【前回のあらすじ】
奈々江には複数彼氏がいるのではないか、と言う玲子。
偶然町で会った奈々江に望緒は直に聞いて見ます。
案の定複数の異性と交際していた奈々江に望緒は注意をしますが…?
愛しい嘘 優しい闇3話ネタバレ最新話確定!
奈々江と険悪な空気になった所で、望緒の母が現れ、奈々江は望緒を避けるようにすっと店内に入っていきます。
あたしだってやりたい事が出来てる訳じゃない、だけど…あたしにはわからない。
望緒は一発逆転だなどという奈々江の言葉も、誰と何の勝負をしているの、と言う気持ちでいっぱいでした。
バイトをそんなに休めないから、と明日東京に戻ることを決めた望緒。
母はお見合いしないかと言う話しがあると言いますが、望緒はここに居てもこんな話ばっかだしと聞く耳を持ちません。
東京へ戻る荷物をまとめながら、秀一を描いたスケッチブックを持っていこうか悩む望緒。
しかしそこに秀一からの着信が入り、望緒は動揺しながら電話を取ります。
今井さんもう東京に帰って来てる?という秀一に、希望はううんまだ、明日帰ろうと思って…と答えます。
そうなんだ、じゃあさ、近い内に東京で食事でもしない?と言う秀一に、あれ本気だったの…?と望緒は狼狽えます。
2人でなのか、あの時皆でって話になってただろうか、記憶が混濁してしまっている望緒。
勘違いだったら恥ずかしいしどうしようと悩んだ末、じゃあ玲子にも都合聞いておこうか…?と返します。
え…玲子?本田さん?と返す秀一に、他に誘いたい人居る?多い方が楽しいかな?と望緒は尋ねます。
えっいや…うんじゃあ、本田さんにも聞いといて、と答える秀一に、やっぱ二人じゃなかったかとがっかりする望緒。
そういえばこの間奈々江とも会ったんだよね?タイムカプセルの携帯電話返してもらったんでしょ?と望緒は尋ねます。
ああそれが…彼女持ってくるの忘れちゃって、また次の機会に返してもらうことになったんだ。
そう聞いた望緒は、奈々江がまた会う約束をしたと言っていたのはそういう意味…?と気づきます。
きっとわざと忘れて行ったんだ、奈々江ならそれくらいの事をする…と考える望緒。
ひとまず秀一には都合が判ったら連絡する、と言って二人は電話を切ります。
なんか、奈々江の事でモヤモヤすんのバカバカしくなっちゃったな。
別に会おうと思わなければもう会う事も無いんだし、奈々江の好きにすればいい。
そんな小細工しなくても雨宮君はあたしを誘ってくれたし…そう思った時、わずかに望緒は微笑みました。
自分の変化に気付きは?何勝負してんの?これじゃ奈々江と同じじゃない、と思う望緒。
あたしは違う、雨宮君を条件で選んでる訳じゃないもの、と東京行きの荷物にスケッチブックを入れる望緒。
あたしは奈々江とは違うんだから…そう心に決めた頃、奈々江もまた、秀一の携帯を覗きながら微笑んでいました。
東京に戻った望緒は、遂に秀一と会う日を迎えます。
同じ電車だった秀一に、改札で声を掛けられドキドキしてしまう望緒。
玲子はもう店に居るという事で、二人で店まで向かいますが、その道のりがまるでデートのように感じます。
静かで大人っぽい店の雰囲気や、馴染んでいる二人に気おくれ気味の望緒。
片や弁護士、片やIT企業社長の玲子と秀一の会話はキラキラしていて、この二人がお似合いでは…と望緒は思います。
今井さんの作品ってどこ載ってるの?読んでみたいな、俺少女漫画は疎いんだけど、と言う秀一。
望緒は同窓会から、聞かれるたび凹むのよ…と思ってしまいます。
どこにも載ってないの、なにも描いてないの!いっそ世界に向かって無職なのと叫んでしまいたい…と思う望緒。
すると玲子が、この子いま無職なの、後輩にネタパクられてアシスタントも辞めちゃったの、と話します。
れっ、玲子…という望緒に、言っちゃった方がすっきりするでしょ、と言う玲子。
しかし秀一は、ネタを盗まれたの?酷いね、と素直に受け入れてくれます。
しょうがないからって黙って辞めて来たっていうのよ、と玲子が言うと、それは出版社に言えないものなの?と言う秀一。
しかし望緒は、あたしのネタだって証拠はないし…と答え、りえに言われた台詞を思い浮かべていました。
望緒が作品に仕上げたのは、彼女の力だもの、と言うと、お人好しなんだからっと言う玲子。
あれ、優美からだわ、ちょっと外で話してくる、と言うと玲子は電話をするために外に向かいます。
何だろ、と望緒が思っていると、秀一が望緒に、今井さんは優しいよね、昔から、と言います。
昔から…?昔からそんな風に…?と顔が赤くなる望緒。
