきた航平に驚いた明日海に、会社クビになるかも自宅謹慎と言いました。
尋ねる明日海に、わかんないけど証拠(ログ)が残ってて自分のパソコンから情報が流出したと言って真っ青になります。
人生終わりだと言って窓に向かって頭を抱え、出てくると言う航平に、明日海たちが散歩をしてくると言って外へ出ました。
買い物に行くといって外へ出て、杏と二人でベンチに並び、航平の仕事が本当になくなったらどうしようと途方に暮れていました。
するとそこにジョギング中の桐ケ谷さんが現れ、杏もカメラのお兄ちゃんだと喜びます。
杏ちゃん久しぶりと声を掛け、ママは元気がないみたいと言われ、夫が仕事の事で悩んでいるのになんて声を掛けたらいいかわからないと呟きました。
桐ケ谷さんはそばにいてくれるだけでうれしいと言い、言葉はなくても大切な人がいてくれるだけで元気になると桐ケ谷さんは言いました。
時間はかかるかもしれないけどと言っていると、杏が桐ケ谷さんの髪の毛をくしゃくしゃにして遊び出します。
ごめんなさいと謝り、明日海と桐ケ谷さんが笑い合う姿に誰かがシャッターを切りました。
そして幼稚園は夏休みに入り、杏はプールに行きたいとエレベーターの中ではしゃぎます。
家に帰るとお酒の匂いが充満しており、航平が明日海を睨みます。
桐ケ谷さんと明日海が笑い合っている写真を見せ、玄関ドアに貼られていたと言い、だれだと尋ねます。
同じ階の前に話した写真を撮ってくれた人だと説明しますが、俺が大変な時にどういう神経?と言い出します。
誤解だと言う明日海の言葉を最後まで聞かずに、桜庭さんも不倫していたと言い出し主婦は暇でいいよなと言い放ちます。
暇じゃないと言い返し、どうして信じてくれないの、航ちゃんは私の事を下に見ていると訴えます。
仕事が大変なのはわかるけど当たらないでと言う明日海に、わかってねーよと俺がどんだけ積み上げてきたかおまえは知らないだろと言って酎ハイの缶を投げました。
するとその先に杏がやってきて、明日海はとっさに庇って頭から酎ハイまみれになりました。
航平を睨みつけ、杏になにするの!と叫ぶと航平は我に返り、杏は泣き出しました。
父がお酒飲んで暴力を振るう人だったからおんなじことしたら別れるって言ったよねと言う明日海に、ひとりにしてと航平は呟きました。
泣き叫ぶ杏を抱き締めながら、航ちゃんにとって家族って何だろうと考えながら桐ケ谷さんの言葉を思い出します。
言われなくても出て行きますと言って、荷造りをして母親に電話を掛けました。
どこにいくのか尋ねる杏に、福岡のばぁばの所と言ってタクシーに乗り込みました。
その姿を孔美子がじっと見つめていました。
朋代さんはスパークリングの日本酒は飲みやすいと喜び、あれから泰弘さんに言われたことやされたことを記録をつけることにしたと言いました。
離婚の時に有利になると言うと孔美子は自分を大事に出来るようになったのねと喜びます。
朋代さんみたいに頑張っている母親の力になりたいと思っていて、こんなところで燻っていたらもったいないと言いました。
日本酒を注ぎながら、明日海ちゃんと杏ちゃんは実家に帰ったみたいだと朋代さんに伝えます。
航平さんは仕事でトラブルがあったみたいで、一番つらい時に家族も居なくなって心細いわねと言いました。
朋代さんに出来ることってなにかしらねぇと言って、朋代さんにあーんして食べさせます。
朋代さんの頭の中には航平と親子三人で仲良く過ごす姿が目に浮かんでいました。
活き牡丹海老が運ばれてきて、朋代さんは頭をもぎ取って勢いよくすすって食べました。
呼び鈴がピンポンと何度も鳴り、航平が目を覚ますと航平さんと名前を呼ぶ声が聞こえます。
掃除道具や色々と食材を持った朋代さんがそこには立っていました…
第20話
航平がドアを開けたらそこには朋代さんと芽依ちゃんが立っていました。
そしてお一人だって聞いたんでと朋代さんは中へ入り、杏ちゃんママが心配だからおうちにに行ってあげてってと芽依ちゃんが伝えます。
部屋を見た朋代さんはこんなに散らかしてと言い、セスキ・クエン酸・重曹を出して洗濯物を次々と洗濯機へ入れていきます。
朋代さんはアルコール缶をビニール袋へ入れ、芽依ちゃんが空の弁当箱を片付けるのを見て航平が手伝います。
冷蔵庫がぐちゃぐちゃなのを見て、明日海が雑だと呆れますが未知の世界だと思って楽しまなくっちゃと切り替えます。
持ってきた食材を並べ、栄養あるもの作りますからと手際よく食事の準備をしました。
並べられた食事を見て、すごいと言いながら航平のお腹は鳴ってお腹は正直ですねと言って芽依ちゃんと三人で食事をしました。
色々とすみませんと謝る航平に、豆乳を使ったシチューなので杏ちゃんのアレルゲン食材は持ってきていませんと伝えます。
あの写真と言って桐ケ谷さんと写っている写真を見て、明日海さんってけっこう非情なんですねと言いました。
航平さんが辛い時にと言って本当に実家にいるのかしらと呟きました。
その言葉を聞いた航平がスプーンを取り落として、朋代さんが変な事言ってすいませんと謝ります。
わたしだったら絶対に離れませんと言って手を握り、側に居ますと航平を見つめました。
福岡に居る明日海は暑かね~と言って扇風機の風を浴びながら言いました。
いつも明日海に仕送りしてもらっていることを詫び、大地が働いているレストランもお店自体が潰れてと母親は話します。
昔の事があるのに福岡に帰るの嫌がっていたのによっぽどやろと母親に言われてしまいました。
母親は航平は辛いだろうと心中を察し一家を支えているからと言って、うちのお父さんと航平さんは違う人だと明日海を諭します。
明日海もひどいことを言ってしまったことを後悔しており、杏がパパとママが仲良くないのか心配します。
お母さんは自分は離婚したけど、つらいこと乗り越えて選んだ人だからもう少し信じてあげてもいいんじゃないかと伝えます。
次の日も来た朋代さんを航平が断ろうとすると、こーへーパパと今日も遊ぶと芽依ちゃんが駄々をこねます。
父親に甘えることができなくて、仕事人間で家庭を顧みないんですと朋代さんが説明します。
いまだけ芽依の父親がわりになってくれませんかというお願いに、俺でも役に立つのならと折れました。
芽依ちゃんを中に入れる航平に、頭を下げたまま朋代さんはニヤッと笑います。
杏のらびしゃのおうちで遊びたいという芽依ちゃんに、積み木を渡しました。
ぱぱ、めいおうちつくると言って作り出しましたが、失敗して崩れてしまいます。
ごめんなさいと謝る芽依ちゃんに、とっとはめいができないとこわいかおをすると顔色を伺うように言いました。
芽依ちゃんの頭を撫で、できなくてももういっかいやればと航平は言いました。
嬉しそうに芽依ちゃんが積み木で遊ぶのを見て、恭弘さんと結婚したのが間違いだったと思いました。
航平さんがいい、あの手で私も触られたいと願い、欲しい欲しいとずっと思いながら洗い物をしていました。
遊ぶ芽依ちゃんを見ながら、杏とこんな風に遊んだのはいつだっけと考えていました。
朋代さんの言葉を思い出し、仕事人間というのは俺のことじゃんと呟きました。
掃除している朋代さんに、何にも分かっていなかったと言い、こんな事までやるんですね主婦ってとって台所を見て綺麗だと言いました。
勘違いした朋代さんは私なんか綺麗じゃないですと言い、芽依も見てるから心の準備がと言って目をつぶりました。
すると航平はアレルギーのノートを見て、スゲー頑張ってたんだなあいつと呟きました。
目を開けたら航平は寝室へ向かい、明日海、杏、俺のせいで辛い目にあわせてと泣き出しました。
