愛されなかった人間の創造物!初めて受けた愛は彼を変えた!
生殖を介さずに科学技術で人間を生み出すことが可能となった時代。
見た目が人間に類似していたそれは人造人間と呼ばれていました。
人造人間と聞くとそれだけでも凄い科学技術。
しかし体は非常に弱く15歳より長くは生きられない個体ばかり。
人造人間は量産向きではないという認識が世界共通。
一部の国や個人が奴隷や兵器として使用することもあり、以降各国は人造人間の扱いに慎重になりました。
日本でも人造人間の製造は法律で禁止されていて、普通に生活する人にとっては無縁の存在であるようです。
そんな時代に大学病院に勤務していた医師·南雲 梓(なぐも あずさ)。
毎日毎日休む暇もなく仕事ばかり。
この日も当直室で夜遅くまでパソコンと睨めっこしていました。
面倒事ばかり押し付けられる梓は、部長から突然呼び出され厄介な役割を与えられてしまいます。
それがこの病院の地下にある特別個室にいる人造人間の世話。
彼こそはとある研究施設で違法に開発されていた人造人間イドラ。
警察からの依頼で調査する間、イドラの身の回りの世話をしてほしい。
看護師では荷が重いから任せると言って、その場を後にする部長はなんて無責任。
自分でやれよとツッコミたいところですが、梓は仕事だと割り切るどころか傷の治療までしてあげようとしました。
使い捨ての自分なんかにどうして?
イドラが問いかけると、梓は”ここは病院だから人造人間か人間かは関係ない”とキッパリ。
痛みや異変があれば言ってください。
相手は警察の調査対象でよく分からない存在なのに、梓は優しすぎです。
涙を流し感謝の気持ちを伝えるイドラ。
梓は彼が如何に劣悪な環境で育ってきたかを思うと、甲斐甲斐しく世話を焼かねば気が済みませんでした。
監禁と調査の影響で体が弱ることもしばしばで、それも梓の優しい性格に火をつけます。
以降も懸命にイドラの側に寄り添い彼を気遣ったことで、イドラの信頼も右肩上がり。
梓自身も素直で好奇心旺盛な彼のお陰で、仕事で疲れた心が癒されていきます。
それはイドラも同じ。
家族も友達もいないイドラには、いつしか梓への愛が芽生えていきました。
「君のことは世界中で一番大好きだ。」
梓も”私もだよ”と相手の気持ちに応えます。
この時点でイドラは梓に恋、一方の梓は自分が惚れられていることに気付いていない様子。
二人が仲良くなったのは良いことですが、ある日部長から”1週間後に退院”と言い渡されました。
検査では真新しい発見はなく警察への報告は終了。
偶然健康的な個体がいるということで、今後は自立支援に移行すると部長。
戸籍もない彼を社会に送り出すのは、用済みだから不要品として捨てるのと同じではないか?
梓は部長に疑問をぶつけると、イドラはまだマシだと返事が返ってきます。
今のところ朝勃ちさえしないイドラ。
仮に性機能があれば世界初の長寿な人造人間が子孫を残せることになり、科学者らが非人道的な研究対象にしても不思議ではない。
厳しいようですがイドラは人造人間の中では、恵まれているようです。
一方残り一週間で退院だと知った梓は、すごく寂しいと感じてきました。
私を大好きなんて思ってくれるのは彼だけ···。
こちらも調査対象以上の感情を抱いているのは最早確定でしょう。
いずれにせよ退院日は本人に知らせなくてはなりません。
重大事項を伝える為特別室を訪れる梓。
すると入ってきた梓を抱きしめたイドラは、突然彼女の唇を奪います。
これは与えられた本から得た知識。
“もっと好きって伝えたい”と密着してきたイドラですが、既に梓もドキドキ状態。
初めて勃起した性器がパンツ越しに、梓の秘部に密着してきました。
普通に女性医師としてならここで拒否するわけですが、彼女は今後社会に出たら性知識は必要と判断。
“少し診させてもらってもいいかな?”と言って、なんと性器を素手で触ります。
もうこの時点で医師の診察を逸脱。
男と女が密室で一緒なら、普通にセックスもあるわけです。
梓の行為は更にエスカレート。
先端から下へ何度も移動させて性器を刺激。
カウパーが出ていないから滑りが良くない···ということで直接口と舌を使ってご奉仕。
性器から流れ出る大量の精液は、イドラが性的に興奮状態の証。
絶賛職権乱用中の梓の秘部もキュンキュンと音を立てていて、彼女もイドラに負けないぐらい興奮しています。
イドラの性器は決壊寸前。
梓の性教育?はイドラが盛大に発射したところで終了となりました。
結局のところその後の調査結果で、彼は子供が作れると判明。
でも生殖機能があると周囲に知れれば、実験対象として監禁される日々を送らなければいけない。
それを避けるには事実を秘密にすること。
そうすれば外に出て自由に生きられる!
梓の提案を聞いたイドラは、彼女をベッドに押し倒します。
勃起状態の性器を晒して女性に迫る状況は、まさにこれからセックスをしようとする男性。
「赤ちゃん作れるか試してみようか。」
と迫られた梓は顔を赤くしながら一応拒否。
今まで家族と呼べる者がいなかっただけに、これから家族を作りたいというイドラの気持ちは本気。
梓に二度目のキスをして、熟した秘部を露にさせました。
入口付近を指で少し刺激するだけで、ビクンビクンと小刻みに震える体。
舌で秘部に溜まった愛液を吸い出せば、梓の喘ぎ声はますます大きくなる一方。
更に舌で秘部の花弁部分を刺激し、指を内部で掻き回すと梓の絶頂期は一気に近付きます。
勿論イドラの性欲はこんなことでは収まらず、”しっかり赤ちゃん作ろうね”とそのまま秘部に性器を挿入。
一気に貫かれて全身は金縛りに遭ったように動きません。
これでは世話役の医師ではなく、完全に患者に攻略された一人の女性。
梓は途中までこんな関係は駄目だと自分に言い聞かせていました。
でもイドラが自分を本気で愛していて、家族を作りたいと思っている事実は変わりません。
だから彼の気持ちに流されるように梓も体を重ねていきます。
二人が両想いになったところで、イドラだけでなく梓もこれまで以上の快感を得ることに。
もっともっと奥へ···!
