- 閼与の王翦本陣に、桓騎軍が北東部軍五万を吸収して東進を開始し、予定通り宜安攻略に踏み切ったという急報が届きます。
- 一万を率いて桓騎軍の援軍に行こうとした倉央でしたが、もう少し様子を見てからと言う王翦将軍に止められます。
- 桓騎たち連合軍はいよいよ未踏の地である趙北部へと足を踏み入れていました。
- 行軍中に今回の戦いは不吉だというナジャラ族から、魔除けの儀式を受ける壁。
- しかし、みんなの心配とは裏腹に桓騎連合軍はただの一戦も交えることなく宜安まであと二日というところまで侵攻しました。
- 宜安まであと一日半というところまで一戦もせずにたどり着きましたが、”斥候狩り”にあってここから先の情報が掴めなくなりました。
- まずは、宜安のすぐ近くにある小城赤麗(せきれい)を落とすことが重要だということになります。
- 赤麗を制圧して陣取ることができれば、仮に宜安攻めが長引いた場合でも戻る根城が確保できるので軍の消耗がぐっと減らせます。
- できるだけ宜安戦に向けて力を温存しておきたいので赤麗攻めを一軍に任せることになり、そこで壁軍が指名されます。
- まず桓騎軍は温存させておくとして、飛信隊と楽華隊の独立遊軍で培ってきたあらゆる状況に対して機転が利くところに強みが斥候が封じられ情報がわからない状況の今に必要だから両軍も宜安戦まで温存させておくことになりました。
- 史記によれば始皇十四年(紀元前233年)に秦は大軍を起こして趙北部攻略戦を仕掛けています。
- そして、その初戦が赤麗でした。
- 壁が覚悟を決めて弓隊と歩兵大隊に前進の号令をかけます。
- 何かを感じた礼は困惑したような顔で赤麗城を見つめながら、あの城はなんじゃ・・・と呟いたのでした・・・!
前回の内容を忘れてしまったという方は、ぜひこちらの記事をお読みください。

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目次
キングダム712話ネタバレ最新話確定!あっけなく落ちる空っぽの城赤麗・・・!
赤麗攻め
赤麗攻めを開始した壁軍。
壁は、まず弓隊を前進させます。
前進した弓隊はそろそろ敵の射程に入るというところまでいきますが、敵は全く弓を撃って来ません。
何か敵側に策があるのか・・・と戸惑う壁軍でしたが、壁は弓兵に攻撃体勢に入らせます。
!!?
ゴゴ、ゴゴゴ・・・。
まさに、壁が弓兵に攻撃の号令をかけようとした瞬間・・・赤麗の城門が開き出します。
それを見て騎馬兵が打って出てくると思った壁は、急いで弓隊を下がらせます。
それと同時に騎馬隊に出るようし指示する壁でしたが、間に合いそうになく壁軍は焦ります・・・。
空っぽの城
ゴォン・・・。
!!?