うまくいくはずだったんだ、あの契約も取れてもっともっと…ごめんなと謝る航平を見て朋代さんは指を爪を噛みました。
芽依ちゃんが次はいつ行くのと尋ねると、とぉと遅いからいいけどと言いながら家に帰ると恭弘さんが立っていました。
朋代さんは息が止まり、つい芽依ちゃんはパパと呼んでしまいます。
夜の会議がなくなったんだと言い、芽依は中に入っていなさいと笑顔で言いました。
気のせいか、よその豚の雄臭がすると言って髪の匂いを嗅ぎ、パパってなんだ?と尋ねます。
そして服を破り、その臭い体を洗え雌豚と言い放ちました。
震えながら孔美子さんに電話して、バレたわ殺されると電話しました。
孔美子は恭弘さんは私に任せて本能に従いなさいとアドバイスしました。
勇気を出してと言われ、恭弘さんに見つかって家の外へ出されてしまいました。
ポケットを探って孔美子さんから借りた19階のICチップを取り出しました。
杏がお土産のあまおうゼリーを持ってこれ全部パパにあげようと話していました。
もう一度向き合ってみよう、航ちゃんとと杏と二人でマンションの近くに来ていました。
わたしたち家族はこんなことで壊れたりしないと明日海が思っていた頃、朋代さんは航平の所へ泣きついていました。
第21話
ドアを開けた明日海は航平に抱きついている朋代さんを見つけ、呆然とします。
明日海が戻ってきたことに気付いた航平は朋代さんを引き離し、丸山さんが色々と家の事をやってくれてと説明します。
明日海が頼んだんじゃ…という航平の言葉に部屋を見て回った明日海は唖然とします。
杏ちゃんのアレルゲン食材は持ち込んでいないという朋代さんに、外へ出るように促します。
航平が体調を崩していたからお世話をしていただけだと言い、自分の料理をおいしいって言ってくれたと勝ち誇ったように笑います。
ふだんきっとろくなもの食べてないのねと言い、妻として相応しいのは私の方だわと言いました。
あなたみたいな二流の母親に育てられて杏ちゃんだってかわいそうと言われた言葉に反応した明日海は朋代さんの頬を叩きました。
航ちゃんと杏は自分の家族で料理もお金に余裕もないけど、人を自分の物差しでジャッジして見下しているあなたにいわれたくないと言い返しました。
すると朋代さんは頬を押さえて暴力女に殴られたと大声で騒ぎ始めました。
するとフロアの人達が全員出てきて、その様子を見て杏が泣き出してしまいます。
すると桐ケ谷さんが気付き、その隙に朋代さんは自分のフロアへ逃げていきました。
明日海は皆に平謝りし、桐ケ谷さんに航平を紹介しました。
三人が部屋へ戻るのを桐ケ谷さんは見つめ、明日海は航平から事情をすべて聞きました。
家に上げる前に連絡が欲しかったと言う明日海に素直に謝り、明日海の頑張りを全然わかってなかったと言いました。
物に当たるなんてどうかしていたと言う航平に、自分も気持ちを考えずにひどいことを言ったと謝りました。
杏が渡すの楽しみにしていたと言うあまおうゼリーを手渡し、ぱぱに元気になって欲しいってと付け加えます。
ゼリーを見て、航平は微笑み明日会社から連絡があると思うからもう寝ると言う航平の後姿に明日海は呟きます。
航ちゃん、ぎゅっとしてと言う言葉に航平の動きが止まりました。
ぎゅってして!と叫ぶ明日海に驚いた航平に、こどもみたいだと思いながらも朋代さんだけずるいと言いました。
航平は明日海を抱き締め、もっとと明日海は言い、航平の腕の中で暖かさを感じながらずっと心細かったと感じていました。
桐ケ谷さんはデザインをしながら考えこんでおり、以前撮影した明日海たちの写真立てをそっと伏せました。
航平は新潟の営業所に異動になり、故意じゃないってことで温情措置だと明日海に伝えました。
とりあえず自分だけで行くと言い、給料はダウンするけど退職や求職よりマシだからと言いました。
ごめんな夏休みなのにと航平は杏の頭を撫で、あんもいくと駄々をこねますが明日海はなだめながらがんばってねと声を掛けました。
頑張り過ぎなよと航平は声をかけ、杏と二人きりでやっていけるのかなと途方に暮れました。
弱気になっている場合じゃないと思い、スズカさんに単価の高い仕事を紹介してと電話しました。
ふくれっ面の杏にゼリーを食べさせながら、ワンオペは大変だと言うスズカさんにとりあえず自然の森の長期保育に預けようと考えていました。
ゲーム系の新部署を立ち上げたからアイコンとかスチルの依頼を回せると思うと言いました。
明日海に執着している孔美子をヤバいとスズカさんは言い、航平くんのこともそいつのせいだったりしてと言いました。
その頃、孔美子はクルーザーに乗っており、キャナルタワーのICチップのお礼を中国語で言いました。
欲しいものは手に入りそうなのかいと尋ねる男性に、今は昔のお友達を可愛がっている所と男性に体を寄せます。
悪い女だなと男性は言い、孔美子は抱かれながら明日海から孔美子ちゃんとは友達でいられないと言われた日の事を思い出していました…
園長先生に急に困りますと叱られ、子どもとじっくり向き合う時間を取ってくれと言われてしまいます。
去っていく明日海を涙目で杏は見送り、明日海の携帯に非通知で着信が入ります。
航平さんを助けたい?と言われ、真実を知りたいならサロンに来てと言い電話が切れてしまいます。
本当にそうだとしたら絶対に許せないと思いながら、孔美子のサロンに明日海はやってきました。
優雅に出迎える孔美子に、明日海はボイスメモを起動させ、この女の本性を暴いてやると決心しました。
第22話
お茶を淹れる孔美子を見ながらボイスメモを起動させ、明日海はこの女の本性を暴いてやると考えていました。
お気に入りのダージリンだとお茶を出し、飲みながらでいいからカウンセリングシートを記入してくれと言い出します。
話をしに来たと明日海は訴えますが、はぐらかされてしまい、まずはこいつの土俵に乗ろうと記入を始めます。
その頃、自然の森ようちえんでは陽美妃ちゃんがやってきて杏にお母さんはお仕事かと尋ねます。
すると寂しそうにママは杏の事を嫌いになったのかも…と打ち明けます。
その頃、孔美子は明日海のパーソナルカラーはサマーだと言い、上品で穏やかで可憐で儚げなイメージだと伝えます。
メイクをした明日海を鏡越しに見つめ、綺麗な赤茶色の瞳と長いまつげはあのころと全然かわっていないと明日海の頬に触れます。
明日海の肌には少しくすんだグレイッシュカラーが似合うと言い、今日みたいなモノトーンカラーは明日海には強すぎると忠告します。
明日海に触れようとしたとき、あの時に裸にされて孔美子にキスされそうになったことを思い出し、孔美子の手を掴みます。
夫について何を知っているのと言い、会社の情報漏洩に関わっているんじゃないでしょうねと睨みつけます。
つらい思いをさせてごめんなさいと言い、明日海が今が幸せだと思い込んでいるみたいだから目を覚まさせてあげようと思ってとカーテンを閉めました。
言葉を失った明日海はわたしの事がキライでむかついて消えてほしいから中学の時にあれだけ嫌がらせしたんじゃないのと尋ねます。
そして額の傷を見せ、大雪の日にあなたが投げた雪玉で五針も縫うケガをしたと言いました。
消えないのよと言い、まだいじめ足りないのか、まだいじめ足らないのかと訴える明日海の言葉を遮り、あれは罰よと言いました。
先に裏切ったのはあなたじゃないと言う孔美子に驚いていると、約束したのに覚えていないのねと言いました。
あんなに大事な約束をしたのにと言い、明日海を押し倒して転がった携帯を明日海は気にしますが孔美子が叩き割ります。
明日海の首を絞めながら、私を大好きだってずっと一緒だってトモダチだって言ったくせにと言い、思い出せと言い続けます。
