【前回のあらすじ】
旦那に見張られている優美を助け出すため、望緒達は奈々江を偲ぶ会を開催します。
そこに訪れた正と優美を引き離し、優美を救出しよう意気込む4人。
遂に、偲ぶ会当日がやってきて…?
愛しい嘘 優しい闇8話ネタバレ最新話確定!
本日は奈々江を偲ぶ会にお集まりいただき有難うございます、と挨拶を述べる玲子。
望緒は優美と正にどうぞ、と言ってグラスを勧めます。
中身がワインだと思った正は、ここのワインは美味しいと聞いたから残念だが車で来たからと遠慮します。
色も香りも赤ワインみたいだがぶどうジュースなので大丈夫だといって正にそのグラスを飲ませる望緒。
正は飲んだ瞬間、これは酒じゃないか!と声を上げます。
え?そんなはずは、と言う優美に、いやこれアルコール入ってるでしょ!と言う正。
優美もこれアルコールよ、と言うと、望緒はわざとらしく、ごめんなさい間違えちゃったみたい、と謝ります。
困ったな、車の運転があるのに、と言う正に代行を頼みますよ、と言う望緒。
一口飲んだだけだからそれまでには…と正が言うと、望緒は警察の方が万が一にも飲酒運転なんてなったら大変と返します。
良いじゃないですか、もう飲んじゃえば、うちのワインおいしいって評判なんで是非、と怖い顔でいう稜。
望緒はも~稜ったら、すみませんねえ、この人これが地顔何で、と笑い飛ばします。
は、はあ…と圧倒される正と優美を遠巻きに見ながら、良かった思ったより素直に飲んでくれたね、と言う望緒。
ナイスアイデア、と言われた稜は力ずくで引き留めるより酒飲ませた方が早いと答えます。
曜は車で追いかけられない様にすればいいんだし、という稜。
玲子もできるだけたくさん飲んでいただきましょう、と賛同します。
勝手口を出た所の裏道に私の車を止めてあるから優美をのせてしまえばこっちのものよという玲子。
優美の昔の同級生達は、ずっと旦那が優美の肩を抱いている事に、愛されてるな~と羨ましそうに話します。
けれど望緒の目には、優美が怯えてるようにしか見えませんでした。
今井さんもジュース飲んでるの?我慢してて偉いね、あんなに飲めるのに、と言う秀一。
玲子は、あれ?望緒が大酒飲みだってどうして知ってるの?3人で食事した時そんなに飲んだっけと尋ねます。
実は年末にふたりで食事したんだ、ね、今井さん、といいつつ、秀一の目は稜を見ていました。
なによ、アンタたちそういう事だったの?という玲子に、残念ながらまだそうじゃないんだけどねと返す秀一。
稜は何でおれの目を見て言った?と思っていましたが、何も言いません。
…今日は貸し切り料金抑えるのに従業員使ってないんだからお前ら手伝えよ、と言って去ろうとする稜。
ああ、じゃあぼく野瀬さんに料理持っていこうかな、と秀一が言うと稜は野瀬さん?誰?と返します。
優美の事だよ、稜夕べも旧姓で呼んでたもんね、と望緒が教えます。
ああそうか、苗字変わると誰の事かわかんねーよ、と言う稜を笑いつつ、偵察に行くと言って優美の元へ行く秀一。
野瀬さん食べてないんじゃない?これどうぞ、と軽食を持って行くと、正の秀一を見る目が冷たくなります。
ありがとうございます、食事は住ませてきたのでお構いなく、えーっと貴方は?と言う正。
雨宮と言います、初めまして、と言って挨拶をすると、正はそうでしたか、それは失礼しましたと微笑みます。
しかし心の中では秀一に対し、こいつか?と疑いの目を向けていました。
あの夜、優美が浮気相手との通話に使って居たスマホを取り上げた正。
メールや写真など、証拠が残るようなものは無く、通話記録も調べましたが飛ばしスマホで身元は不明なままでした。
優美がいつから浮気していたかは知らないけれど、秋にあった中学の同窓会も無視できない、と考えて居た正。
だからこの中に相手がいるかもしれない、と思っていたのです。
もし居るとすれば、連絡手段がないのだから接触してくる可能性もあるのではないかと期待していました。
あたしもう限界、早くここから助け出して、と言っていた優美の後ろ姿を思い出した正は優美の肩を痛いほど握ります。
警察の方なんですよね?僕刑事ドラマが大好きで子供の頃から憧れてたんですよ、仕事の話伺いたいなあと言う秀一。
上手に輪を作り上げるその姿を、玲子は凄いわね、普通ににこやかに世間話してるわ、と驚きます。
流石仕事の出来る男は違うわね、という玲子の言葉と違うことを望緒は考えて居ました。
優美の顔色は悪く、一体何があったのか、家からも出れず電話も持たせてもらえない。
挙句、自分の傍から離さないほどの、何があったのか、気になっていたのです。
閉会の時間が近づき、献杯のグラスを準備するよう稜から頼まれた望緒は優美に手伝ってくれないかと声を掛けます。
行っていい?あたしもお手伝いしたいから、と優美が言うと、正もそれを了承します。
手伝いに来た優美は溜息を吐き、玲子は大丈夫?顔色悪いけど、と心配します。
うん…ダメね、緊張しちゃってと言う優美に、望緒は無理もないよ、と思っていました。
これから旦那を騙して逃げるんだもの…と、ずっとこちらを見つめる正に恐怖を感じる望緒。
ふと奈々江の写真が目に入った時、あることに気付きます。
ねえあの写真前に見た時も何か引っかかってたの、奈々江の服装渓谷に行くにしてはおしゃれすぎない?