そこに玲子が戻って来たため、望緒は、優美なんだったの?と尋ねます。
黙ったままの玲子にもう一度玲子?と心配そうに名を呼ぶ望緒。
そしてこの後、玲子の口から切り出される言葉によって、一同は奈々江の訃報を知るのでした。
奈々江はつり橋から浅い川に落ち、頭を打って亡くなりました。
一緒に居たの優美で、ふたりは優美の車で渓谷に遊びに行っていたのです。
SNSに載せるためにつり橋の上で自撮りをしようとした奈々江はバランスを崩し、優美の目の前で落ちて行きました。
通夜に駆け付けた望緒は、俯く小さな背中に、優美、と声を掛けます。
優美は望緒の顔を見るなり号泣し、その後ろから奈々江の母が望緒に声をかけます。
よかったら顔を見てやって、と言われ、棺の中の奈々江を、顔は綺麗なままだったのよと見せる母。
なにやってんの奈々江、殺しても死ななそうだった癖に、もうあんたとは会うつもりなかったのよ。
なのに、こんな会い方ないでしょ、と奈々江の死に顔に言葉を失う望緒。
式の最中、望緒はふと何かを見つめ、玲子がその様子にどうしたの?と尋ねると、あ…ううん、と答える望緒。
出棺の際、顔色の悪い優美を秀一が心配し、望緒も帰れる?と尋ねます。
大丈夫、迎えに来てくれるから…と言うと、優美遅かったかな?待った?と優美の夫・正が現れます。
初めて旦那だと紹介された玲子と望緒、そこに優美の友達が声を掛けます。
あたしたちそろそろ帰るわ、また落ち着いたら会おうね、あっ旦那さんお久しぶりです!
そう言われ裕美は、うん、またねと答え、正は優美を気遣いながら車に連れて行きます。
相変わらず優しそうな旦那さんねーと話す優美の友達に、あの、お二人は優美の…?と尋ねる望緒。
二人は優美と奈々江の短大時代の友人で、二人も玲子と望緒が中学の同級生である事を奈々江から聞いていました。
奈々江とは今でも付き合いがあったんですか?と聞く望緒。
ふたりは昔ほどではないがたまに飲みに行ったり旅行したりしていた、と答えます。
優美の方は結婚してから余り遊べなくなった、とも。
あの、奈々江の彼氏って今日来てましたか?と望緒が尋ねると、不思議そうに彼氏…ですか?と聞く二人。
そして二人は奈々江には今、彼氏はいなかったと思う、と返します。
え?でもSNSに彼氏と食事してる写真とか…と望緒が言うと、あれは婚活アプリで知り合った人だと思う、と言う友人。
何人かと会ってたみたいだけどうまく行ってなかったんじゃないかな、と彼女は語ります。
奈々江って理想が高いっていうか収入とか重視だったんで、そういうのって相手にも伝わっちゃうでしょ?
そう言われ、ブランド物のプレゼントも載せてたからてっきり彼氏かなって…と望緒は返します。
望緒の言葉に二人は少し複雑な表情で顔を見合わせます。
死んだ人の事あまり言うのもあれだけど…SNSに載ってる靴とかバッグとか、あたしたちは見た事無いのよ。
今度見せてねって言ってもそのうちねってはぐらかされて…だからあれ嘘なんじゃないかなって。
昔はそんなことしなかったんだけどね、と二人は話します。
優美が結婚してからよ、奈々江って優美の事見下してたもん、と話す友人。
優美の旦那さんって警察官で実家もお金持ちらしくて、結婚式も盛大だったんです。
あれで奈々江にスイッチはいっちゃったのかなって…と語る二人。
たしかに同窓会でもなんかバチバチしてたけど…でもあの時はどっちかっていうと優美の方が…と思う望緒。
あれ?このハンカチ優美のじゃない?と玲子がハンカチを拾うと、望緒は駐車場まで裕美を探しに行きます。
彼氏の居るフリ、嘘のプレゼント、そんなに全部嘘で固めて奈々江、いったい何がしたかったの?
望緒は、奈々江の考えが解らず困惑していました。
駐車場で裕美を見つけ、声を掛けようとした望緒はその時、ただならぬ空気に思わず身を隠します。
余計な事言わなかっただろうな、俺の身内だから怪しまれずに帰してもらえたんだからな、と言う正。
面倒な事に巻き込まれないでくれ、お前は家でじっとしてればいいんだよ。
そう話す正の手は優美の首筋に掛けられていました。
泣きながらごめんなさい…と答える裕美を見て、望緒はその場に立ち尽くしてしまったのでした。
愛しい嘘 優しい闇3話ネタバレ最新話確定!感想
こっちはDVですかね…誰も幸せじゃないじゃん…。
玲子だけは幸せであってほしいですが…どうなんだろう。
次回も楽しみです!
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