城門が開ききるとそこには三人の人影があるだけで、騎馬隊の姿などはありません。
驚く壁・・・その三人は全員老人で、一人が白旗をあげています。
それから、一人の老人が降伏を宣言しました。
さらに、驚く壁・・・。
その様子を離れたところから見ていた礼は、驚いている周りの飛信隊の者たちにあの城は最初から空っぽだと言います。
何か違和感を感じている様子の蒙恬と桓騎・・・信は、これがナジャラ族の魔除けの力か・・・と本気で驚いている様子です。
おバカな信にツコッミを入れる河了貂ですが、河了貂自身も相当驚いています。
赤麗城に残っていたのは寝たきりの老人や病人数十人だけでした。
赤麗城は見逃してもらえないと思い、動けるものたちは城を捨てて逃げてしまったということのようでした。
入城
残っていた老人たちは殺されませんでしたが、桓騎兵はすぐに城内に雪崩れ込んで略奪をはじめました。
住居には多くの財が残ったままだったので桓騎兵は大喜びでした。
同じく城内に入った蒙恬たち・・・愛閃が周りで行われる桓騎兵たちの略奪行為を見て不愉快そうにしています。
そんな愛閃に桓騎軍はあてにならないから、楽華全兵で城内を徹底的に調べるようにと指示をする蒙恬。
楽華隊が城内の調査をはじめたこと知った河了貂は、飛信隊が入った区画は自分達でやると伝言を出します。
あまりにもうまくいきすぎているので、流石に赤麗のことは何か仕掛けがあるかも知れないと話す河了貂。
それでも、死傷者なしで赤麗まで取れた幸運は大きいと見積もります。
宜安攻略戦前夜
結局、楽華隊と飛信隊が城内を探ったが怪しいところは見つかりませんでした。
桓騎連合軍十四万は、城外に溢れながらも赤麗で夜を迎えました・・・。
そして、これが宜安攻略戦の前夜のことでした・・・。
咸陽
秦国王都 咸陽にも桓騎連合軍が赤麗を取ったという知らせが届いていました。
周りの役人たちは知らせを聞いて喜んでいますが、政は何やら考え込んでいます。
それから昌平君に意見を求める政・・・昌平君も浮かない顔をしています。
少し思案して話だした昌平君は、流石にここまで趙北部が抵抗を見せないのは予想外でしたと言います。
元々戦地になると思っていなかった北部の民が桓騎軍を恐れて戦意を失ったのか・・・それとも、「宜安」に力を溜め込んでいるのかと続ける昌平君。
政は自分もずっと後者の可能性を恐れている・・・と返します。
那貴
一方、赤麗の桓騎は見晴らしのいい屋上で優雅に酒を飲みながらくつろいでいます。
そこには、砂鬼がいるだけで他には誰もいません。
誰かがきた気配に気づいた砂鬼が刀に手をかけます。
桓騎は微動だにしません。
そこに現れた人物は那貴で、桓騎は前を向いたまま久しぶりだなと声をかけます。
桓騎が砂鬼と二人きりなことに少し疑問を感じる那貴。
桓騎は那貴に何か用があるのか?と聞きます。
ちょっと話がある・・・と答える那貴ーー。
燕国
燕国、対趙国境付近の介黄(かいこう)では、秦と趙の大戦の動向を注視して軍議が開かれていました。
秦が趙北部を攻略すれば、次はいよいよ燕と秦がぶつかることになります。
その軍議の場に、最北にいるはずのオルド将軍が部下を連れて突然現れます。
慌てる役人たちに比べて、明らかに面白がっているオルド将軍。
オルド将軍は、趙北部の要である「宜安」と「番吾(はんご)」をそう簡単に李牧が秦に渡すとは思えないと話します。
「宜安」と「番吾(はんご)」は、万が一趙王都「邯鄲」が落ちた場合の次の遷都先になるほど要の場所です。
すでに、李牧は宜安に入っている!と言うオルド将軍の話を信じられない役人たち。
信じられない役人たちは、李牧が北部へ来たという情報すらないのに・・・とこぼします。
そうやって徹底した情報封鎖、情報操作をするから李牧は恐ろしいと反論するオルド将軍。
李牧が、十一年前に大匈奴軍を討った強軍の存在を隠して、馬陽で戦っていた王騎を葬った時も北の情報封鎖から始まっていました。
そして、王騎ですら抗えなかった李牧の策に、今度は誰が餌食になるのか見物だと笑うオルド将軍なのでした・・・!
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キングダム712話ネタバレ最新話確定!あっけなく落ちる空っぽの城赤麗・・・!の感想
かなりあっけなく赤麗攻めが終わりましたね。
赤麗攻めがあっけなく終わりすぎて、この後ひどいことが起きるんじゃないかと心配になってしまいます・・・。
李牧は絶対裏でたくさん策を用意しているんでしょうから、どんどん不安になってきました。
続きが気になります!次回も楽しみです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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