- ながれで如月と久山を手伝うことになった八虎は、学校の外にある建物でフジさんという女性に出会います。
- その女性は、”ノーマークス”代表不二桐緒という人でした。
- 「ノーマークス」とは反権威主義芸術集団でした。
- はじめは怪しい人たちの集まりに・・・マルチ、宗教、ルームシェア、大学生・・・など色々想像して若干引き気味の八虎でしたが、作業が終わる頃には段々と警戒心も解かれていってしまう八虎。
- 結局泊まっていくことになった八虎は、昔からここに住んでるみたいにみんな優しすぎるなぁと居心地の良さを感じます。
- 「ノーマークス」のルールは、”ノーマークス”は出入り自由、寝泊まり自由・・・代わりに何か一つ置いていくこと、だと教えられます。
- それから、アートの歴史や美術館についてフジさんの話を聞いていた八虎は素直に感心します。
- そんなこんなで八虎は”ノーマークス”のイベントに参加することにしたのですが、イベントは全く楽しめませんでした。
- 会場の外に避難した八虎のもとにいきなりフジさんが現れます。
- 話の流れで八虎の絵をフジさん見せることになったのですが、八虎の絵を見たフジさんは八虎の絵を知っていました。
- 公開講評を見に行ったというフジさんに、55人の中で印象に残ってると思ってなかったから嬉しい!と言う八虎。
- しかし、フジさんは年間200ほど展示を見にいくのでその中の覚えてる一枚でしたよと返します。
- そして、学校で見かけられなくなる八虎は”ノーマークス”に入り浸っているようなのでした・・・!
前回の内容を忘れてしまったという方は、ぜひこちらの記事をお読みください。

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目次
ブルーピリオド52話ネタバレ最新話確定!「ノーマークス」に入り浸る八虎・・・人たらし不二桐緒の沼にはまっていく・・・!
二週間
すっかり「ノーマークス」に入り浸る八虎。
みんなで食卓を囲みながら世間話をする八虎の姿は、完全に「ノーマークス」に溶け込んでいるように見えます。
八虎は、一年生の時に講評を飛ばされた話をみんなにしています。
その事に対してみんな思い思いの批判をします。
そんな中フジさんだけはしっかりとした理屈と理由を話して正論を述べた上で教授側の落ち度を指摘します。
またまたフジさんの話がど真ん中に刺さった様子の八虎。
こんな様子で居心地のいい「ノーマークス」に入り浸っている八虎は、もう二週間も学校に行っていませんでした。
「ノーマークス」の人たち
「ノーマークス」に出入りしている人たちは、髪がふわふわのアフロみたいな髪型で声が可愛い仰木(おうぎ)さんにその仰木さんの彼氏であるカメラマンの浜木さん。
喋り方はきつめだけど特撮オタクらしい鷹田さんに料理上手で年に3回インドに行っている茄子さん。
そして、「ノーマークス」の代表のフジさん。
フジさんは、一見変な人ですが博識でカリスマ性があります。
最初はたまたま手伝いできただけの八虎でしたが、画集や資料が山ほどある環境と「ノーマークス」に集まっている人たちが基本穏やかで優しかったことでどんどん警戒心がなくなっていきました。
八虎は本来・・・「ノーマークス」のシェアハウス的は空気は得意じゃなかったはずです。
「ノーマークス」の資金繰りは、ほとんどが代表のフジさんの作品による収入と「ノーマークス」を出入りしている人たちのお布施で成り立っています。
一泊するごとになんでもいいので何か一つ置いていくことが決められています。
「ノーマークス」では、基本雑魚寝で制作している人もいればバケツプリンとか動画配信者みたいなことをしている人もいます。
そして、一番多いのが「ノーマークス」に集まっている人同士で話すこと・・・「ノーマークス」の人たちはみんなよく喋ります。
八虎が二週間「ノーマークス」に入り浸ってわかったことは、フジさんは頭が良くて、マイペースで・・・自分の意見は一切曲げないのに相手の心にチューニングするのが天才的にうまいということです。
フジさんともっと話したいと感じる八虎。
八虎の視線に気づいたフジさんは、八虎に本を投げて寄越します。
次来た時にその本の感想を聞かせてくださいと言うフジさん・・・。
久山
「ノーマークス」を出た八虎は、電車で学校に向います。
その電車で久山と一緒になる八虎・・・久山は、八虎がこんなに「ノーマークス」を気にってくれると思わなかったと話し出します。
八虎が、画集とかあるし···と当たり障りない返しをしていると、久山が少し間を置いてから「来週退学届けを出そうと思ってる」と告白します。
!!?
退学届と聞いてかなり驚く八虎。
久山は、俯きながら初めて人に言ったと続けます。
それから久山は、退学した方がいい理由を上げ連ねます。
なんだか大学を辞めるために理由を探しているかの様です。
久山は、八虎にも決めるなら早くした方がいいよと言ってきました・・・。
選ぶ
久しぶりに学校にきた八虎・・・みんなの課題制作が進んでいるのを見て少し焦ります。
教室には、課題の制作作業を進めていた世田介と岡本がいました。
岡本は八虎の姿を見つけて久しぶりーと声をかけてくれましたが、世田介は一瞥しただけでした。
なんとなく形だけでも決めとこうと課題に取り掛かろうとする八虎でしたが、さっきの電車での久山の言葉が頭をよぎります・・・。
しかし、八虎には大学を辞めるほどの決意があるわけではありません。
なぜなら、大学に通っていてもノーマークスには出入りできるからです。
「選べる」、「選ぶ」、「選択」ということは贅沢で面倒で大変なことです・・・。
課題のプリントとフジさんにすすめられた本を目の前に並べて、どちらにしようかと悩む八虎。
誰かが全部その時々で必要なものや正解を考えて人生の選択をしてくれれば、自分で責任をおわなくてもいいので楽です。
結局、フジさんにすすめられた本を手に取った八虎は、ページの途中に挟まっていたDMを見つけます。
個展
次にフジさんに会う時にもっと話せることが増えたらいいなと思って、そのDMの個展に行ってみることにする八虎。
八虎は勢いで個展に来てしまったことを少し後悔しますが、最作者の人に声をかけられて話しを聞くことになります。
その作者は独学で絵を描いていると言い、しかも中学3年の時の美術の成績は「1」だったと言います。
八虎と作者が話していると、そこに別の人がやってきます。
犬飼先生
なんとその人は犬飼先生で、何を見てきてくれたのかと聞かれた犬飼先生は特に若い人の個展には行くようにしていると言います。
犬飼先生の姿にビビる八虎でしたが、自分に気づかれていないと分かって少し落ち着きます。
犬飼先生も若い人の個展とかに行くんだ・・・と思って、少し見る目が変わるかもと考える八虎。
犬飼先生は、作者の人にどこの美大を出ているのかと質問をします。
美大は出ていなくて独学ですと答える作者に、そうだと思ったと返す犬飼先生。
モヤモヤ
個展の後、久しぶりに自宅に帰った八虎の顔はうかない表情です。
部屋に入ってフジさんに借りた本を開いた八虎は、さっきの出来事を思い出していました。
作品が良ければそれでよくないか・・・大学を聞く必要があったのか・・・とモヤモヤする八虎。
以前は、自分が大学生って嘘をついてるみたいできつかった八虎ですが、今は大学に行く意味がわからなくなってきてキツくなります。
美術楽しい
そしてまた「ノーマークス」のフジさんのもとを訪れる八虎。
本を読み終わった八虎は、フジさんにわからない部分があったと質問をします。
小難しいことを噛み砕いて分かりやすくシンプルにして説明してくれるフジさん。
フジさんの説明を聞いて、今更以前教授に言われた質問の意味を理解した八虎。
八虎は、次の課題についてフジさんから意見をもらうことにします。
フジさんと話していると自分が美術が大好きかもと錯覚させられる八虎。
八虎は、でもそれは多分フジさんの美術好きに影響されているだけで・・・自分も美術好きでいる限りフジさんと話ができると考えます。
なんだか、フジさんという人と話したいがためだけに美術に関わるというような・・・本末転倒な感じになってきています。
去っていく久山
フジさんと二人で話してすごく楽しい気持ちになっている八虎。
ガタン・・・。
入口の方で物音がします。
入口の方にいたのは久山で、ちょうど部屋を出て行こうとしているところの様でした。
久山の姿に気づいた八虎は、電車で話した時の・・・と久山に近づいていき声をかけます。
しかし、久山は八虎の言葉を遮るように「あのさ」と言うと、八虎に背を向けたまま自分はもうここには二度とこないからと言います。
そして、あんなにフジさんに心酔していた様子だった久山は、そのまま部屋を出ていくのでした・・・。
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ブルーピリオド52話ネタバレ最新話確定!「ノーマークス」に入り浸る八虎・・・人たらし不二桐緒の沼にはまっていく・・・!の感想
フジさんみたいな人はなんだか苦手です・・・怖い・・・!!
八虎がはまり込んでいっている姿が見てられないです。
人生何事も経験ですが・・・八虎にあんまり悪いことが起こらないといいなぁと思います・・・。
次回も楽しみですね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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