【前回のあらすじ】
りえの怪我により、久しぶりに漫画が雑誌に載ることになった望緒。
元同僚達に誘われ、りえのお見舞いに行く事になってしまいます。
ところがりえはまるで望緒が怪我をさせたように罵って来て…?
愛しい嘘 優しい闇6話ネタバレ最新話確定!
身に覚えのない言葉に、どうしてそんな…と望緒がいうと、あんたが突き飛ばしたんでしょ!と叫ぶりえ。
あの日あたしの後を付けて!というりえに同僚は、突き飛ばす?と聞き返します。
りえいわく、怪我をした日は打ち合わせの帰りで、夜も遅い時間でした。
そして背後から近づいて来た車の前に、後ろから突き飛ばされ、跳ねられてしまったのです。
おかしかったのよ!ずっと誰かに付けられてる気配がして、あんたしか考えられない!
そう叫ぶりえを、同僚たちは落ち着いてよ、なんで望緒ちゃんがそんなことを…と宥めます。
だってこの人あたしの事恨んで…と言うと、同僚はりえに恨んで?恨まれるような事したの?と尋ねます。
りえははっとして、望緒はあたしがネタをパクったと勘違いして逆恨みしている、と言い始めます。
思わずは?と返す望緒、しかしりえはそれで自分がデビューして連載が決まったから妬んでるんだと言います。
違うわ!逆恨みじゃないし妬んでなんかないわ、と否定する望緒。
看護師に騒ぐなと言われ、同僚たちは望緒を連れて急いで病室を立ち去ります。
…それじゃネタを盗まれたのはホントなのね?アシスタントを辞めたのもそれが原因?と尋ねる同僚。
望緒はそれもあったけれど、漫画を続ける自信も無かったのだと話します。
けれど、腹も立ったし悔しかったけれど、怪我させようなんて思わない、という望緒。
同僚たちは望緒の言葉を理解し、そんな事知らなかったから今日誘ってごめんね、と謝罪します。
りえちゃんも混乱してあんなこと言ったんだと思うから気にしないで、チャンスなんだから原稿頑張ってね。
そう言われ、はい、と複雑そうに答える望緒。
その後同僚達は、望緒と別れどっちの言うことが本当なのかは解らないけど、と今回の事を話していました。
仮にりえがネタをパクったとしても望緒がこんなことするとは思えないし、代理原稿が回って来る保証もない。
でも結果的に望緒がチャンスをつかんだ事が、りえにはたまらないだろう、と話します。
一方の望緒も、自宅で仕事に励みますが、昼間の事が気になってうまく行かずにいました。
どうしてあたしが疑われなきゃいけないの、逆恨みってどっちが?
漫画が描けなくなるって聞いて一瞬でも同情したのがバカみたい。
もやもやとする想いを必死に払い、仕事に集中しよう、と仕切り直す望緒。
そこに秀一から応援のメッセージが入り、思わずりえの件を愚痴ってしまおうと考えます。
けれど、これ以上りえの事で愚痴を聞かせたくない、と思い無難なメッセージを送る望緒。
原稿終わったらお祝いしよう、という秀一の言葉に、少しだけ元気が戻り、仕事に集中できるようになっていきます。
後日、バイト先に望緒を訪ねて警察がやってきました。
りえの事故にあった日、どこに居たかと言われた望緒は、ここでバイトをしていた、と答えます。
店長も、年末で忙しいからずっとフルで入ってもらい、その日もラストまでだった、と証明してくれました。
あの、ほんとにりえちゃんは突き飛ばされたんですか?事故じゃなく?と警察に尋ねる望緒。
警察はりえを撥ねたドライバーも被害者は押されたように飛び出してきた、と証言していると話します。
それらしい人影は見たけれど、人を撥ねて動転している間に居なくなっていた、と。
その為警察もその方向で調べていますが、今の所他に目撃者が見つかってない状態だったので望緒の元に来たのです。
警察が立ち去った後、通り魔ってやつかねえ怖いなあ、と話す店長。