すると中学の頃に明日海が足を滑らせた時の事を思い出しました。
孔美子が明日海の足や手が自分と似ていると言い、明日海と一緒に居ると不思議な気持ちになって初めて会ったときにも懐かしくて涙が出たと言いました。
明日海は家族より孔美子と居た方が安らぐと言い、うちもと言った孔美子と笑い合い、明日海ちゃんが私のーだったらいいのにと呟きます。
聞き取れなかった明日海にずっとトモダチでいてくれる?と言い、もちろんと返事をした明日海を孔美子は抱き締めました。
明日海は校外学習で道に迷った時の事を思い出し、あの約束にまだこだわっていることに気付きます。
航ちゃんまで巻き込んでくだらないと思い、思いっきり突き飛ばしてお前のそんな幼稚で身勝手な思い出なんて知るかと言いました。
私たちはもう大人で陽美妃ちゃんの母親なのに、子どもの口約束に執着して馬鹿みたいだと言い放ちました。
私はこれからあなたがしたことの証拠をつかむために動くから友達なんて言語道断だと言い切って去っていきました。
取り残された孔美子は子供の口約束…?と呟きます。
そして泣き叫んで台所にあったティーカップなど壊して暴れました。
その頃、陽美妃ちゃんは杏に今のお母さんとは血は繋がっていないと言い、でも愛を注いでくれると話します。
子供が嫌いなお母さんなんていないと杏の手を握り、杏はその言葉を聞いて微笑みました。
暴れつくした孔美子は陽美妃なんて心の底からどうでもいいわと鼻で笑います。
そして鏡に口紅でバツ印を書き、明日海ちゃんは悪い子ねと呟きます。
一番大切なものを失わないと分からないみたいと杏を思い浮かべるのでした…
第23話
仕事をしながら明日海は怒りを抑えられずにいました。
孔美子にされたことを思い出しながら、あの女はどうかしていると考えます。
孔美子が情報漏洩に関わっている決定的な証拠はつかめなかったけど、壊れたスマホを直して航ちゃんに伝えようと考えます。
するとお迎えまで一時間を切っていることに気付き、目の前の締め切りに集中します。
そしてダッシュで迎えに行く明日海の側を、ベルトにひもを付けられた心菜が通ります。
気持ちが悪いからトイレへ行くと言って、出た後妊娠したかもしれないと気付きます。
迎えに行った明日海は杏が居ないことに愕然とし、何度も電話をしたと明日海を責めます。
杏ちゃんが熱が出て辛そうで、陽美妃ちゃんを迎えに来た真宮さんが連れて帰って看病してくれてますと園長が言うと明日海は背筋が凍ります。
なんで勝手な事と激昂する明日海に連絡が取れないからと焦る園長に、スマホが壊れていてすみませんと謝ってその場を立ち去りました。
他の職員が月島さんの様子がおかしいと言い出します。
孔美子は自分のベッドに杏を寝かせ、音楽を掛けて上から布団を掛けます。
杏は熱にうなされながらひびたんをうんだままはいなくなったんだよねと尋ねます。
そしてぱぱがいなくなったけど、ままはいるよねと呟いて涙を流す杏にさあ…どうかしらと答えます。
杏にさみしかったらおばちゃんのところへ来る?と言って微笑みます。
杏ちゃんが悪い子だったらままに嫌われちゃうかもねと言った瞬間、玄関チャイムが鳴り、陽美妃ちゃんがカギを解除します。
すると孔美子が杏に覆いかぶさっているのを見て、明日海は杏の名前を呼んで抱き締めます。
触らないでと言って孔美子の手を払いのけ、杏を奪うつもりだろうけとあなたの思惑どおりにはさせないと言い切ります。
そして陽美妃ちゃんにドアを開けてくれたお礼を言い、泣き続ける杏にママから絶対に離れないでと約束させます。
その姿をキャナルタワーの理事長が見ており、定例理事会で19階での苦情が増えていると言い出します。
子供の泣き声やケンカ、住民同士のとっくみあいが起こっていると言い、他の住民からもキャナルタワーの品位が下がるという声が上がります。
すると孔美子が彼女はワンオペ育児で追い詰められている状態なので、生活環境委員の私から話してみますと提案しました。
苦情の詳しい内容を見て、孔美子はなるほどと微笑みます。
そのころ、杏は熱が下がったと喜びらびしゃんごっこしようとねだります。
お仕事だという明日海に、杏はアレルギーの薬を飲ませて欲しいと駄々をこねます。
すると手を滑らせて薬をこぼしてしまったママを見て、杏はタオルを取ろうと探します。
タオルが見つかり、引き出しで頭を打った杏は涙が出そうになります。
孔美子から子供を嫌いな親も居るのよ、悪い子だったら嫌われるという言葉を思い出して、あんはわるいこなんかじゃないと言い聞かせます。
そしてふくの持ってきたしお菓子もあげるから、おしごとのじゃましてごめんねと謝りました。
そんな杏を見て、らびしゃんハウスで遊びたくなったと声を掛け、この子を守れるのは私しかいないと言い聞かせました。
そして杏がかみを結ばないと駄々をこね、航ちゃんがいないのは思っていたより相当キツイかもと悩みます。
園長先生が杏を見て、髪の毛結んでもらわなかったのと頭に触れると痛いと杏が身体を引きました。
ままはわるくない、と説明できない杏でしたが、それを見た孔美子は微笑みます。
修理した携帯に電話がかかってきて、児童相談所から杏を一時保護したと連絡が入りました。
杏ちゃんの頭部にケガがあり経緯について説明して欲しいと言われ、知らないと戸惑いながら自転車を明日海はこぎ続けます。
いつどこでなにがあったのと悩む明日海と、陽美妃ちゃんはどうして杏が途中でいなくなったのか尋ねます。
さあどうしたのかしら心配ねと答える孔美子の車と明日海の自転車がすれ違うのでした…
おちたらおわり6巻あらすじ
あこがれのタワーマンションで、中学時代のいじめの首謀者である孔美子と再会してしまった明日海。
明日海の娘を危険な目に遭わせ、本性を露わにする孔美子だが、夫やママ友にも相談できず苦しむ。
執拗に自分を付け狙う孔美子の思惑を知り、真正面から拒絶した明日海。だがそれは、孔美子の怒りの炎に油を注ぐ結果に…。
次なるターゲットは一人娘の杏! 純粋無垢な悪意は、さらなる悲劇を生む。
第24話
児童相談所の職員が、頭頂部の怪我の件で病院から通告があったので、杏を一時保護していると言われ、怪我の経緯を説明を明日海に求めます。
手をあげたこともないし、杏も居たがる様子もなかったと説明すると、職員が分からないんですねと言うと明日海が直接聞くと言い出します。
すると職員が明日海に詳しくは話せませんが月島さんのお宅については数日前にも通告があったと言われます。
お母さんが子供の怪我を把握できていないことが問題なんですと言われ、明日海は絶句してしまいます。
アレルギーの薬を出すように言われると、一時保護決定通知書が明日海の前に出され、衝撃を受けます。
誤解を解けばすぐに帰れると思っていたのにと考えていた明日海に、一週間後に面接を行いますのでお引き取り下さいと言われました。
着信が入っていたので折り返し連絡すると、あの絵は別の方に修正を頼んだと言われてしまいます。
背景スチルが依頼内容と違うと言われて、明日海は杏のことを説明しますがもうあなたには頼まないのでと一方的に電話を切られてしまいます。
明日海は家に帰り、誰も居なくなった部屋で呆然とします。
昨日までここで杏と笑っていたのに、航ちゃんも杏も仕事も一瞬でなくなったと絶望してしまいます。
すると、クラッカーを鳴らしながらハッピーバースデー明日海ちゃんと孔美子が入ってきました。
真っ白な明日海ちゃんが誕生した記念日と言いながら、こんなことになったのは明日海ちゃんが悪いコだからよ、ずっとねと頭をぽんぽんと撫でます。