望緒の言葉に、どきっとする優美、玲子もそういえばハイキングコースにあんな靴で行かないわね、と返します。
優美、確かこの日って奈々江と駅で待ち合わせして裕美が車で迎えに来たって言ってたよね?
最初から渓谷に行く約束だったの?と尋ねられ、優美は恐る恐る口を開きます。
な、奈々江はあの日…雨宮君と会う予定だったのよ、東京で会う約束だったみたい、と話す優美。
しかし何か手違いでダメになったらしく、不機嫌な顔で歩いているところに偶然裕美が通りかかった。
そこで暇だったら行く?と言う話しになったのだ、と優美は話します。
あの日雨宮くんは私達と食事したわよね?と訝しむ玲子。
望緒もまた、そんな日に奈々江と約束する?…あれ?と考えてしまう望緒。
奈々江は雨宮に携帯電話を返すことを口実に二人にランチへ行き、恐らくわざと肝心の携帯を忘れて行きました。
だからその日会う約束だったならば奈々江は携帯電話を持っていたはず。
けれど奈々江の母は、遺品整理をしたときに携帯電話は無かった、と言っていたのです。
また持って行かなかった?2度も同じことをするだろうか…どうして遺品になかったの?
そう考えた時、誰かが持って行ったのでは、という一つの可能性を思い浮かべる望緒。
…ねえ優美、と望緒が声を掛けると、優美は前に玲子が言ってたこと覚えてる?と話し始めます。
自分で選んだ人生ならうまく行かなくても後悔はしない、って。
あたしね、ずっと人に望まれる自分を生きて来た、ほんとの自分なんてよくわからないし。
いいこにしていれば大きな失敗もないし、そうしていればあたしは受け入れてもらえる、愛してもらえる。
そう信じて…、と話す優美の腕の傷跡に気付く望緒。
でも今から、あたしは初めて自分の人生を自分で選ぶの、これが終わったら全部話すね。
そう言って微笑む優美に望緒もうん、と答えます。
そうだ、今はここから逃がす事だけ考えよう、と気持ちを切り替える望緒。
さ、もうじき閉会よ、最後の仕上げね、雨宮君と深沢君もう位置についてるわ、という玲子。
優美は正さんのテーブルにはあたしが持っていくから、と言うと望緒も判ったと返します。
一人になった優美はポケットから白い包みに入った粉をさらさらとワインのグラスに注ぐと、それを正たちに運びます。
そして望緒は優美もこっちに来て最後に奈々江に一言言ってあげて、と予定通りに呼び出し、優美はそちらへ向かいます。
マイクを渡した望緒があれ?グラスは?というと、あ、置いてきちゃった、という優美。
稜がテーブルの上にあるグラスを、これ優美さんの?と正に確認します。
ああ、そうだと思う、と言われたグラスを優美に持っていく稜。
献杯の後望緒が締めの挨拶をしてる間にそこのドアから出るから、旦那さんよろしくね、と玲子は稜に小声で伝えます。
奈々江、あたしたち性格も見た目も正反対だったわね、中学の時席がたまたま隣だった、そんなきっかけで仲良くなって…。
あの頃はこんなことになるなんて思いもしなかった…またいつか会いましょうね。
優美が奈々江の写真の前でそう語ると、玲子は望緒の方を見てこくりと頷き、望緒もそれに返すように頷きます。
それじゃあみんなで、奈々江に献杯、という一言の後、それぞれの間に緊張が走ります。
…さよなら、とグラスをに口を付ける優美。
本日は奈々江を偲ぶ会にお集まりいただき有難うございました、と言う望緒の声を皮切りに作戦が始まります。
玲子が優美を外に出るよう促し、正を妨害する稜と秀一。
異変に気付いた正はおい!?どけ!と声を上げますが誰も止まりません。
ただ一人、その場で苦しそうに血を吐いて倒れた優美以外は。
優美、どうしたの!?と声を掛ける望緒達と、何が起きたか理解が出来ない稜達。
そして正は稜たちの制止を振り切り、手を伸ばすように優美へと駆け寄ります。
薄れゆく意識の中、涙を流しながら由美はどうして、と口にして、こと切れたのでした。
愛しい嘘 優しい闇8話ネタバレ最新話確定!感想
まさかの優美の死ですか…これは自死…ですかね?
自分で薬入れてたように見えますが、なぜ今なんでしょう…。
謎が増えていきますね…。
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