【前回のあらすじ】
自殺として解決してしまった優美の死。
複雑な心境で葬儀に参列した望緒は、愛していたと泣き叫ぶ正に怒りをぶつけます。
あんたのせいで優美は死んだと言い放った望緒は…?
愛しい嘘 優しい闇10話ネタバレ最新話確定!
俺が…殺した…?と呆然とする正に、望緒は泣きながらあんたなんかと結婚しなきゃ優美は幸せになれたと怒鳴ります。
アンタが優美に暴力なんか振るわなきゃ…!と言う望緒に、なんですかあなた失礼な!と止めようとする正の母。
正も、こんなこと…俺は警察官だぞ、こんなことしてタダで済むと思うなよ!と吐き捨てます。
構いませんけどそちらも困ることになりますよ、私達優美さんの体に暴力を受けた跡があること知って居ます、と言う玲子。
証拠の写真も撮ってあると言うと、正は震え始め、俺は優美を愛してた!と言います。
大事にしてたのに、お前が…お前らがあんな会なんかに引っ張り出したから…と拳をわなわなと震わせる正。
俺と家に居れば優美は死ななくて済んだんだよ!お前のせいじゃないか!おまえのせいで優美は死んだんだ!
そう言って正は床に額をこすりつけ、大きな声を上げて泣き始めます。
お恥ずかしい所をお見せしてすみません、出棺まで外でお待ちください、と正の母に言われ、出ていく一同。
稜は望緒を心配しつつ、俺達も外に出ようと言って肩を抱いて外に出て行きます。
そんな望緒と稜の後ろ姿を、秀一はじっと見つめていました。
今井さん大丈夫?と言う秀一に、ごめんね、あたしのせいで変な感じになっちゃって、と言う望緒。
秀一はそんなのいいよ、ちょっとすっきりした、と言うと、稜も結構いいパンチでびっくりしたけどな、と返します。
そう言えばDVの証拠写真何て撮ってあったのか?と稜が尋ねると、あれは嘘よという玲子。
けれど、あの人たちも大事にはしたくないんじゃないか、と言います。
脅していたけれどあちらも後ろ暗いところがあるから、訴えてきたりはしないと思うわよ、家の名誉に関わるからね。
そう玲子が話す間、ずっと黙っている望緒に、玲子はアイツに言われた事気にしてるの?と心配します。
お前のせいで優美は死んだんだ、と言った正の声。
玲子はあんなの逆切れもいいとこよ、気にしちゃダメよ、と励まし、優美もうん…と返します。
深沢君お店の方は?大変だったでしょ?と玲子が言うと、稜はああ…と答えます。
現場検証とかな、しばらく警察が出入りしてたけど…何とか片付いて昨日から通常営業してるよ。
そう言われ、ならよかったけど…と言う玲子。
その後解散すると、秀一は望緒をアパートまでタクシーで送り届けます。
秀一はほんとに大丈夫?と心配するとまた連絡するよ、お祝いの食事会もまだだし、と話します。
…ってお祝いなんて気分じゃないか、落ち着いたら行こう、と言われ、望緒と秀一は別れます。
自宅に戻り、最後に貰った優美からの不在着信の履歴をじっとみつめる望緒。
この日、寝ないで漫画の原稿を描いていて居眠りしていたあの時。
少なくともあの時はまだ優美は自由に電話を掛ける事が出来たんだ。
優美にとっては外と連絡が取れる最後のチャンスだったかもしれない、とスマホを握りしめる望緒。
もしあの時電話に出て居れば、優美の話を聞けていたら、助けられたかもしれない。
いつでも電話してって、力になるからって言ったくせに、肝心な時に何もできなかった。
後悔の気持ちでいっぱいの望緒の瞳から大粒の涙が溢れます。
疲れた顔してるね、今井さん、お友達が亡くなったばかりだもんね、無理しないでね。
バイト先の店長の言葉に、素直にありがとうございますと返す望緒。
家に一人で居ても色々考えてしまうし、働いている方が気が紛れて良いと仕事に出て来ていました。
きゃっ、と言う声が聞こえ、文具売り場に駆けつける望緒。
どうかしましたか?と尋ねると、子供の母親が、子供がスタンプ台で遊んじゃって、と謝ります。
汚れた掌を、ちょっとおてて見せてくれるかな~と布巾片手に笑顔で振れる望緒。
しかし望緒はその赤く汚れた手のひらを見て、優美が血を吐いた時の死の光景がフラッシュバックします。
声にならない声を上げ、その場にうずくまってしまった望緒。
店長が異変に気付き、すぐに駆けつけると今日は早退していいよ、と声を掛けます。
体調悪いようならしばらく休んでもいいよ、シフトは何とかするから、と言われ、すみません…と言う望緒。
結局早退しても、一晩中眠れず、それどころか目を閉じると優美の顔が浮かんできます。
ネットニュースに、女性変死、自殺か?の文字を見つけ、たったこれだけ、と思う望緒。
後追いの記事も無い、地方の小さなニュースだもんね…ほんとに自殺なの?優美は何を考えて居たの?