お馬鹿さん、という孔美子の言葉に明日海は深く墜ちていきます。
この人に抗ってはいけなかったと思い、みんなから孔美子と仲良くしておけばよかったのにと言われた言葉を思い出しました。
そして天罰だと思い、明日海はわたしの家族を返してくださいと土下座します。
わたしが全部まちがっていましたと泣き続ける明日海と一緒に自分の家へ向かいました。
あなたは私とさえいれば上手くいくと言い、身も心も私色に染めてあげると伝えます。
リンドウの花言葉は悲しんでいるあなたが好きだと教えます。
明日海の携帯から航平に電話をかけ、自分がしばらく預かりますと連絡を入れました。
そして携帯の電源を切り、鞄を金庫の中へ入れてしまいます。
明日海の口にコットンキャンディグレープと言う果物を入れ、小さいころに一緒に居たおじいちゃんの話をし始めます。
ツインソウルって知ってる?と言って、もともとひとつだった魂がこの世に落ちてくる時に二つに分かれてその二人が現世で出会えたら幸せになるという言い伝えがあると説明します。
惹かれ合う力が強すぎて反発することもあり、二人の魂が強く結ばれるための試練なんだけど私達みたいだとおもわない?と明日海にフルーツを食べさせながら言いました。
なされるがままの明日海に、口づけをしようとすると玄関チャイムが鳴り、陽美妃ちゃんが帰ってきて舌打ちしました。
明日海にサロンに行くといって、陽美妃ちゃんに杏ちゃんママに優しくするように言い聞かせて出て行きました。
すると陽美妃ちゃんはルイボスティーを明日海に差し出し、荷物の受け取りをしている陽美妃ちゃんを見つめます。
陽美妃ちゃんがしっかりしているのは孔美子さんが母親として優秀だからだと思い、自分は杏を守ることすらできないと落ち込みます。
するとお母さまの名前じゃないと思い、考え込んだ陽美妃ちゃんは明日海にコンシェルジュまでついてきてほしいですと頼みます。
ちょっと待っててと陽美妃ちゃんがコンシェルジュの所へ行くと孔美子さんの許可なく家から出てしまったとソワソワしてしまいます。
杏を案じながら考え事をして俯いていると、桐ケ谷さんが明日海の名前を呼んでのぞき込みます。
コアタワーで会うのは珍しいねと声を掛けられ、自分はライブラリをたまに利用していると明日海に説明します。
知っている人に会っちゃったと焦る明日海に陽美妃ちゃんが戻ってきたので、知り合いに子供を見ててって頼まれちゃってと説明します。
じゃあ、またと言った後ろ姿を桐ケ谷さんは見送ろうとしますが、さっきの考え事をしていた明日海の姿を思い出しました。
明日海の手を掴んで、待って…と桐ケ谷さんは声を掛けました…
第25話
明日美の手を掴み、様子がおかしいと桐ケ谷さんに言われてしまいます。
別に…と弁解しようとする明日美に陽美妃ちゃんが早く戻ろうと催促します。
病院のアレルギーの先生だから先に戻っていてと説明する明日美に合わせるように、桐ケ谷さんもごめんねと謝ります。
陽美妃ちゃんは杏ちゃんのことならと承諾し、夏休みだからママ友の所に泊めてもらっているだけだと説明します。
杏ちゃんも一緒に?と尋ねられ、一瞬答えられない明日美に気づいた桐ケ谷さんは元気じゃないことは分かったと言います。
だからほっとけないと言って明日美の手を引き、僕の世界へ連れて行くと言い、車に乗せました。
18時までには帰らなくちゃいけないと説明しようとする明日美に、今日は僕にとって特別な日なんだと言いました。
声を掛けるか迷っていたけどやっぱり一番に誘うべきだったと言いました。
なんのことかと尋ねる明日美に、空が綺麗だと伝えます。
この人にはいつも見透かされている気がすると思いながら空を眺めます。
服は素敵だから髪だけアレンジしようと言って、明日美の髪をセットします。
ヘアメイクとかする人なのかと尋ねる明日美に、昔妹の髪を結んであげたりしただけだと説明します。
僕のゲストなんで会場へ案内してあげてくださいと言い、明日美が会場へ入るととんでもないとこに来たと驚きます。
こんなことしている場合じゃないのにと思い、このままじゃ孔美子さんを怒らせてしまうと悩みます。
PENDIレセプションパーティーへようこそと放送があり、ファッション界のフィリップが6年ぶりの来日だと盛り上がります。
今のうちに帰ろうと思っていると、イラストレーターKAI、と言って桐ケ谷さんが紹介されました。
KAIとフィリップのコラボなんで大抜擢だと、KAIは年齢も性別もヴェールに包まれていたのにと会場がざわつきます。
イラストレーターのKAIの正体を聞いて、明日美はグッズも杏のワンピも彼のものだと思います。
自分の着ていたTシャツがKAIだと知って以前、微笑んでくれたんだと思い出します。
普通なんてレベルじゃない、世界的なアーティストKAIがこんな近くにいたなんてと明日美は驚いて立ちくらみを起こします。
とっさに桐ケ谷さんが支え、カメラマンが撮影しようとするとKAIが制止します。
彼女は撮らないで、大事な人だからと言って明日美に少し抜けようと耳打ちします。
あまりに情報が多くてと呆然としている明日美に桐ケ谷さんはNYにもアトリエはあるけど今はほぼ東京で生活していると言いました。
いろんな街でいろんな人を見るのが好きで、最近は家族をテーマにした依頼が増えてきたと語り始めます。
羽並に引っ越してきたのはファミリーが多かったからで、そしたら屋上に明日美がいたと思い出すように言いました。
あんなに暗い顔でうつむいていた明日美が子供と一緒に笑っていて驚いたと伝えます。
また会えるなんて思ってもなかったと言われ戸惑う明日美に、僕たちは一度会っていると伝えます。
僕が19歳で明日美は蔵美の卒業展だから22歳くらいかなと語りだします。
12歳からいたNYから離れて日本でイラストを描こうと思って帰国したけど何処も門前払いだった。
日本の企業は学歴や経歴、美大に行っているかを尋ね、どんなに作品を見せてもダメだった。
そんなとき蔵美の卒展が目に入って、恵まれてたヤツらがお絵かきしているだけだろうといじわるな気持ちで入った。
明日美の絵に惹かれ、描いた人を尋ねると故郷をイメージして描きました、と明日美が言いました。
つらいことや悲しいことがあったけど、記憶の中ではおだやかで懐かしさを感じる場面もあって…と説明を受けました。
ステキです、と褒めましたが絵はやめるんですと明日美は残念そうに言いました。
この絵を買おうとしたけど、ほかに買ってくれた人がいてと言われそのまま桐ケ谷さんは展示場を後にしました。
彼女は絵を愛し、描くことで孤独な心を支えているけど描きたくても描けない理由があるんだと悟ります。
あの日、自分の夢を追う決心をしたから、今の自分があるのは明日美のおかげだと言いました。
明日美は大学には自分みたいな人はたくさんいて、両親が離婚して働かざるを得なくなって就職しか道がなかったと絞り出すように言いました。
そのことに安心している自分もいて、せめて絵に関わる仕事をしたいと思っていたけど子供が出来たら中途半端になってしまったと言いました。
なにひとつちゃんとできないと泣く明日美に、だれがなんと言おうとあの日、僕の世界を広げてくれたのは君だと伝えます。
そんな君だから好きになったんだと桐ケ谷さんはまっすぐ明日美に伝えます。
つらかったらいつでも僕の所へおいでと言い、もちろん家族を大事にしてほしいけどと付け加えます。
ずっとまえからこんな私を想ってくれる人がいたと明日美はうれしく感じます。
この胸に飛び込んで身をゆだねられたらどんなに楽だろうと思います。
ありがとうとお礼を言い、今のKAIさんの言葉で杏に”世界は広い”って教えたいってことを思い出したと伝えます。
いじめられていたころ、世界地図を見てここではないどこかへ行きたいと願っていて、杏には世界は自分のいるところだけじゃないと知ってほしかった。
今日、カイさんが自分の世界を広げてくれたから本当にありがとうと伝えました。
戻ります、私のいるべき場所にといった明日美に、手を出してとカイさんは言いました。
陽美妃ちゃんが杏ちゃんママ遅いねと心配し、病院の先生ってどんな人だったのか教えてと尋ねます。
男の人でお兄さんで、背はお父様より少し高いかなと答えます。
髪の毛は?と尋ねられて、くるくるしてたと答えた陽美妃ちゃんの声に反応するようにかぼちゃを真っ二つに切りました。
ふぅん、くーるくる♪と楽しそうに言いますが、目は全く笑っていませんでした…
第26話
息を切らせながら5001号室の間宮さんのドアの前に立ってチャイムを鳴らしました。
急いだけど20時近くになってしまったと焦り、カイさんと居たことは悟られないようにと気合を入れました。
ドアが開いた瞬間、ごめんなさいと頭を下げる明日海に、孔美子さんはやさしくおかえりと微笑みます。
拍子抜けする明日海に身体が冷えたでしょと言ってごちそうを用意して待ってたと伝えます。
夏野菜とかぼちゃのグラタンを明日美の目の前に置き、熱いから気を付けてねと声を掛けました。
おいしい…と言いながら、何か入っていると気付いた明日海はグラタンの中を探ります。
グラタンの中からいじめられていた時の写真が入っているのを見つけ、背筋が凍りました。
スプーンを落とし、あの時の写真だと気付いた明日海が吐き気をもよおします。
すると写真の上にタバスコをかけながら、自分のお母さんのこんな姿を杏ちゃんが見たらどう思うのかしらねと言いました。
すると写真をスプーンに取り、約束を破られるのがなにより嫌いなのと言って明日海の口に写真を無理やり詰め込みました。
児童相談所の前に立ち、明日海は強い気持ちで挑まなきゃと構えます。
いつ杏に会えるのか不安がっていると、孔美子さんが大丈夫と言って車で待っていると伝えます。
指導員の方たちから生活面のことを尋ねられ、淡々と答えていきます。
今回の一時保護の件をどのくらい周りの人に相談できていますかと尋ねられ、夫には伝えられていないと答えます。
単身赴任になったばかりで…と言う明日海の言葉を聞いた女性職員がペンを走らせるのを見て焦ります。
ママ友には相談しましたと言うと、あの手紙はきっとその方からですねと二人で頷き合いました。
孔美子さんに尋ねてみると、手紙を書いたわよと当たり前のように返事を返します。
洋服を明日海に合わせている孔美子さんにどんなことを書いたのか恐る恐る尋ねます。
月島さんは虐待するような人ではないと幼稚園の様子を詳しく書いて、仲良く遊んでいる写真も同封したと伝えます。
洋服を着せた孔美子さんはかばってくれたのか尋ねる明日海に真実を伝えただけだと言いました。
航平さんに杏のことを伝えるためにスマホを少しの間返してほしいと明日海は頼みます。
すると明日には雅澄さんも戻ってくるから共同生活は今日で終わりだと伝えました。
一時保護されたことを航平に伝えると、明日海を一人にしたからと気に病みます。
転勤したてで休むのは難しいから、自分には孔美子さんがついてくれているから大丈夫だと伝えます。
週末に必ず帰ると伝え、あんなに嫌がってた間宮さんと仲良くしている明日海に対して疑問を抱きます。
ため息をつく明日海の頭上には盗聴器が仕掛けられており、それを聞いていた孔美子さんは門出に佳き日だと微笑みます。
部屋から出てきた明日海の手を引いて孔美子さんは人前式の会場のような部屋へ通します。
紙とペンが置いてあり、戸惑う明日海に新しいトモダチ関係を築いていきましょうと伝えます。
ママ友誓約書と書いてあるのを見て明日海の胸が一瞬重くなりました。
重大な隠し事や嘘は絶対にしませんと言い、孔美子さんは明日海にサインを促します。
落ち着くように自分に言い聞かせ、断ることはできないとサインをしました。
杏に会うには孔美子さんの力を借りるしかと思いながら、明日実は右手の親指で誓いの印を押しました。
ママ友記念日ねと嬉しそうに孔美子さんは明日海の手を握ります。
わかっていると思うけど誓約を破ったときには…ネ?と微笑みました。
自然の森幼稚園の夏休み登園日がやってきました。
夏休みの間のことを話しながら、心菜さんが転園したことを皆で噂します。
そこに紗都さんがファッションライターの仕事を復活させたと得意げに語りだします。
めいちゃんがお母さんにプールに行ってくると話しかけますが、朋代さんはスマホにくぎ付けでした。
寂しそうに行ったことにも気づかず、孔美子さんがラインを既読スルーしていることにも焦りを感じていました。
恭弘さんと離婚して航平さんを手に入れる計画だったのにと呟きながら、孔美子さんの到着を待ちました。
すると車から孔美子さんと明日海が一緒に降りてきて、皆の注目を一斉に浴びました。
孔美子さんは明日海がワンピースがとても似合っていることを褒めながらやってきました。
孔美子さんに今日も素敵だと言い、一緒にいる明日海も褒められます。
孔美子さんにカラー診断とコーディネートしてもらって今日は園長先生と面談があると伝えます。
朋代さんは孔美子さんの隣は私の場所だったのに…と許せないと湿布だらけの手を握りしめます。
航平さんだっているのに孔美子さんも私から奪うなんて…と泣きながら明日海を睨みつけました…
第27話
明日海は園長先生に今までの自分の行動のことを謝りました。
すると、孔美子さんも明日海を庇うような発言をします。
真宮さんのような立派な人がついてくれたから安心ですねと園長先生は声を掛けます。
そしてまたこの幼稚園で気づきを得てくださいという言葉に明日海は頭を下げました。
孔美子さんと明日海が出てくるのを朋代さんが待ち伏せしていました。
なんで無視するの、私との約束はと尋ねる朋代さんを無視して孔美子さんは明日海の肩を抱きました。
二人で並んで去っていく姿を見た朋代さんは、小さくわたしがんばったのに…と呆然と呟いていました。
そんな様子を見た明日海は一瞬振り返り、朋代さんの手の痣に目を止めますが孔美子さんの所へ戻ります。
色気もない、要領も悪いみじめな雌は用なしと言い捨てました。
そんな3人の様子を幼稚園の保護者がじっと見ていました…
朋代さんの家では鹿児島県産の黒豚のしゃぶしゃぶを芽依ちゃんに恭弘さんが食べさせます。
そこに朋代さんがお酒を持ってきますが、お腹が鳴ってしまいお酒をこぼしてしまいます。
目つきがするどくなった恭弘さんを見て芽依ちゃんは焦り、朋代さんが謝ります。
運ぶ前に注ぐなんて無知にも程があると冷酷に言い放ち、芽依ちゃんには美味しいかと笑顔で尋ねます。
一生懸命掃除している朋代さんに、芽依ちゃんはにげようと提案します。
航平パパみたいな人を見つければいいと言って、泣き出します。
とぅとが怒らないように大人しくしていたけど、かぁかがおとぅにいじめられているの見たくないと大粒の涙を流します。
そして朋代さんに力いっぱい抱きついて、大声で泣き始めました。
芽依ちゃんの声を聴きながら、いままでの芽依ちゃんを思って抱きしめます。
弱い自分が嫌で変われるような気がしたけど、強い人のそばでいい気になっていたと伝えます。
つらい思いをさせてごめんねと二人で抱きしめあって大泣きしました。
そして帰宅した恭弘さんに離婚届を見せて別れてくださいと伝えます。
金が欲しいのかと鼻で笑う恭弘さんに、あなたのしていることはモラハラ、DVで証拠だってありますと写真を出しました。
ボイスレコーダーの夫婦生活の様子も再生し、夫婦間でも望まない性行為を強いたらわいせつ罪になりますと言い切ります。
拒否するなら弁護士を立てて離婚を申し立てると強く宣言した朋代さんの首を恭弘さんは絞め始めます。
なんの価値もないくせに意思決定なんてできるわけがないと言い、優雅な生活が出来ているのは誰のおかげだと言いました。
何とか逃れてスマホで連絡を取ろうと履歴を出しますが、明日海の名前を見つけますが躊躇します。
すると恭弘さんが髪を掴んで朋代さんを引きずった拍子に携帯が呼び出し中になりました。
朋代さんに馬乗りになって殴り続ける恭弘さんを見て、かぁかが死んじゃうと怯えます。
かぁか、と叫んだ瞬間、明日海が部屋へ入って朋代さんの名前を呼びました。
部屋の状況を見たコンシェルジュが、もう一人の女性に警察を呼んでと指示します。
警察の言葉を聞いた瞬間、恭弘さんはちょっとまってくれと止めようとして、ただの…と言いかけた手を明日海が掴みます。
ただの、何ですか?と冷たい声で尋ね、だれも見ていない家の中で弱い者に暴力をふるうのは最低の人間のすることですとハッキリと言い放ちます。
明日海の手を振りほどいてうなだれる恭弘さんを見て、朋代さん親子は救われました。
恭弘さんと別れて実家に帰ることにしたと明日海に朋代さんは伝えます。
いままでごめんなさいと明日海に頭を下げ、過干渉な母親から東京へ逃げてきたから実家に戻るのは負けを認める気がすると打ち明けます。
間違ったみたいと呟く朋代さんに自分だったらもう一度やり直してみると伝えます。
航平さんみたいなこと言うのねと言い、別の場所で出会っていたらいいママ友になれていたのかなと笑顔で言いました。
電車の中で芽依ちゃんがわたあめみたいな雲があるとはしゃいで、朋代さんも一緒に嬉しそうに笑っていました。
明日海は孔美子さんが居なければ退園させられるところだったと伝えます。
次の児相との面談もうまくいくだろうから、今月中には杏ちゃんは戻れるんじゃないかしらと微笑みます。
グルテンフリーの素敵なカフェを見つけたから、家族ぐるみでお食事会をしましょうと明日海に提案します。
うれしいと明日海が答え、店員さんがオリジナルハーブティーのベストフレンズフォーエバーを運んできました。
注ぎながら私たちにぴったりの名前ねと言い、二人で微笑みあいます。
それを聞いていたお客さんが真宮さんに気付いて一緒に写真を撮ってくださいと言いました。
席を外した隙に、明日海はハーブティーを飲まずにひっくり返します。
あの女がすべてを狂わせていることを確信した明日海でしたが、反撃するのは難しいと考えます。
ママ友誓約書を結んだばかりの今が一番油断していると感じていました。
懐に入って動くチャンスだと思い、指にそっと触れます。
あの日、カイさんからこの先どんなことがあっても自分を信じてと言われたことを思い出します。
中指の腹に書かれた文字をそっと見つめます。
Believe in your world
わたしはわたしを信じる、あの女の手には落ちないと心に決めます。
杏も航ちゃんもわたしが守ると決心しました…
おちたらおわり7巻あらすじ
月島明日海にとって、念願のタワーマンションは魔の巣窟だったーー。
ママ友とのヒリつく人間関係に加えて、中学時代のいじめの首謀者である孔美子との再会!
孔美子はありとあらゆる手を使って明日海を追い込んでいく。
夫の航平はハッキングされたPCから個人情報を流出させられて左遷。娘の杏は身に覚えのない明日海の虐待疑惑によって、児童相談所預かりにされてしまう。
第28話
外の景色を眺めて杏を想う明日海は手紙を書きます。
施設で過ごす杏に明日海からの手紙が読まれ、杏は頑張ると涙を拭きました。
航平に杏は施設のみんなと遊べるようになったみたいだと報告します。
明日海もちゃんと寝て食べろと心配する航平は、杏を一緒に迎えに行こうと明日海の頭を撫でました。
孔美子さんの家でリース作りをし、電話で席を外したのを見計らって明日海は深いため息をつきます。
すると陽美妃ちゃんがかくれんぼがしたいと言うので、部屋を探します。
どこかな~広いから大変だと言いながら、陽美妃ちゃんはドキドキしながら待ちます。
まだ三歳なんだよねとほっこりしながら、開きかけの部屋に入ります。
みーつけたと入ると、そこにはいろんな人の写真が貼ってありました。
バツ印がつけてある写真や、見慣れた人たちの写真を見て明日海の背筋は凍ります。
すると足元を見た明日海はなんでここに…とゾッとします。
終わったわと言う孔美子さんの声に慌てて出ていきました。
陽美妃ちゃんと遊んでいてと平静を装って孔美子さんの前に戻りますが、意味深な微笑みで孔美子さんも迎えます。
するとあの部屋に入った時に花びらが落ちているのに気づき、拾います。
リースに使っていたゼラニウムの花言葉は真の友情だと呟きます。
ピンクのゼラニウムの花言葉はダウト(疑い)だと言い、ふっと花びらを吹きました。
まぁ~だだよ、と言って明日海の写真に触れました。
スズカさんが公園で明日海の現状を聞いてワケわかんないと呟きます。
黙り込む明日海に私に子供がいないから言いにくかった?と尋ねます。
バリバリ働いているスズカさんの邪魔したくないと言い始める明日海に立ち上がって文句を言い始めます。
人の命を育ててるんだよと言い、産まない選択肢に悩んだりもしたと打ち明けます。
仕事に全振りする方が自分に向いているから正解なんてないと明日海に訴えます。
自分で選択した道を自信もって歩いていけばいいと言ってブランコへ全速力で走っていきました。
全力でママを応援するって決めたとブランコを漕ぎながらスズカさんは叫びます。
明日海のこと友達だって思ってるし、ママ友だけが友達じゃないと叫びました。
明日海は涙を流しながら、真っ暗なトンネルの中をさまよっているみたいだったと振り返ります。
一歩踏み出せば世界は広がっていたのにと思い、ありがとうと明日海はお礼を言いました。
楠さんは復帰した雑誌社で社内の若い子をディスっていると編集長から呼ばれます。
全部ボツで使えないと言い、うちの雑誌のコンセプトとずれているとハッキリ伝えます。
他を当たってくれと言われ、食い下がると入館証返してとあっさり言われてしまいます。
席を立った楠さんに、古いんだよオバサンとさっきの子が捨て台詞を吐きました。
ヤバイヤバイと言いながら、英治くんがスキャンダルから仕事減っているのに調子に乗って散財しすぎたと反省します。
子供の教育費やタワマンのローンのことを考えて、ブランド買取の店に行きました。
試しに査定してもらうと半額以下と言われてしまって、定番物のほうが高値がつくと言われてしまいます。
次にやってきた女性がブランド物を次々と現金にするのを見て、楠さんは驚きます。
女性の後をつけると、キャバ嬢だったことが判明して儲かるのかしら…と一瞬考えます。
すると熟女パブの看板を見つけた楠さんは思わずスマホで検索します。
40代以上オッケー、時給四千円から一日三時間としても月々36万円と計算しました。
ほほう…なるほどねと思わずつぶやくのでした…
第29話
戻ってきた航平は東京に戻って驚いたと明日海に伝えます。
杏がいないと家の中がこんなに静かで、隣に明日海と杏がいることが当たり前になっていたと話します。
当たり前の事なんて何もないことに気付いた航平はできるだけ二人の側にいると言いました。
東京に戻れないなら会社やめて別の仕事を探すことを考えているから、明日海の支えになりたいとまっすぐ見つめます。
