- 宜安から出陣していく趙軍・・・前衛になった馬風慈が馬南慈のもとに挨拶にきます。
- 李牧が趙北部の総司令をしていた頃の北部の平和と繁栄が、北部の人々の心に刻まれており李牧の下で戦えることを喜ぶ兵士たち。
- 士気の高さや数を含めた秦軍との兵力の差がかなり厳しいことになっています。
- 摩論は完全に戦意喪失しており、黒桜、厘玉、壁、信、河了貂、羌瘣も厳しい表情です。
- 自分達が誘い込まれてはめられたことを悟った蒙恬。
- 蒙恬は、ここまで李牧の思い描いた通りに自分達が動いてきたのだとしたら、今この地での戦いも描ききられているだろうと考えます。
- 半年以上前に宜安一帯を視察した際に、この場所で開戦してここで秦軍を葬ると決めていた李牧は、右手を高く上げると開戦の合図をします。
- 李牧の号令で一斉攻撃をしてくる趙全軍・・・各隊それぞれに対応を迫られる秦軍ですが、対策を考える暇もありません。
- ここは李牧に用意された「狩り場」だと気づいた蒙恬は、とどまって戦わずに何とか脱出しようと考えますが・・・次々に受ける攻撃に対応するので精一杯になります。
- しかし、迫り来る敵の対応だけしていてもその先も考えなければいずれ秦軍は全滅してしまいます。
- 一方、河了貂も迫り来る敵に追い詰められていました。
- 必死に突破口を探す河了貂・・・今この状況は、絶対李牧の策略だと確信します。
- そして、前で必死に戦っていた壁軍が・・・ついに一番前の正面中央の軍の横陣から崩されてしまいます。
- 趙軍に飲み込まれていく壁軍・・・。
前回の内容を忘れてしまったという方は、ぜひこちらの記事をお読みください。

他キャンペーン情報
目次
キングダム716話ネタバレ最新話確定!李牧の策に苦戦する秦軍・・・!!荒ぶる摩論といつもの桓騎
苦戦する各隊
趙軍三十一万VS秦軍十四万という、かなり不利な状況で開戦してしまった趙北部での戦い・・・。
右翼飛信隊でも左翼楽華軍でも開戦直後から、かなり苦戦しています。
苦戦というよりもほぼ詰んだ状態で何とかギリギリしのいでいるような状態でした・・・。
平地戦
通常であれば平地戦では、圧倒的兵力差のある戦いは行われません。
なぜなら弱小の軍の方が、開戦を避けて籠城するか退却または降伏するからです。
つまり、それを開戦させるには弱小の方に何らかの引けぬ理由があるか・・・何か特別な秘策があるか、とにかく特別な何かがなければ開戦させることは困難なのです。
昨年、桓騎軍は三倍の兵の扈輒軍と戦いました。
その戦いは正に、不利を逆手にとった秘策で桓騎が勝利しました。
そして、その扈輒軍との戦いは桓騎が扈輒軍を誘い込んではじめさせた戦いでした。
しかし、今回は全くの真逆で李牧が秦軍の二倍以上の趙軍の姿を隠して桓騎たちを敵地である趙北部の奥深くまで誘い込んで開戦させた戦いです。
兵力差も地の利も練り込まれた策も敵側に分がある場合勝ち目がありません・・・。
秦軍にとっては、そんな絶体絶命のような戦いが突然はじまってしまった状態なのでした・・・。
壁軍
敵は多くても同数くらいだと聞いていた秦軍の兵士たちは、突然はじまった圧倒的兵力差のある戦いに戸惑います。
一方で、圧倒的に数で勝っている趙軍は余裕がありどんどん敵を蹴散らしていきます。
正面に配置されていた壁軍は、横陣が崩壊してかなり敵に押し込まれてしまっていました。
敵が入ってきているので早く下がるようにと部下に言われる壁でしたが、部下の心配を無視して軍を立て直そうと必死に指示を飛ばします。
しかし、第三隊、第四隊と次々に崩壊していく壁軍。
部下たちは必死に下がらない壁を守ろうとしています。
壁も自分達が配置されているのが正面の為、自分達が崩れると秦軍が一気に崩れてしまうと考えて必死に立て直そうとしています。
壁を必死で守っていた部下たちでしたが・・・それをかいくぐり壁に弓矢が飛んできます。
壁の目玉に直撃するかという間一髪でナジャラ族が助けます。
それから、すぐに壁を避難させようとするナジャラ族。