何が解らないのかもわからない、と思う望緒。
すると、この飲食店って深沢ワイナリーだ、こわいね、と言う書き込みを見つけます。
記事の中で店名は書かれてなかったのに…地元の人なら判っちゃうか、と思わずベッドから起き上がる望緒。
コメントを見ると、店で自殺なんて恨みがあったのか、とか人が死んでる店って気持ち悪い、などの心無い書き込みが続きます。
その中には、この店無農薬栽培謳ってるのに農薬で亡くなってるのイメージダウンだよねというものまでありました。
稜の事が心配になり、携帯に連絡をしてみますが繋がらず、望緒は家の方に掛けてみます。
あら望緒ちゃんどうしたの?と稜の母が出ると、望緒はあ、おばさん…稜はと尋ねます。
ところが、祖父が危ない為病院に行っていると話す稜の母。
以前から心臓が悪かったものの、ここの所店の事が色々とあったため、心労が重なったといいます。
あれから稜の家はワイナリー見学や食事の予約が全部キャンセルとなり、いたずら電話まで掛けられていました。
こんなことになるならお店を貸さなきゃよかったわ、といわれ、言葉を失う望緒。
あ、変な事言ってごめんね、あたしも今から病院に行かなきゃいけないから…じゃあね、と慌てて通話を切る稜の母。
その夜、望緒は半ばヤケになって酒を空けます。
子供の頃から可愛がってくれた諒の祖父、稜の祖母が死んだとき、望緒の書いた絵を凄く喜んでくれた人です。
あたしが稜に店を貸してなんて言ったから、稜の家族にまで迷惑が…あたしのやったことってなんだったんだろう。
そう思うと、止め処なくぼろぼろと涙が溢れます。
秀一から電話が入って来るも、取らずに部屋で膝を抱えて過ごす望緒。
夜の10時を少し過ぎた頃、玄関のインターホンが鳴り、望緒は誰だろうとドアスコープを覗きます。
そこには秀一が立っており、思わずえ!?と体をのけぞらせる望緒。
秀一は今井さん?いるんでしょ?と言うと、望緒はどうして…と答えます。
電話でないし、折り返しも無かったし、この間元気なかったからちょっと心配になって。
居なきゃ居ないでいいかと思って来てみたんだ、大丈夫?ドア開けてくれない?という秀一。
望緒はだめ、御免、帰って今あたし会えるような顔じゃないの、気分も最悪だし何言いだすかもわからない、と言います。
こんなみっともないとこ見せたくないの、と言う望緒に、だから来たんだよ、と言う秀一。
そんなときに一人にしておけない、と言われ、優美は涙を滲ませながら扉を開けます。
その瞬間、秀一のマフラーに吐いてしまう望緒。
ああ最悪、やっぱドア開けなきゃよかった、という思いも虚しく、秀一に介抱される望緒。
ベッドに入れるまでにしてもらうと、秀一は望緒の手を握ります。
その温かさに、安心感を覚えた望緒は、久しぶりの眠りに就いたのでした。
一方その頃、稜は母が望緒に言った事を聞き、そんな事言ったのか!?と怒ります。
だってお母さんも苛々しててつい…と言う母を尻目に、すぐに望緒に電話を掛ける稜。
しかし、その着信を見た秀一は、着信音を消すと、着信履歴からも稜を消してしまいます。
望緒が目を覚ますと、眠る秀一が目に入り、ずっとついててくれたの?と気づきます。
直ぐに目を覚まし、ん…寝ちゃってた?ごめん、今井さんが眠ったら帰るつもりだったのに、と言う秀一。
あの、ごめんねこんな迷惑かけて…マフラーも、クリーニング代払うから…と言う望緒。
秀一は何言ってるの、そんなのいいよ、と笑うと、まだ少し顔色悪いね、と心配してみせます。
思わず泣きだす望緒に、どうしたの!?と秀一が慌てると、雨宮君が優しいから、と答える望緒。
秀一は望緒の頬に触れ、そっとキスをすると望緒もそれを受け入れます。
バイトにも復帰し、あの日秀一に言われた僕がいつでも君を守るから、と言う言葉を反芻する望緒。
思わず顔を赤くしていると、店長に今井さんにお客さんだよ、と言われ、振り返るとそこには正が立っていました。
休憩室に正を通し、良くこの店解りましたね、と望緒が言うと、あの時の関係者は皆勤務先も控えてあると答える正。
そっか、警察官だった、と思いつつ、あの…何の用ですか?仕事中なので手短にお願いします、と望緒は言います。
…あんた聞いてないか、と言われ、え?と返す望緒。
優美には他に男がいたんだ、と言われ、望緒は思わずその場で硬直してしまうのでした。
愛しい嘘 優しい闇10話ネタバレ最新話確定!感想
正が来るの不穏ですね…何もないと良いですが。
浮気の件を聞いて望緒はどう思うのでしょう…うーん。
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