夫婦としてひとつになるために伝えたいことがあると言って孔美子のことを話しました。
話を聞いた航平は明日海のストーカーみたいだと絶句します。
自分の会社の情報漏洩に関わっているのなら、杏が保護されたのも彼女の仕業なのかと悩みます。
わからないと言う明日海に、今まで助けを求めていたのにと謝ります。
とりあえず杏を取り戻すのが最優先だから波風を立てない方がいいのは分かったから自分も策を練ると伝えます。
すると明日海の携帯に児童相談所から着信が入ります。
一時保護解除が月曜日になると言われ、航平も仕事を休むと言ってくれました。
頭の打撲は杏ちゃんがキッチンの引き出しにぶつけたと話して、お母さんの話と一致しましたと説明を受けます。
虐待を疑う通報は近所トラブルによるものなので無関係で、虐待はなかったと判断されましたと伝えられました。
明日海は思わず良かったと安堵の声を漏らしますが、ワンオペ状態は改善されていないのでと釘を刺されます。
一番の理想は夫婦一緒に暮らせるようになることですが…と付け加えられました。
すると杏がやってきて、明日海の腕に飛び込みます。
杏はパパとママと手を繋いで、納豆巻きやお菓子が食べられなかったからたくさん食べたいと訴えます。
思ったより元気そうだと航平は安心して、家に戻りました。
また泣きそうになる明日海でしたが、杏がなかなか来ないので声を掛けます。
すると、杏は足を止めてここにいていいのか尋ねます。
またあそこにもどるのかと尋ねると、明日海は杏ちゃんのおうちはここで、かえってきたと説明します。
ままとぱぱがいるんだよねと不安そうにする杏に、ずっといると必死に訴えます。
杏がだいすきだから一緒にご飯食べて寝て、家族で一緒に暮らすと言うと杏は声を上げて泣き出しました。
ごめんね、ひとりにしてと悔やみながら明日海と航平が一緒に杏を抱きしめます。
明日海と航平に手を握られて安心して杏は眠ってしまいました。
疲れたでしょ、お風呂を入れようかと言う明日海にたまには一緒に入る?と航平は明日海の手を掴みました。
そして明日海にキスをしました。
お風呂から出た後、なんか照れるなと言って航平はキスをして二人は肌を重ねます。
あったかい…と明日海は言いながら、自分のことを大切にしてくれると繋がっていると感じていました。
すると紗都さんは熟女パブでお客さんの話を聞いて涙を流していました。
自分の為に泣いてくれるのはセリーヌだけだと言い、家族に無視されるなんてつらすぎるとセリーヌこと紗都さんが泣いていました。
セリーヌちゃんは聞き上手だし、若い人に比べて肌つやもちょうどいいと褒めます。
ほどよいカサつきが安心するんだと言うお客さんに怒って見せていると、絶好調ですねとボーイさんたちがセリーヌを見ていました。
指名が被るから永久指名のお客さんが輪になって囲んでいるから指名料だけで結構いくんじゃないですかと話していました。
ピンドン入りますと言って、紗都さんが調子よく皆と楽しく過ごしていました…
マタニティマークを付けた心菜さんが幼稚園へ顔を出しに来ました。
驚く紗都さんにマッチ棒みたいなフォルムでお元気そうと声を掛けました。
着床からの妊娠しました、エイジさんとの子だと耳元でささやきます。
エイジさん似と可愛いベイビーをあっくんと大事に育てますんでと微笑みました。
ダンナさんにもヨロシクと去っていく心菜にふらつきながら、そんなわけナイと自分に言い聞かせました。
この前は笹の葉もって暴れてすいませんと謝り、玲央理央が雑誌のモデルにスカウトされたと宣伝を始めます。
明日海を見つけた心菜さんはアスミンいた!と顔かしなと明日海に伝えます。
自分とエイジさんの動画を流したのはアスミンじゃないと知った心菜は紗都と手を組んでると思い込んでいました。
黒幕は孔美子だと言い、説明が長くなると言いながら明日海は語りだします。
すると叫んで自分はとばっちりじゃんと文句を言いました。
アスミンがターゲットになるのは分かるけど自分は関係ないと言って、お腹すいたと言って納豆巻きを勝手に食べだします。
クミちゃんにやられっぱなしで悔しくないのと尋ねます。
やられたら倍以上にしてやり返すのはケンカの基本だと伝えます。
ドローンが明日海の窓の外で止まり、中の様子を撮影します。
やってやろーじゃん、と言って同盟と言って心菜が拳を明日海の前に出します。
明日海が拳をぶつけると、どぇりゃーめにあわせてやるじゃぁんと胡坐をかきながら、あのダボハゼが!と言いました…
第30話
明日海の部屋をドローンでのぞき見をしていた孔美子は二人で楽しそうねと言いました。
そして望愛に心菜がなんて言ったのか解析を頼みます。
すると「どえりゃーめにあわせてやるじゃん、あのダボハゼが」と解析します。
威勢がいいわねと言いながらダボハゼの意味が人に対しては第一級の罵倒語として使われることを聞いて表情を変えます。
次の瞬間、紗都さんを見つけた孔美子はこっちも探ってと望愛に命じます。
心菜がずっと食べていることに驚きながら、クミちゃんとやり合うには戦力が必要だと言いました。
力になってくれそうなマブダチとかいないか尋ねられ、一人いるけどと答えます。
改めて作戦会議だと言い、相手はオニ強なんだから準備しないとと立ち上がります。
すると心菜のカバンについているキーホルダーに気付いて、妊娠していたのおめでとうと声を掛けます。
するとお腹を触りながら、ちゃんとあっくんの子だと説明します。
紗都にはエイジくんの子だと思わせてイジワルしてやっただけだと打ち明けます。
やっと解放されたんだから大事にしないとと言う心菜に安心したような表情を浮かべました。
明日海はスズカ先輩と待ち合わせをし、心菜にマブダチだと紹介します。
そう呼ばれたスズカは喜んで心菜と握手をしました。
スズカさんは明日海に托卵女子だから生命力を感じると耳打ちします。
心菜の方はスズカの馬鹿力に驚いていました。
そしてクミちゃん対策本部とし、資金は桜庭家の跡取りを妊娠中だから資金提供を受けられると説明します。
必要な時は相談してと言う心菜に、源太郎議員のお金を借りるわけにはと明日海は戸惑います。
アスミンを助けたいとかじゃなく、仕返ししたいだけだから勘違いしないでと伝えます。
スズカさんは、真宮孔美子の過去について調べてみたと資料を取り出します。
ライターやっている友達の伝手で元新聞記者と知り合って、孔美子がCA時代の勤務先で起こった事件を追っていたと話し出します。
精神崩壊させられた役員や社員が何人かいて、犯人はわからないが業界内のスキャンダルになっていたと説明します。
元新聞記者はガセネタを掴まされて世紀の大誤報でフリーのライターになっていると言いました。
その話を聞いてなかなかやるじゃないスズリン、と心菜は興奮します。
他にも被害者がいるから警察に相談と言った明日海の言葉を聞いて二人の動きが止まります。
心菜は今の段階じゃ何にもしてくれない、スズカは夫は国際弁護士の真宮正純だから下手に動くと揉み消される可能性があると息があったように訴えます。
その様子を見ていた明日海はこの二人息が合うのではと考えます。
孔美子の部屋に入って、コルクボードに心菜さんや朋代さんなどいくつかにダーツが刺さっていたと説明します。
次のターゲットは紗都さんだから孔美子に狙われていると明日海は言い切りました。
孔美子は紗都さんの家の前に立ち、蓮くんが弟妹の世話をしていました。
ピンポンがなり、岳くんが画面をみてひびきちゃんのママだと言った瞬間、グラスにぶつかり割ってしまいます。
母と父も仕事で遅いと説明する蓮に、よかったら何か手伝いましょうかと孔美子は提案します。