…あ、店長すみません、年明けからのシフト急な都合で少なくして貰って、という望緒。
店長は他のメンバーで回す、といって原稿描くんでしょ、頑張ってねと微笑みます。
ありがたいな、皆に励ましてもらって、締め切りまであと10日、頑張らなきゃと望緒にも気合が入ります。
その頃、野瀬家では優美が一族の宴会の給仕をやっていました。
絹代さん、このお煮しめいつもと味が違うわね、という親族。
その言葉に絹代は、ああそれ優美さんに作ってもらったのよ、と返します。
ご実家では作った事無いそうだけどおせちくらいはちゃんと作れないとねと嫌味を放ちます。
そうなの、もう三年も居るのになかなかうちの味にならないのねえ、という言葉にごめんなさいと返す優美。
優美の嫁いだ野瀬家は代々このあたりの地主で、夫である正の祖父の代からは県会議員も務めていました。
正もそのうちうちの地盤を引き継いでもらわにゃならんのだから、そろそろ警察やめてそっちの勉強したらどうだ。
父からの言葉に正は、父さんが元気なうちは好きにさせてもらうよ、と笑います。
そうね、そんなことより早く跡継ぎを作ってもらわないと、本家の一人息子なんだから、と話す義母。
その言葉に周囲の空気は一変し、皆が優美をちらちら見る中、優美は部屋を後にします。
ねえ聞いた?絹代おばさんたらね子供が出来ないなら優美さんと離婚したらどうかって正さんに言ったらしいわよ。
台所を訪れた優美はそんな心無い噂話を耳にしてしまいます。
えー?そこまで言う?いまどき跡継ぎとか…あたしたち分家で良かったねーと話す分家組。
代々続いてる家だからねえ、守らなきゃって思ってるんでしょ、大変よね優美さんも毎日嫌味言われて。
あたしだったら耐えられないわ、意外と優美さんああ見えて図太いのかも。
その言葉を一部始終聞いた優美が覚悟を決めて台所に入っていくと、慌てる分家組。
夜を迎え、風呂に入ってくるという夫を見送ると、優美はベッドの上に疲れた、と倒れ込みます。
年末年始扱き使われてまるでお手伝いさんみたい、と思う優美。
お手伝いさんの方がマシね、子供が出来ないからって責められないもの。
あたしだって離婚したい、この家から出て行きたい、でも…と優美は正がうんと言わないと言いう言葉を思い出します。
同時に、今度何かあったらいつでも電話して、と言ってくれた望緒の顔を思い浮かべる優美。
望緒に連絡を入れてみますが、執筆中に寝てしまった望緒はその着信に気付きません。
クローゼットを空け、収納しているバッグの中からもう一台のスマートフォンを取り出す優美。
隠れるように電話を掛けると、もしもし、と帰って来た声に優美は安堵します。
…ずっと電話してたのにどうして出てくれなかったの?と尋ねると、ごめん、仕事で忙しくて、という男。
ホント?と優美がいうと、疑ってるの?俺たちはもう引き返せないんだよ?と男は答えます。
あれ…届いた?と優美が言うと、男は届いたよ、ありがとうと返します。
あたしもう限界、早くここから助け出して、今度いつ会ってくれるの?という優美。
男はしばらく仕事で忙しいんだ、こっちから連絡するからもう少し待ってて、といいます。
ほんとに?あたしの事愛してる?という質問に、あいしてるよ、と返す男。
その会話をする優美の後ろには、正がひっそりと立っていました。
正に気付き、はっとする優美、しかし正は優美から携帯を奪い取り、お前誰だ、と電話口の相手に尋ねます。
その瞬間、切れた電話と、怯えた表情の優美を見た正はスマートフォンを投げつけます。
今の男は誰だ、このスマホお前のじゃないな、男と連絡取るために持ってたのか、と問い詰める正。
優美は怯え、ち、ちが…と言いますが、そのまま正は優美の頬を平手打ちにします。
騙してたのか俺を、と言って優美の尻に馬乗りになり、前髪を掴む正。