腰の動きが速くなるにつれ、奥深くに侵入するイドラの性器。
ぎゅっと膣壁は狭まり性器と秘部は完全な密着状態。
遂には子宮口が無理やりこじ開けられ、内部に並々と愛液が注がれました。
まだ誰も受け入れたことがない梓の赤ちゃんの部屋。
そこに自らの一部たる精液を入れた事実は、イドラを至高の喜びへと誘います。
やっと抜かれたイドラの性器。
この後動けるか不安になった梓ですが、今度は後ろから生挿入されてしまいました。
下から力強く突き上げられもう何も考えられない状態。
驚くべきは無理な体勢での上からキス。
更には胸まで揉まれた梓は、起き上がれないほど体力を消耗。
しかし梓の秘部はまだ濡れていて、イドラは三度目の挿入に移行しました。
追加に次ぐ追加に休む暇もありません。
その後も梓は犯され続け、愛液は膣内どころか子宮内にも溜まりに溜まりました。
白いオタマジャクシが沢山描かれているように、つまりはそういうことです。
必ずではないとはいえ、妊娠する確率は急上昇。
ここで場面は切り替わり病院内の一室で、何者かと通話する女部長に切り替わります。
会話内容からして同じ研究者でしょう。
彼が言うにはイドラの研究者を尋問した結果、驚きの事実が明らかになったそうな。
確かにイドラは人造人間。
だからこそ辛い人体実験も実施されてきたのは紛れもない事実。
しかし他の人造人間がその影響で死滅するなか、イドラだけは生き残ったのです。
長い間極限状態に置かれたことで、贄となった生物の遺伝特性を会得したのだとか。
更にはESP能力にも目覚め、イドラは人類が創造した”神の偶像”へと進化。
通話口の相手曰く、争いを繰り返してきた旧人類は地球が氷に包まれる遠くない未来には滅ぶ。
そんな過酷な状況下でも、ノドラの血筋(つまり新人類)は生き延びる。
相手の話しはもう少し続きます。
例のイドラの研究者ですが、実は彼は冒頭で触れた研究施設の生き残り。
なんと他の幹部はイドラに殺されていて、彼だけが唯一生き延びた可能性が高いようです。
賢く戦闘力の高いイドラ。
最早普通の人間では手に余る存在。
「推測だがそろそろ”胎”も見つける頃だろう。」
と証言していた研究者は、物語の舞台となった大学病院に居ること自体イドラの策略かもしれないと指摘。
女部長はとんでもないものを預かったなと、今更ながら後悔しました。
とにかくイドラの様子を見よう。
そう思い彼を監禁·保護している部屋に行くと、高層階用の強化ガラスが破られているではありませんか!
警備システムの作動の様子は見られないし、何よりもここは地上20階。
一体何処に逃走したか?答えは自然豊かな山奥にあるログハウス。
気を失っている梓を、お姫様抱っこでベッドへと運ぶイドラ。
部長に挨拶して病院を出た、この部屋は親切な人が貸してくれたと説明されますが···。
梓を安心する口実だとしても不思議ではありません。
他人に迷惑が掛かることを不安に思う梓に、”今度は自分が梓を助ける番だ”と宣言するイドラ。
人は皆”社会という檻”に囚われているし、自分もその中の一人。
苦しんでいたところを助けてくれたのは他ならぬ梓です。
梓も彼と同じ気持ちで、互いに体を求め合いました。
実はイドラは梓と出会った日、大量殺人を実行し軍隊に殺されようと計画していた様子。
周囲にいる大人はイドラのことを大切にしない酷い大人ばかり。
彼が狂気に走るのも時間の問題だったのも無理はありません。
しかし迫害されてきた自分に、唯一人間として接してくれた梓に出会ったことでそんな計画は忘れ去りました。
こんなにも自分を愛してくれるのがどれだけ嬉しいことか···。
だからもうこれからは梓と生まれてくる子供の為だけに特別な力を使う。
これは梓にも一生話すつもりはないイドラの秘密。
二人は永遠の愛のなかで幸せに生きていきました。
懐胎神書 -人造人間の家族計画-愛に目覚めた人造人間の感想
いくら相手が研究対象であっても、いつも付きっきりで世話をしていれば、恋愛関係になるのも不思議ではありません。
とはいえ梓がイドラに好意を抱いたのは、人間と別種の生物である彼の強い遺伝子に惹かれたのがきっかけのようです。
超過酷な環境を生き延びれない弱個体であれば、あそこまで彼女の好意をモノに出来なかったでしょう。
何よりイドラの能力はどれも異次元レベル。
本人の知らないうちに、自分への欲求を強める能力を使っていたとしても不思議ではありません。
いずれにせよ梓が徐々にイドラに惹かれていったのは事実。
本文でも説明があったように、イドラ同様自分を心から愛してくれる人に出会ったのはこれが初めて。
そんな人と深く交流を続けてきたのだから、恋愛感情を抱くまでそう時間を必要としなかったことも頷けます。
末永く幸せになってもらいたいですね。
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