栞ちゃんがドアを開け、ガラスを孔美子が片付けます。
お礼を言う蓮に、栞がドリルを見てくれるって言ったじゃんとせがみます。
孔美子は岳くん見てるから大丈夫だと言い、ウトウトしているから寝るんじゃないなと言いました。
じゃあ少しだけと言って、栞ちゃんと一緒に部屋を出ました。
岳くんが眠ったあと、パソコンを開きデータをUSBに落とします。
ミッションコンプリートと呟きました。
メモに岳くんを起こしたくないので日を改めてと丁寧な字で書かれていたのを見た蓮はスーパーママじゃんと感心します。
ボーイが紗都さんに、高木さんの会計今度でいいってツケにしたのは売り掛けと言ってやっちゃダメだと説明したよねと言いました。
客が逃げたらキャストが負担することになっていると説明し、しっかり100万分給料から引いておくからと言いました。
何とか今月中に戻してと言われ、ヤマちゃんに助けてと連絡すると今晩行くと伝えます。
セリーヌちゃんの為ならドンパリブラックでもゴールドでもどんとこいと力強く言いました。
そのあと、セリーヌさんを指名で店を貸し切りたいという電話が入ります。
するとヤマちゃんだと思い、紗都さんは化粧を始めます。
男は情で、好きだし憎めない、私を動かすのは強い愛だと実感します。
お客を好きな席に通し、ドンパリヴィンテージ入りますと掛け声がかかりました。
ボーイたちもこの箱が空くのをはじめてみると興奮状態でした。
メイクを終えたセリーヌを、ボーイたちが本日の主役だと盛り上げます。
そしてミラーボールに照らされながら、下向いて歩いていたけど私今、輝いていると喜びました。
ヤマちゃあああん、来てくれてありがとーと飛び上がっていくと座っている人を見て動きを止めました。
孔美子が着飾って今夜は宜しくねと声を掛けるのでした…
第31話
孔美子が煌びやかな格好をして座っているのを見て、紗都は絶句します。
どうして孔美子さんがここに…と言う紗都に、孔美子は助けに来たと伝えます。
この間も蓮くんが父親の違うきょうだい達の面倒をみてて大変そうだったとにっこりと笑います。
焦った紗都は蓮や子どもたちには夜のお店で働いているなんて知られたくないと焦ります。
そんな紗都を見ながら、乾杯と言ってドンペリを孔美子は飲み干します。
私がこれからどうするのかは紗都さん次第と言って、座ってお金の話をしましょうと伝えます。
真っ青になる紗都に、これは今日の支払い分と100万円の束をテーブルに置きます。
驚く紗都に、何かと入用でしょうともう100万追加します。
最期にスカウト料と言って、紗都の胸のチャックを開いて200万円ねじ込みます。
よかったら私がプロデュースしているお店なら倍以上のお給料を出せるわよと提案し、紗都は思わず生唾を飲み込みました。
杏はお風呂に入りながら、かゆくなくなったからお薬飲まなくてもよくなるかなぁと喜びます。
杏のからだにアレルゲンの食べ物を与えていることを説明し、食べられなくても杏は何も悪くないと伝えます。
そして体に軟膏を塗りながら、杏は施設に色んな子が居たと明日海に説明しました。
そして、ひびたんままもほんとのままじゃないと言い出した時、明日海は驚きます。
本当のママは体が弱くて死んじゃったけど、ひびたんママはとっても優しいんだってと無邪気に説明してくれました。
航平がタクシーから降りてキャリーケースをおろしていると、孔美子がきたわよと呟きます。
航平が顔を上げると孔美子が男性とキスをしていました。
驚く航平に、明日海の旦那さんだと紹介します。
孔美子がお世話になっていますと雅純さんが挨拶をすると、航平は迫力を感じます。
杏ちゃんが帰ってきたらお祝いしたいから一緒に食事へ行きましょうと孔美子が提案します。
そして二人が去ったあと、思わず航平はため息をつきました。
エレベーターの中で軽くキスするだけでいいのにとリップを拭き取ります。
見られていると興奮するタチなのは孔美子が一番知っているだろうと言いました。
旦那さんが単身赴任して大切なママ友が困っているから、あなたも力を貸してあげてねと甘い言葉で伝えます。
孔美子はお風呂へゆっくりとつかりながら、向こうから仕掛けてくる前に牽制しておかないと、楽しみがまた増えたと楽しそうに泡を吹きました。
杏が寝た後、航平は明日海にここを売って引っ越そうかと提案します。
真宮夫婦に食事に誘われたと打ち明け、はぐらかしたけど関わらないようにするのは難しいと考えます。
新築だし買い手もあるから、新潟に来てもいいし、新しい場所で一からはじめたほうがいいんじゃないかと伝えます。
逃げられないと言い、私が卒展で描いた絵が「いつかの海」があの女の部屋に飾ってあったと明日海は声を荒げます。
あの絵は蔵美の卒業生を応援してくれている画商のオーナーが購入してくれたと振り返ります。
孔美子が何らかの方法で手に入れたと言い、わたしへの執着は尋常じゃないからどこまでも追ってくると航平の手を握ります。
闘うよ、この場所で決着をつけると航平に強い瞳で宣言します。
意地をはっているわけじゃなく、杏と航ちゃんも巻き込まれるのなら黙っていられないと言います。
心強い味方もできたと言う明日海に杏も家に戻ってきて安心してるよなと、航平は納得します。
転職も視野に入れて東京に戻る方法を考えてるし、情報漏洩も同僚に調べてもらっていると打ち明けます。
過去のことは思い出したくないかもしれないけど執着の原因は?と航平は尋ねます。
あんなに大事な約束をしたのにと言う孔美子の言葉を思い出しながら、海を二人で見たことを思い出しそうになります。
すると頭痛がして、ずっと友達でいる以外にも何か約束をしたような気がすると考えます。
左の額の傷を見ながら、どうしていじめられるようになったのか、なにか大事なことを忘れているんじゃないかと悩みます。
紗都さんはその頃、孔美子にお食事会の日程を行動パターンから推測していました。
望愛が表計算ソフトを利用して紗都が熟女パブで働いていることを知られたくない一心でクラスのママの行動パターンを記録していることに驚きます。
どうかしている、と呟く望愛に恐縮っすと紗都は笑います。
こんなの知られたら幼稚園に居られなくなるんじゃないと言う孔美子にそれは言わない約束っすよ~と笑います。
おかげで航平さんが帰ってくるタイミングもわかったと喜んでいると、何の目的があるのか紗都が尋ねます。
すると口に一万円札を入れて、なにも考えずに私の命令に従っていればいいのと冷たい目線を投げかけます。
調子に乗らないでと言われ、すいませんと紗都は謝りました。
すると孔美子から明日海に、食事会は25日にどうかしらとメッセージが入ります。
ちょうど空いていて、航ちゃんも帰ってくる日だから動きを読まれているみたいで気持ちが悪いと感じます。
準備はできているし、もう一人じゃないと心を決めました。
25日でOKすると航平に伝え、受けて立ってやると明日海は決心します。
おめかしをした杏と陽美妃ちゃんがいっしょにごはんだとはしゃぎます「。
航平と明日海、孔美子と雅純もやってきました。
素敵なお店、こんなところに来るのは初めてだと明日海は喜びます。
アレルギーに対応したコースを頼んでおいたと言い。杏ちゃんが無事で本当に良かったと孔美子は微笑みます。
ありがとうと明日海も微笑み返し、航平と見つめ合い最大級の警戒をすることを誓います。
孔美子と雅純も二人を見つめながらきっと最高の夜になるわと言うのでした…
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