壁は、自分達が逃げたら本軍がやられてしまうからと拒否しますが、無理やりナジャラ族に連れ去られます。
左翼楽華軍
左翼楽華軍でも、かなり苦戦していました。
正面を愛閃に任せている蒙恬。
蒙恬は次々に、くる報告を聞きながらどんどん指示を出していきます。
とにかく兵数が足りていない状態で桓騎本軍に援軍の要請を出している蒙恬ですが、桓騎本軍からの援軍はなく代わりに北東部軍二千が援軍にきます。
援軍がきたのとほぼ同時に左の壁が決壊してしまい、そのまま援軍を決壊した左の壁に投入します。
傷口ができたところに応急処置で塞ぎにいって・・・という延命措置の繰り返しで苦しい状況が変わらない楽華軍。
何か李牧の想定外のことをしないと、苦しい戦況が打破できません。
しかし、策を考える余裕もない状況です・・・。
右翼飛信隊
さらに、苦しい状況は右翼飛信隊でも変わりませんでした。
飛信隊の方でも、桓騎本軍に援軍の要請をしているようですが援軍がきていないようです。
両翼が抜かれたら次に狙われるのは桓騎本軍です。
両翼に敵が厚くきているのは、桓騎本軍も分かっているはずです。
なんで、桓騎が援軍を寄越さないのか困惑している河了貂。
飛信隊の歩兵も騎馬隊もかなり追い詰められています・・・。
数で圧殺・・・
趙軍では、馬に跨り前衛の戦いを眺めている傅抵が仲間から退屈そうだなと声をかけられていました。
圧倒的に勝つというのも意外に好きだからそうでもないよと返す傅抵。
この戦いは、李牧が秦軍の数を操って趙軍の兵の数を錯覚させたことで詰んだ盤面から開戦となった戦いです。
そして、そのまま数で圧殺するのが李牧の策のようです。
そこに打開策はないと言いきる李牧。
戦ははじまったばかり・・・
桓騎本陣には、両翼と本陣からの援軍の要請や両翼の横陣が決壊寸前であること、正面の壁軍が分断されてしまったことなどたくさんの報告が来ていました。
桓騎本軍が一向に援軍を送らないため風范が勝手に北東部軍を動かして三方に援軍を送っているようです・・・。
そんな状況でもいつものような感じでだんまりの桓騎に、思わず声を荒げる摩論。
何で両翼に兵を送らないのか!という摩論に「別に」と返す桓騎。
たまらず、言い返す摩論にいつものようにニヤついて落ち着けと返す桓騎はまだ戦ははじまったばかりだと言います。
摩論は、歓喜の言葉に流石に困惑して引いている様子です。
火をおこす場所
かなり苦戦している飛信隊でしたが、信は馬に乗り少し高くなっている場所から戦況を確認していました。
じっと遠くを確認していた信は、まずい・・・と呟きます。
このまま何もしないと完全に火が消えてしまうと言う信。
どうにかして火を起こさないと・・・!と各戦場を見回します。
河了貂、渕さん、羌瘣、壁、蒙恬···みんな必死に戦っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
黙って戦場を見回していた信は、一つの場所に目をとめます。
あった・・・とつぶやく信。
信は、旗で隊に緊急伝達の合図を出すと自ら大声で叫びます。
信の声が聞こえた飛信隊のみんなは驚いて信の方を振り向きます。
そして信は・・・飛信隊にいますぐ横陣を解くように指示します。
飛信隊は、右翼の壁の役目を捨てて移動すると続ける信・・・。
軍師である河了貂を筆頭に、その信の指示を聞いた飛信隊のみんなは驚愕しているのでした・・・!
キングダム最新話をお得に読む方法
キングダム716話ネタバレ最新話確定!李牧の策に苦戦する秦軍・・・!!荒ぶる摩論といつもの桓騎の感想
壁も蒙恬も飛信隊もかなり苦戦してますね・・・。
桓騎はいつもの調子ですけど・・・何か考えがあるのでしょうか・・・。それにしても、摩論が桓騎に対して声を荒げたのは少し驚きました。
最後に信が何か思いついたようでしたが・・・この詰み状態を少しでも打開できるといいなと思います・・・!
続きが気になります!次回も楽しみです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント