- 王翦は閼与(あつよ)に着くと・・・桓騎軍には後方支援と防御を任せて、攻城戦は王翦軍だけで戦いにいきます。
- 閼与(あつよ)を囲むように、東西南北にそれぞれ「桓騎軍」、「飛信隊」、「楽華軍」、「壁軍」を配置して外敵守備をさせています。
- 攻城戦の指揮をとっているのは田里弥で、指揮者のように手を動かしながら全体に指示を出しています。
- 大梯子の群れで壁上に拠点を作って南壁を制圧する作戦のようですが、致命傷を負わされた敵兵の様子が何か変です・・・。
- 致命傷を負わされた敵兵は、バッと城壁から飛び出し・・・首にやりが刺さったまま・・・梯子にいる秦の兵士を巻き込んで下に落ちていく狂気の道連れ戦法をとっていました・・・!
- そして、その狂気の戦術を伝えたのは・・・閼与(あつよ)に派遣された舜水樹でした。
- 敵兵が、こんな狂気の戦法をとれた理由は・・・昨年、桓騎に虐殺された投降兵の、親・兄弟・子ら遺族たちで構成された兵士だったからでした。
- 昨年の桓騎の暴挙の反動をまともに喰らう形になった王翦軍・・・。
- さらに、突然開いた城門から扈輒(こちょう)軍の三将であった、「虎白公(こはくこう)」と若き「龍白公(りゅうはくこう)」の残党軍が出てきて奇襲を仕掛けてきます。
- 「虎白公(こはくこう)」と若き「龍白公(りゅうはくこう)」の残党軍は、戻る気がないようで・・・城門はすぐに閉められてしまいます。
- 思わぬ奇襲に虚をつかれた秦軍・・・敵の二軍は、総指揮をとっている田里弥を襲います・・・!
前回の内容を忘れてしまったという方は、ぜひこちらの記事をお読みください。

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目次
キングダム706話ネタバレ最新話確定!動き出す飛信隊!虎白公と龍白公の本当の狙い・・・!
決死隊出陣前
城の中で、虎白騎兵隊三百名と龍白騎兵隊三百名が整列しています。
城の外では、今まさに攻城戦が繰り広げられています。
虎白公は、整列している騎兵隊に台の上から呼びかけます。
よいか!我々はこれより敵兵の海である城外に打って出る!
一度外に出ればもはや城内に戻ることはない、我々は全員外で死ぬ!決死隊である!!と言う虎白公。
オオ!オオ!と答える騎兵隊の兵士たち・・・。
虎白公は、狙いは城を包囲している王翦軍の指揮官田里弥を討ち敵に打撃を与える事と、そして、その後に奥に控えている桓騎軍まで駆け抜けて・・・
にっくき桓騎の首を斬り落とし、扈輒様(こちょう)の仇をとる!とすごい気迫で言います。
士気が高まる虎白隊と龍白隊。
よし、いいぞ!門を開けよぉ!と言って、門の前に整列していきます。
その様子を上から見ていた舜水樹は、虎白公!と呼びます。
舜水樹の方を見る虎白公・・・。
虎白公を呼び止めた舜水樹は、少し間をおいて・・・武運を祈る、とだけ言いました。
舜水樹の方を見ていた虎白公は、一旦視線を逸らして何か考えている様子でしたが・・・結局、舜水樹には何も答えることなく、出るぞ!と号令をかけます。
実は、舜水樹は虎白公に・・・出陣は許すが決死隊はやめろ、心意気は買うが無駄死にだけはするなと話していたのでした。
そこまでお前に指図される筋合いはない、と答える虎白公ーー。
虎白隊、龍白隊、出陣!と言って、城門から騎馬隊が勢いよく出ていきます。
騎馬隊に気づく信たち
攻城戦の戦況を見ていた信たちは、城門から騎馬隊が出てきたのに気付きました。
・・・まずい!王翦軍は完全に虚をつかれて対応できないよ、と言っている河了貂。
河了貂は、狙っているのは今全体の指揮を執っている田里弥将軍だと続けます。
河了貂に、奴ら今、騎馬が出てすぐに城門を閉めたよなと言う信。
河了貂は、うん・・・と答えます。
この秦軍の海にあの騎馬だけで飛び込んだのか・・・と続ける信。
・・・・・・。
うん、と答える河了貂。
河了貂は、城に戻らないつもりだよ、あの騎馬隊は外で死ぬつもりだと説明します。
・・・・・。
何か考えている様子の信ーー。
動く王翦将軍
打って出た虎白隊と龍白隊は、虚をつかれて対応できていない秦軍を薙ぎ払い田里弥の元に突き進んでいきます。
虎白隊と龍白隊の強さに驚く秦軍・・・。
あっという間に近づかれた田里弥は、退避させようとする部下に・・・もう退避するのは間に合わないので、背を討たれるよりは斬り結んで活路を開くぞ!と言います。
馬に乗り剣を構える田里弥。
虎白公は、見えたぞ!あれが田里弥だ!と言います。
真っ二つにしてやる!と言う龍白公。
田里弥の部下たちが、田里弥様をお守りしろ!と言って、田里弥の前に出てむかえうちます。
!!?
っとその瞬間・・・王翦将軍が現れます。
王翦将軍は、虎白公たちと田里弥の間に割って入ってきました。
虎白公たちも驚いていますが、田里弥たち秦軍もめちゃくちゃ驚いています。
王翦様っ!!と言うのを聞いて、割って入ってきたのが王翦だと知る虎白公たち敵軍。
秦軍の方は、王翦様が近衛兵団を連れてきて下さった・・・!助かったぞ・・・と一気に落ち着きを取り戻します。
王翦様、申し訳ありません、と謝る田里弥。
よい、と返した王翦は、こ奴らは・・・扈輒軍(こちょうぐん)の生き残りだ、残すと厄介だぞと言います。
田里弥は間髪入れずに、ハ!と返事をすると・・・すぐに指示をし出します。
今すぐ周辺の兵を呼び集めよ”獄化の陣”で包囲する、桓騎軍ら外の陣の全軍に伝令!内から出ようとする騎馬を絶対に見逃すな、と一気に指示をする田里弥。
そして最後に田里弥は、この連合軍の海に飛び込んできたバカ共は一人残らずここで滅する!と兵士を鼓舞して気合を入れます。
士気と落ち着きを取り戻した秦軍は、虎白隊と龍白隊に襲い掛かります。
舜水樹が出した出陣の条件
虎白公たちの戦いを見守っていた舜水樹たち。
戦いの様子を見ていた兵士たは、失敗した・・・まさか、王翦自ら援けにくるとは・・・虎白公たちはあのままあそこで死ぬ・・・など口々に言っています。
舜水樹は、黙ったまま何も言いません・・・。
出陣前ーー。
二人で話している舜水樹と虎白公。
舜水樹は、守城戦で兵力が貴重な中、私怨を晴らすために打って出るというのは認められぬが・・・
前方に出て指揮を執っている田里弥を、まず狙うというなら作戦としてなんとか目をつぶる、だがそれでも三百騎ずつだと言います。
・・・・・・それが、出陣の条件か、と返す虎白公。
ああ、と答えた舜水樹は、出陣は許すが決死隊はやめろ、心意気は買うが間違っても無駄死にだけはするなと言います。
そこまでお前に指図される筋合いはないと言う虎白公に、田里弥の急襲に失敗したらすぐに離脱しお前たちの目的の桓騎を急襲しろと言う舜水樹。
舜水樹はさらに、それも失敗したら何が何でも外へ脱出し生きのびろと続けます。
・・・・これ以上生き恥をさらせというのか、と言う虎白公。
舜水樹は、生き恥がどうした、お前の復讐心はその程度かと返します。
少し怒った様子で、何っと言い返す虎白公。
舜水樹は、中途半端な無駄死にはただの逃げだ、主の仇桓騎の首を取るまでは泥水をすすってでも生き延びるべきではないのかと言います。
知った風な口を聞くな・・・貴様に一体何が分かる・・・と苛ついた様子で言い返す虎白公。
さらに虎白公は、北の狄(てき)の血を引く部外者が!我ら扈輒軍(こちょうぐん)の精神にまで口を挟むなと言います。
・・・・。
舜水樹は、いいな、お前は一般兵ではないのだ桓騎と刺し違える以外は、全て無駄死にだぞ虎白公と冷静に返しましたーー。
突破
王翦将軍が現れたことにより、一気に窮地に立たされた虎白隊と龍白隊。
虎白公は、舜水樹の言葉を思い出し・・・全て受け入れれてないながらも認めているようで、ここまでだ!包囲を脱するぞ!!と全体に指示します。
虎白公は、扈輒軍(こちょうぐん)随一の突破力を誇る龍白隊を先に行かせ、虎白隊は援護に回り龍白隊を押し出す作戦をとります。
龍白隊一点突破だ!我に続け!!と兵を鼓舞し、先導する龍白公。
秦軍も、一騎も逃しはせぬと言って応戦します。
上から戦況を見守っていた舜水樹たちは、虎白公たちが脱出をはじめたことに気づきます。
脱出は無理だ・・・何だあの包囲陣のはやさは・・・と口々言っている兵たち。
しかし、動きを見ていた舜水樹は、一帯の全弓兵にあの乱戦場を狙わせろと指示をします。
無理です、あそこまでは流石に矢は届きませぬと返す部下。
舜水樹は、届かずとも手前の包囲につこうとしている敵の気は逸らせる、急げ!と言います。
一帯の弓兵が乱戦場を狙います。
舜水樹の助力に気づいた虎白公たちは、なめるな舜水樹、この程度の包囲・・・我らは自力で突破する!!と包囲を突き進んでいきます。
敵を薙ぎ払い道を切り開く龍白公・・・抜けろぉ!ここからが我らの”本命”だ!!と味方を鼓舞します。
行けぇ!龍白兵!後は任せた、と言って倒れていく虎白兵たち・・・ああ、先に逝って待っていろと龍白兵たちは突き進みます。
そして、ついに包囲を抜けた龍白隊。
さらに、龍白隊に続き虎白隊も抜けます。
舜水樹と共に戦いを見守っていた兵たちが、驚いています。
何っと言っている田里弥・・・。
王翦将軍は、いつものだんまりに戻っていて突破されたことをあまり気にしていないようです。
ついに動いた飛信隊
包囲を抜けた虎白隊と龍白隊は、一気に秦軍の防陣の隙間を駆け抜けていきます。
一直線に桓騎の陣へむかっていく虎白隊と龍白隊に、まだ全く気づいていない様子の桓騎の本陣。
龍白公が、見えたぞ!にっくき桓騎のいる本陣だ!と言います。
このまま突っ込み桓騎を殺し、扈輒様(こちょう)と虐殺された捕虜たちの仇を討つ!と息巻く龍白公。
後ろの虎白隊の兵士たちは、いけるぞ!桓騎軍はまだ防陣すらつくれていない!龍白様が届くぞ!と口々に言っています。
しかし、勢いよく突っ込んでいっていた龍白隊の前に、横から割り込んでくる部隊がいます。
部隊に気づいた龍白隊は止まります・・・。
驚いている龍白公と虎白公。
二隊の前に現れたのは、「飛」の旗を掲げた飛信隊です。
そして、悪いが・・・ここより先に行かすわけにはいかねぇんだよと静かに言う信なのでした・・・!
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キングダム706話ネタバレ最新話確定!動き出す飛信隊!虎白公と龍白公の本当の狙い・・・!の感想
王翦将軍自らが出てきましたね・・・!みんな驚いてましたけど、私も驚きました。(笑)
前回は珍しい反応をしていた王翦将軍ですが、もう通常運転に戻ってて何か安心しました。
敵ですが、龍白隊と虎白隊は強いですね。
前回は舜水樹の作戦が冷徹だったので、冷たい印象でしたが・・・今回は虎白公を心配している様子で、少しイメージが変わりました。
そして、いよいよ飛信隊が出てきました!次回も楽しみです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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