裏切ってたんだな…!と逆上した正は優美に暴行を働いた挙句、足から血が滴る程に乱暴します。
次に優美が床の上で目を覚ますと、正は一人ベッドの上で眠っていました。
ふらふらと浴室へ向かい、ぼろぼろの身を折って泣きながらシャワーを浴びる優美。
その頃、望緒は居眠りから目覚め、担当からの連絡を放置していたことに気付きます。
早く下絵塗らなきゃ!と焦っていると、優美からの着信に気付きます。
しかし、原稿の時間も差し迫る望緒は電話を掛け直さず、メッセージを送ります。
どうしたの、と送り、何かあったならまたかけて来るかな、と考えながら仕事に入る望緒。
そうして、無事に原稿の入稿が決まり、終わったー!と望緒は開放感に包まれます。
ああこれでゆっくり眠れる、お風呂に入れる、とベッドに倒れ込んだ瞬間、優美を思い出す望緒。
あれから掛かって来なかったけど…と心配して電話を掛けると、もしもし、と男性の声が聞こえてきます。
あの、これ優美さんの携帯ですよね?と望緒が言うと、貴方は?という男。
望緒は中学時代の友人の今井です、奈々江のお葬式でお目にかかった…と説明します。
少々お待ちください、と言われ、何で旦那さんが…?と疑問に思う望緒。
優美が電話に出ると、その声が普通の声である事に少しばかり望緒は安堵します。
ごめんね、電話貰ってたのにすぐかけられなくて、締め切りがあったもんだから、という望緒。
すると裕美はうん、元気にやってるよ、望緒も元気だった?と返します。
会話が噛みあってない事に気付いた望緒は、旦那さんと何かあった?また暴力?と尋ねます。
うん、と返す優美に、もしかして傍で聞かれてる?と尋ねる望緒。
そう、優美は真横で旦那がこの電話を聞いている状態で過ごしていました。
優美のうん、という返しに望緒はわけがわからず、会って話さないかと誘います。
この間思ったんだけど玲子に相談してみたらどうかな、弁護士だからきっと力になってくれると思う。
そういうと優美は、出られないの、と小さく呟きます。
え…?家を出られないって事?と望緒が尋ねると、玲子も元気なの?会いたいわ、と返す優美。
いったい優美に何が起こってるのだろう、と思いつつ望緒は、どうすれば外に出られる?と尋ねます。
そこから出られたらあたしと玲子で優美を保護する、何か外出できる口実は無い?絶対助けるから!
望緒の優しい言葉に、優美の目尻には涙が滲みます。
ありがとう、でもいいのよ…原稿描いてたんだね、忙しかったんでしょ、という優美。
望緒は困惑しつつ、急に決まったから大変だったけどやっと来たチャンスだった、と話します。
不安もあったんだけど雨宮君が励ましてくれて、というと、雨宮君?と聞き返す優美。
え?何…もしかして望緒、雨宮くんとつきあってるとか…?と言われた望緒は慌てて否定します。
付き合っては無いんだけどこの間食事に誘ってくれて、それで仕事の事も話聞いて貰った、と話す望緒。
いつ頃?と聞く優美にクリスマス前…20日だったかな、と答えます。
そう、雨宮君同窓会の時から望緒の事気にしてるなって思ってたの、通りで奈々江が頑張っても振り向かないわけよね。
望緒はその言葉に照れつつ、そんなことより外出する口実を考えようと切り出します。
そうなの?そんな計画があるのね、という優美。思わず望緒がえ?と返します。
望緒の言葉など聞こえてないかのように、皆来るんでしょ?奈々江を偲ぶ会ならあたしも行きたいわと優美は答えるのでした。
愛しい嘘 優しい闇6話ネタバレ最新話確定!感想
あららあ、優美、不倫ですか…。
でも背景を考えると仕方ないのかもしれませんね…次回も楽しみです!
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